今年に入ってから、ゾンビ色の薄い生活を送っていたのですが、
このあいだの週末はゾンビにたくさん触れられました☆
土曜日は『キツツキと雨』を新宿で鑑賞。
ゾンビ映画ではありませんが、ゾンビ映画の監督(小栗旬)と、ひょんなことからその撮影に協力するはめになる木こりさん(役所広司)のお話。
前から良いという評判は聞いていたのですが、ほんとうにいい映画でした。
なかなか周りに自分の意見を言えない弱気な監督の姿に、雑誌撮影時の自分の姿を重ねてしまい、胸が痛くなったり。
「やるの?やらないの?」「OK?OKじゃないの?」ってスタッフに迫られて“うぅっ…”ってなるとことか、すごくよくわかる。
あと、「コレやると撮影が上手くいかない」っていう変なジンクスに囚われてるとこも。
しかし、こういう物語の中にゾンビはほんといい感じでハマりますねえ。
他のモンスターと違い人型なので顔をメイクするだけで即効でらしく見える、そんなに演技力もいらず素人でもできる、大量にいたほうが見栄えがする、どこか間抜けで可愛い…ホラー映画以外でもいい“素材”として機能する、ゾンビの魅力を再確認しました。
日曜日の朝はフランク・ダラボン製作の話題のTVシリーズ『ウォーキング・デッド』DVD1巻を観ました。
タイトル通り、ゾンビによって文明が滅びつつある世界での人間模様を描いたTVシリーズ。
TVとは思えないスケールで、ゾンビのメイクも力が入りまくりで、大変楽しいです。
ゾンビの体数も多いので、引きの画になったとき美しい!
私、ゾンビ映画の引きの画って大好きなのです。
「ああ、世界は滅びて、ゾンビに埋め尽くされたんだ…」っていうのがうわーっと伝わってくるから。滅びゆく世界の美しさ。
そして、最初っから人間関係もドロドロしてきそうな予感たっぷりで、ストーリー面でも期待できそう。
引き続き観てみようと思います。
午後は、シアターNで『ゾンビ大陸 アフリカン』鑑賞。
乾いたアフリカの大地を、コットン100%な感じの服をまとったゾンビたちが闊歩する、超アースカラーなゾンビ映画。ゾンビたちはほぼ皆ブラックです。
ストーリーはいたってシンプル。
なんだけど、最後のオチを含め、「えっ?」って感じの展開がサラッとぶち込まれているので、たまにびっくりさせられます。
ときには、こちらがあきれるほどご都合主義で済ませる潔さが、逆に気持ちいい。
上手いなと思ったのは、登場人物たちのゾンビとの距離のとり方、間合いの計り方です。
ゾンビは、基本歩くのがのろい(ロメロ型ゾンビの場合ですが)。
だから、距離があれば、そして、一度に大量に向かってこなければ、やり過ごせる可能性が高いんですね。
そのあたりの、どう間合いをとるか、逃げるのか戦うのかという緊張感が、ゾンビ映画の面白さでもあるんです。
観ながら、「この距離だったらOKかな」「この人数だったら逃げれるかな」など、常に登場人物たちと一緒に考えさせられている自分に気づきました。
まあ、ちょっと余裕持ち過ぎなところもありましたけど(車のメンテ中は気をつけないと!)…あの状況に慣れたら、自分もあのくらい余裕もっちゃうかも?と思いました。
あと、エンドロールの、ブルキナファソのゾンビエキストラ名の大量さに、ちょっとウケた。同じ苗字の人がズラッと並んでいたのは、家族で参加とかだったのかしら。
で、締めに『アイアムアヒーロー』の8巻読みました。
花沢さんの描くゾンビは、狂い度がハンパなくて、ほんとこわい!
アフリカンゾンビより全然こわい!
やっぱ、日本のホラーって生理的嫌悪感のレベルがアメリカ映画と全然違うと思うのだけど、それは私が日本人だからなのかな。
あ、それと、最後にいっこ付けたし。
先週末高円寺で観た、福原充則さん&富岡晃一郎さんによるベッド&メイキングスの第一回公演『墓場、女子高生』にも、ある意味ゾンビなものがちらりと登場してました。
このお芝居、すごく良かったです!
女子高生たちの創作ゲームの楽しさ、歌の入るタイミングの絶妙さ、哀しさをはらんだ笑い、はかないキラメキ、女子高生たちの純粋さと凛々しさ…いろいろな瞬間にハッと胸を突かれました。
「っていう、歌!」っていうはぐらかし、私も使ってみたい。
次回公演も楽しみです。
このあいだの週末はゾンビにたくさん触れられました☆
土曜日は『キツツキと雨』を新宿で鑑賞。
ゾンビ映画ではありませんが、ゾンビ映画の監督(小栗旬)と、ひょんなことからその撮影に協力するはめになる木こりさん(役所広司)のお話。
前から良いという評判は聞いていたのですが、ほんとうにいい映画でした。
なかなか周りに自分の意見を言えない弱気な監督の姿に、雑誌撮影時の自分の姿を重ねてしまい、胸が痛くなったり。
「やるの?やらないの?」「OK?OKじゃないの?」ってスタッフに迫られて“うぅっ…”ってなるとことか、すごくよくわかる。
あと、「コレやると撮影が上手くいかない」っていう変なジンクスに囚われてるとこも。
しかし、こういう物語の中にゾンビはほんといい感じでハマりますねえ。
他のモンスターと違い人型なので顔をメイクするだけで即効でらしく見える、そんなに演技力もいらず素人でもできる、大量にいたほうが見栄えがする、どこか間抜けで可愛い…ホラー映画以外でもいい“素材”として機能する、ゾンビの魅力を再確認しました。
日曜日の朝はフランク・ダラボン製作の話題のTVシリーズ『ウォーキング・デッド』DVD1巻を観ました。
タイトル通り、ゾンビによって文明が滅びつつある世界での人間模様を描いたTVシリーズ。
TVとは思えないスケールで、ゾンビのメイクも力が入りまくりで、大変楽しいです。
ゾンビの体数も多いので、引きの画になったとき美しい!
私、ゾンビ映画の引きの画って大好きなのです。
「ああ、世界は滅びて、ゾンビに埋め尽くされたんだ…」っていうのがうわーっと伝わってくるから。滅びゆく世界の美しさ。
そして、最初っから人間関係もドロドロしてきそうな予感たっぷりで、ストーリー面でも期待できそう。
引き続き観てみようと思います。
午後は、シアターNで『ゾンビ大陸 アフリカン』鑑賞。
乾いたアフリカの大地を、コットン100%な感じの服をまとったゾンビたちが闊歩する、超アースカラーなゾンビ映画。ゾンビたちはほぼ皆ブラックです。
ストーリーはいたってシンプル。
なんだけど、最後のオチを含め、「えっ?」って感じの展開がサラッとぶち込まれているので、たまにびっくりさせられます。
ときには、こちらがあきれるほどご都合主義で済ませる潔さが、逆に気持ちいい。
上手いなと思ったのは、登場人物たちのゾンビとの距離のとり方、間合いの計り方です。
ゾンビは、基本歩くのがのろい(ロメロ型ゾンビの場合ですが)。
だから、距離があれば、そして、一度に大量に向かってこなければ、やり過ごせる可能性が高いんですね。
そのあたりの、どう間合いをとるか、逃げるのか戦うのかという緊張感が、ゾンビ映画の面白さでもあるんです。
観ながら、「この距離だったらOKかな」「この人数だったら逃げれるかな」など、常に登場人物たちと一緒に考えさせられている自分に気づきました。
まあ、ちょっと余裕持ち過ぎなところもありましたけど(車のメンテ中は気をつけないと!)…あの状況に慣れたら、自分もあのくらい余裕もっちゃうかも?と思いました。
あと、エンドロールの、ブルキナファソのゾンビエキストラ名の大量さに、ちょっとウケた。同じ苗字の人がズラッと並んでいたのは、家族で参加とかだったのかしら。
で、締めに『アイアムアヒーロー』の8巻読みました。
花沢さんの描くゾンビは、狂い度がハンパなくて、ほんとこわい!
アフリカンゾンビより全然こわい!
やっぱ、日本のホラーって生理的嫌悪感のレベルがアメリカ映画と全然違うと思うのだけど、それは私が日本人だからなのかな。
あ、それと、最後にいっこ付けたし。
先週末高円寺で観た、福原充則さん&富岡晃一郎さんによるベッド&メイキングスの第一回公演『墓場、女子高生』にも、ある意味ゾンビなものがちらりと登場してました。
このお芝居、すごく良かったです!
女子高生たちの創作ゲームの楽しさ、歌の入るタイミングの絶妙さ、哀しさをはらんだ笑い、はかないキラメキ、女子高生たちの純粋さと凛々しさ…いろいろな瞬間にハッと胸を突かれました。
「っていう、歌!」っていうはぐらかし、私も使ってみたい。
次回公演も楽しみです。