サムサッカー

こないだ、久しぶりに早く会社を出られたので、渋谷で『サムサッカー』観てきました。

マイク・ミルズは好きです。
以前買ったDVDに入っていた『The Architecture of Reassurance』の、アメリカ郊外の寂寥感とスウィートさの同居、すごく好きでした。
ミュージックビデオは、特集上映などでいくつか観たことが。どれも孤独感を可愛らしく描いた作品として印象に残っています。DVD化希望！

そんなマイクの初長編映画！
と楽しみに観に行ったのですが、観始めると、マイクうんぬんより、もうキアヌに釘付けでした・・・。


かっこよすぎて倒れそう。もうジョニデよりキアヌだね。
歯医者ってとこがまたいいんですよ。
長髪の東洋瞑想家もどき姿、短髪ぴっちりスーツ姿、ちょいやさぐれ姿、と３パターンのキアヌが楽しめるんですが、どれも素敵。
いい感じに年を重ねている感じがします。
キアヌみたいな歯医者がいたら困るね。行きたいけど、大口開けたアホ面見られるのはいやだから。

映画自体はというと、不安を抱えた人々が、悩みながらもちょっとずつ自分を変えていく姿を綴った、繊細な作品でした。画面から愛が感じられてよい。不器用な人たちの不器用な人生が愛らしい。ときおりマイク特有の説教臭さがちょこっと出ていたけど、まあ許容範囲内です。
ラスト近く、父親の「やっとお前に慣れたのに・・・」という一言に胸を掴まれてしまい、涙が。主人公の弟もよかったです。

最後はとても開放感があり、気持ちが良い。
音楽も良かったので、サントラ買おうかしら。