© 暮里千恵子
たそがれ 西條八十
唄を忘れた
金糸雀は
赤い緒紐でくるくると
いましめられて
砂の上
・・・・・・
有名なカナリアと同時期に書いた詩みたいですね~
続きが割愛されているみたいですが
絵にとってはここまでで十分
それにしても
ちょっとエス度がアップされております?
本当に童謡?
本当に子供向け?
西條八十って・・・ちょっと
うちに秘めたものが・・・なのかしら
というわけで
カナリアの詩ものせませう
・・・・・・・・・
カナリア 西條八十
唄を忘れたカナリアは うしろの山に捨てましょか
いえいえ それはなりませぬ
唄をわすれたカナリアは 背戸の小藪に埋めましょか
いえいえ それはなりませぬ
唄を忘れたカナリアは 柳の鞭でぶちましょか
いえいえ それはかわいそう
唄を忘れたカナリアは 象牙の船に銀の櫂
月夜の海に浮かべれば
忘れた唄を思い出す
・・・・・・
これなら子供も
泣きませぬ