Diary of Caviargirl

ホラー、ゾンビ、チェコ、虫、ヤドカリ、コマ撮り、ピンクな物事…キャビアガールの好奇心日記。

シアターN最後の日

2012-12-11 01:08:42 | movie

もう12月…仕事でもプライベートでもやるべきこと&やりたいことが山盛りでそわそわしてます。
このままいくとブログ更新せずに年越ししちゃいそう…それはちと悲しい…ということで、なんとか気合い入れて更新です。

前回のブログ記事を読んでくださった脚本のアサダアツシさんにお声がけいただいて、
アサダさんのUstream番組「映画の話で帰れない二人」に出演させていただきました。
シアターN閉館日前日の12/1に、シアターNで観た映画とホラー映画についてしゃべらせていただきましたよ。
アーカイブで観ることもできますので、もしご興味ある方いらしたら、ぜひ↓
http://www.ustream.tv/recorded/27408404 
面白いしゃべりをする自信がなかったので、ビジュアルで何とかこうにかキャッチを作ろうと胸元盛ってます。すみません。(親に怒られそう)

アサダさんとは、いままでツイッター上で1回レスをいただいたことがあるくらいで、全くの初対面。
この番組、初対面の人たちが会って10分そこそこで映画の話で盛り上がれるのか、という実験でもあるみたいです。 
いままでのゲストも、森下くるみさん、花くまゆうさくさんから一級建築士の方、ゲーム業界の方まで様々。幅広い職業の人たちの偏愛映画の話が聞けます。 
まだ私は全然勉強不足ですが、いつか映画やホラー映画のことを仕事につなげていきたい、と改めて思いました。




そして、シアターN渋谷の最終日、もちろん行って参りました。
朝10時頃から劇場前に並び、『トールマン』の最終回の整理番号1番ゲット!
開館時間までには、階段下まで行列ができていました。
最近はめったに日曜日に撮影が入ることなどないのですが、ちょうどこの日ピンポイントで午前中から夕方撮影が入ってしまったので、整理番号をもらったら、即行スタジオへGO!
夜の開場時間に合わせて戻ってきました。
戻ってくると、劇場前は人で溢れていて、『カルフォルニア・ドールズ』の最終回はどうやら立ち見が出ている模様。

『トールマン』最終回の上映前には、支配人より「これが正真正銘の最後の上映です」という短い挨拶があり、上映開始。私、この時点ですでに涙目。
『トールマン』は初日に一度観ていたので2回目の鑑賞だったのですが、ラストに向かうにつれてそれまで見えなかった裏側の世界が立ち上がってくるという物語の性質上、1回目とはまた違った目線で楽しむことができました。
最後のジョデルちゃんに、また涙。

上映が終わった後も、たくさんの人が立ち去ることなく劇場を出たところで溜まり、撮影をし、もう明日から見ることができない劇場の様子を目に焼き付け、スタッフの一挙一動を見守っていました。
観客が全て外に出て、スタッフが勢揃いしたところで、支配人から閉館の挨拶が。
「シアターN渋谷、閉館です!」の言葉に、観客から盛大な拍手と「ありがとうございました!」の声が巻き起こり、私は泣くつもりなかったのに、こみ上げてこみ上げて…気づいたら、恥ずかしいほどに涙ぼろぼろ。
いつもと変わらぬ優しい笑顔を浮かべた支配人(落ち着き系イケメン)が、「もう、ほんとになんにもないですよ~」「明日には、もうサッパリ忘れちゃってください!」と観客を見送ってくださいました。

映画館にこんな感情を抱いたのははじめてでした。
もうシアターNに行くことはできなくなったけれど、私たちはシアターNを失ったわけではない。観た映画と共にずっと記憶の中に残り続けるのだと思います。

 


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