昨日は、圧力や気温の関係から、危ない位置がずれるという話をしましたが、そこから推測される一番危険な場所というのも、実は、自分の中ではある程度特定できています。今回は、そのお話です。

図は、東北の真ん中あたり~岩手・宮城あたりから、秋田・山形にかけて~を東西に切った時の断面図と考えてください。ユーラシアプレートの下に太平洋プレートが入りこんで来ている図のように考えてもらえればいいと思います。
現在、岩手沖や昨日の青森沖地震のように、太平側では、震源の深さ40~60キロ程度の地震が頻発しています。そして、実際のプレートの動きとしては、図に書いた矢印の方向に向かっているんですね。
ところが、これだけ押されているにも関わらず、その力の逃げ道になっている地震が比較的少ないんです。この力の逃げ道になっている地震が、秋田県内陸北部・南部での地震と推測しているのですが、これだとまだ規模が小さいのではないかと思っているんですよ。
そしてさらに、この力の逃げ道になっている地震が、少し、西にずれ始めていて、秋田県沖地震となっています。
それで、なぜ、このような状況になっているのか、ということを考えたときに、こういう構造を想定してみました。
まず、太平洋プレートがAの地点で、がっちり噛み合ってしまっていて、プレートを東から西に向かって押している。すると、B地点の上層部・下層部では、圧力がかかり温度上昇が起こっている。この圧力が限界に達したときに、A地点で大きな崩壊が起こるのが一つ。そして、もう一つは、このA地点よりやや圧力がかかって温度上昇している地点寄りの(図のC地点のあたり)上層部の崩壊が起こると予測しているんです。これが、気温上昇した地点とずれた位置で大きな地震起こるメカニズムです。
それで、まず、温度上昇から確認していきますが、実は、今年、イカが極端な不漁なんですよ。そして、日本海の調査を行っているところの報告では、どうやら、日本海では、極端な海水温上昇が起きているようなんです。
要するに、今までは陸地で気温上昇が起きていたため、温度上昇と地震の関係をとらえやすかったのですが、今回は深海で起きているため、それが確認しずらいのではないか、と考えています。ちなみに、日本海の海水温上昇が起きた場合、大気が日本海上空で水蒸気を大量に含むことになりますから、そうなると、日本海側の都市での積雪量が増えるのではないか、と予測しています。要するに、この積雪量の増加が起きたら、間違いなく「海水温上昇」ですね。
さらに、太平洋岸では、地震頻発していると書きましたが、これは、図のA地点の東側で起きている地震ということになります。A地点の東側にあたるプレートの少し根本近くの部分で地震が起きやすくなっているということは、A地点が西の方向に向かって、大きくずれ始めているということになります。
そして、秋田県で地震が頻発し始めていますし、それが北海道の胆振地方でも起き始めていますから、そろそろ圧力が限界にきているのではないかと推測しているんです。
となると、次に大きな地震が起こる可能性があるのは、北海道から東北にかけての日本海側。奥尻から秋田・山形の下部から、沿岸において起きる可能性があるのでは、と思っているんですよ。そして、ここで地震が起きて、太平洋プレートが大きく動くと、気象庁が発表した、北海道の太平洋沿岸で地震が起こる可能性が高まるのではないか、ということなんです。
そして、もう一か所、大きな地震の起こる可能性があるのは、フィリピン海プレートの接触面周辺。
これについては、また、次の機会に書きたいと思います。

図は、東北の真ん中あたり~岩手・宮城あたりから、秋田・山形にかけて~を東西に切った時の断面図と考えてください。ユーラシアプレートの下に太平洋プレートが入りこんで来ている図のように考えてもらえればいいと思います。
現在、岩手沖や昨日の青森沖地震のように、太平側では、震源の深さ40~60キロ程度の地震が頻発しています。そして、実際のプレートの動きとしては、図に書いた矢印の方向に向かっているんですね。
ところが、これだけ押されているにも関わらず、その力の逃げ道になっている地震が比較的少ないんです。この力の逃げ道になっている地震が、秋田県内陸北部・南部での地震と推測しているのですが、これだとまだ規模が小さいのではないかと思っているんですよ。
そしてさらに、この力の逃げ道になっている地震が、少し、西にずれ始めていて、秋田県沖地震となっています。
それで、なぜ、このような状況になっているのか、ということを考えたときに、こういう構造を想定してみました。
まず、太平洋プレートがAの地点で、がっちり噛み合ってしまっていて、プレートを東から西に向かって押している。すると、B地点の上層部・下層部では、圧力がかかり温度上昇が起こっている。この圧力が限界に達したときに、A地点で大きな崩壊が起こるのが一つ。そして、もう一つは、このA地点よりやや圧力がかかって温度上昇している地点寄りの(図のC地点のあたり)上層部の崩壊が起こると予測しているんです。これが、気温上昇した地点とずれた位置で大きな地震起こるメカニズムです。
それで、まず、温度上昇から確認していきますが、実は、今年、イカが極端な不漁なんですよ。そして、日本海の調査を行っているところの報告では、どうやら、日本海では、極端な海水温上昇が起きているようなんです。
要するに、今までは陸地で気温上昇が起きていたため、温度上昇と地震の関係をとらえやすかったのですが、今回は深海で起きているため、それが確認しずらいのではないか、と考えています。ちなみに、日本海の海水温上昇が起きた場合、大気が日本海上空で水蒸気を大量に含むことになりますから、そうなると、日本海側の都市での積雪量が増えるのではないか、と予測しています。要するに、この積雪量の増加が起きたら、間違いなく「海水温上昇」ですね。
さらに、太平洋岸では、地震頻発していると書きましたが、これは、図のA地点の東側で起きている地震ということになります。A地点の東側にあたるプレートの少し根本近くの部分で地震が起きやすくなっているということは、A地点が西の方向に向かって、大きくずれ始めているということになります。
そして、秋田県で地震が頻発し始めていますし、それが北海道の胆振地方でも起き始めていますから、そろそろ圧力が限界にきているのではないかと推測しているんです。
となると、次に大きな地震が起こる可能性があるのは、北海道から東北にかけての日本海側。奥尻から秋田・山形の下部から、沿岸において起きる可能性があるのでは、と思っているんですよ。そして、ここで地震が起きて、太平洋プレートが大きく動くと、気象庁が発表した、北海道の太平洋沿岸で地震が起こる可能性が高まるのではないか、ということなんです。
そして、もう一か所、大きな地震の起こる可能性があるのは、フィリピン海プレートの接触面周辺。
これについては、また、次の機会に書きたいと思います。