誰に似たのかしら?

数年前の今ごろの時期だったと思う。

娘の家庭教師と話をしなければならなかった。

先生の前に娘と管理人が座った。

たぶん大切な話だったのだろうと思うが

あまり覚えていない。

覚えているのは

娘に肘鉄で起こされたこと。

実は管理人睡眠不足がかなり貯まっていて

座った途端睡魔

「これはいかん!!」と一生懸命目を開こうとして

たぶん想像するに

先生の方を白めで眼をつけていた状態だったのではないかと。。。。

先生の顔が管理人に釘づけになり

娘はその異変に気が付き

隣を見るとそこには・・・

白目をぴくぴくさせた母が居た訳です。

後から娘は「信じられない!」と嘆いたのですがね。

管理人はいいました。

『先生はそんな病気だと思ったから大丈夫よ。

よくあるよ。そんな病気。あるある。

ママも見たことあるもの』と言ってのけた。

娘は疑っていた。

その後家庭教師より

「娘が勉強中に居眠りをする」という報告が入り

娘をさんざ叱ったあと

先生に失礼だし

本人の勉強する姿勢が見えないと

家庭教師はお断りすることにした。

「いったい貴女は誰に似たのかしら?」と娘に言うと

しょぼんとした娘が急に強気になって

「ママに決まってるじゃない!」と言った。

ふたりで目を見合わせ大笑いした。

そして母は思った。

母の不出来はそれなりに娘を救っているんじゃないかって。

睡魔に勝てる魅力あるもの

そんなものの方が大事だよね。

きょうの管理人はこのあとの会議が危ない。

白目になるのは

どうしても目を開いていなくてはいけないと強く思う心がそうさせるので

この責任感をちょっとくらい認めてほしいところでもある。

と思う管理人でした。

 

 

 

 

 

 

 

 

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