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地震の構造と+α いろいろ考えてみよう!

自分が、日ごろ思ったことを記録しておくブログです。今は「地球の構造と地震の関係」という内容です。

北海道より危ないのは、日本海側

2017-12-21 04:39:06 | 日記
 昨日は、圧力や気温の関係から、危ない位置がずれるという話をしましたが、そこから推測される一番危険な場所というのも、実は、自分の中ではある程度特定できています。今回は、そのお話です。


 図は、東北の真ん中あたり~岩手・宮城あたりから、秋田・山形にかけて~を東西に切った時の断面図と考えてください。ユーラシアプレートの下に太平洋プレートが入りこんで来ている図のように考えてもらえればいいと思います。

 現在、岩手沖や昨日の青森沖地震のように、太平側では、震源の深さ40~60キロ程度の地震が頻発しています。そして、実際のプレートの動きとしては、図に書いた矢印の方向に向かっているんですね。
 ところが、これだけ押されているにも関わらず、その力の逃げ道になっている地震が比較的少ないんです。この力の逃げ道になっている地震が、秋田県内陸北部・南部での地震と推測しているのですが、これだとまだ規模が小さいのではないかと思っているんですよ。
 そしてさらに、この力の逃げ道になっている地震が、少し、西にずれ始めていて、秋田県沖地震となっています。

 それで、なぜ、このような状況になっているのか、ということを考えたときに、こういう構造を想定してみました。
 まず、太平洋プレートがAの地点で、がっちり噛み合ってしまっていて、プレートを東から西に向かって押している。すると、B地点の上層部・下層部では、圧力がかかり温度上昇が起こっている。この圧力が限界に達したときに、A地点で大きな崩壊が起こるのが一つ。そして、もう一つは、このA地点よりやや圧力がかかって温度上昇している地点寄りの(図のC地点のあたり)上層部の崩壊が起こると予測しているんです。これが、気温上昇した地点とずれた位置で大きな地震起こるメカニズムです。

 それで、まず、温度上昇から確認していきますが、実は、今年、イカが極端な不漁なんですよ。そして、日本海の調査を行っているところの報告では、どうやら、日本海では、極端な海水温上昇が起きているようなんです。
 要するに、今までは陸地で気温上昇が起きていたため、温度上昇と地震の関係をとらえやすかったのですが、今回は深海で起きているため、それが確認しずらいのではないか、と考えています。ちなみに、日本海の海水温上昇が起きた場合、大気が日本海上空で水蒸気を大量に含むことになりますから、そうなると、日本海側の都市での積雪量が増えるのではないか、と予測しています。要するに、この積雪量の増加が起きたら、間違いなく「海水温上昇」ですね。

 さらに、太平洋岸では、地震頻発していると書きましたが、これは、図のA地点の東側で起きている地震ということになります。A地点の東側にあたるプレートの少し根本近くの部分で地震が起きやすくなっているということは、A地点が西の方向に向かって、大きくずれ始めているということになります。

 そして、秋田県で地震が頻発し始めていますし、それが北海道の胆振地方でも起き始めていますから、そろそろ圧力が限界にきているのではないかと推測しているんです。

 となると、次に大きな地震が起こる可能性があるのは、北海道から東北にかけての日本海側。奥尻から秋田・山形の下部から、沿岸において起きる可能性があるのでは、と思っているんですよ。そして、ここで地震が起きて、太平洋プレートが大きく動くと、気象庁が発表した、北海道の太平洋沿岸で地震が起こる可能性が高まるのではないか、ということなんです。

 そして、もう一か所、大きな地震の起こる可能性があるのは、フィリピン海プレートの接触面周辺。
 これについては、また、次の機会に書きたいと思います。
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周期説か~~

2017-12-20 05:22:13 | 日記
 昨日、発表になった地震予測。千島から北海道十勝沖にかけて、M9弱の地震が起こる可能性あり、というような発表でしたが、いまだに周期説ってどうなのかな、と思います。おまけに、確率で9%~40%っていう発表もあまり意味が無いような・・・要するに「起きるときには起きる」ということでしょうね。

 それで、起きる確率を聞いて、ただ単に不安に思うよりも、もっと確実な前兆があるので、それをお話しておきますが、実は、大きな地震が起こる前には、異常気象になるんです。
 東日本大震災のときには、その前年の釧路の夏の気温が異常に高くなり、大阪から来た人が「これなら、大阪にいる方がよかったんじゃない?」というくらい、過去に例のない高温現象が起きていました。ただ、読み違えたのは、釧路でこれだけの高温現象が起きているので、釧路の直下型の地震があるだろう、と思っていたら、三陸沖だった、ということなんですね。

 ちなみに、熊本地震の際も、自分は、四国の四万十方面注意、と言っていたんです。これも地震の前年、四万十方面が異常高温で、大きな地震の前兆ととらえていたんですが、やはり、そこからずれて、熊本で地震が起きました。

 ですから、これを教訓にして考えると、おそらく、異常高温現象が起きた場合、プレート同士のどこかの引っ掛かりが強くなっているのだろう~ただし、圧力がかかって高温になるのは、その引っかかっている部分から2~300キロメートル離れた位置になるのだろう~だから、異常高温が起きた場合、崩壊を起こすのは、その異常高温が起きたところから、2、300キロ離れたところになるのだろう。
 あとは、そのときの力の方向などを想定すると、地震が起きる場所が、ある程度限定することができるだろう、という考えでいるんです。
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ヤップ島近海でM5.7

2017-12-19 05:25:44 | 日記
 タイトルに書いたヤップ島とは、マリアナ海溝近くの島で、要するに、フィリピン海プレートと太平洋プレートの接点にあたる島です。ということは、まだまだ、フィリピン海プレートも太平洋プレートも動きがあるだろう、ということですね。

 実際に、昨日起きた地震も、フィリピン海プレートの接点にあたるところと、太平洋プレートの接点にあたるところの地震が多めです。
 そして、震源が北にずれてきているように思えるのが島根の地震。こうやって、少しずつ、震源の浅い地震が北・西の方にこれからずれていくと推測しています。
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小笠原で震源の深さ480キロ

2017-12-18 04:19:24 | 日記
 ほぼ、予想通りの地震が続いていますから、プレートの動きについては、大きく変わったところは無いようですね。

 フィリピン海プレートの動きに関しては、昨日、書いたように、小笠原諸島で、震源の深さ480キロの地震がありました。山梨の地震も、おそらくはフィリピン海プレートがらみと考えていいと思います。
 また、大阪の地震も続いているようです。

 それと合わせて、このブログを継続してみている方は、ご存知だと思いますが、一昨日でいうと、岩手沖の地震から、秋田県の内陸部の地震が連動しておきていますし、カムチャッカで地震が起きたときは、根室半島近辺で地震が起きるということもご存知だと思います。昨日、根室では2回、地震がありました。

 ただ、昨日の北海道上川の地震が、ちょっと想定範囲外でした。いつもだと、釧路や十勝方面で地震が起きてから起きるような地震なのですが、昨日は、その兆候なしに地震が起きています。
 ひょっとしたら、網走沖の地震が起きるようになってから、ちょっと北海道の北部方面の近くの構図が、少し変わってきているのかもしれません。
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インドネシアでM6.8

2017-12-17 04:46:20 | 日記
 インドネシアでM6.8の地震があったようです。予想では、太平洋プレートの動きによって、フィリピン海プレートが動いたため起きたのではないか、ということです。
 そして、もしも、この予想が正しければ、フィリピン海プレートがらみの地震が、日本でも起きるだろうということです。

 そうなると、以前も書きましたが、沖縄トラフから中国・四国地方・近畿地方・東海地方など、フィリピン海プレートとの接点になっているところは、注意が必要ということですね。特に、日頃地震が発生しているところは、地殻が弱いということですから、沖縄トラフ近海や四国周辺の周防灘・玄界灘などは、警戒が必要だとおもいます。
 また、小笠原諸島からマリアナ諸島にかけての地域で、震源の深い地震が起こる可能性もあります。

 それから、今回気になったのは、大阪の地震です。連続して起きていますから、以前書いていた和歌山北部方面の地震が、北西側に移動していったのはないかと考えています。
 もし、そうなっているのなら、大阪・神戸方面で規模の小さめの地震が少し続くかもしれません。この辺は、今後の様子を見ていって判断ですね。

 
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震源の深さ100キロ以上の地震が多くなっています

2017-12-16 05:17:07 | 日記
 ここしばらく、震源の深さが100キロ以上の地震が多くなっています。
 昨日は、東京湾と福島県会津の地震が100キロ以上の深さです。

 そして、これは、おそらくフィリピン海プレートと太平洋プレートの接点で起きている地震です。sらに言うと、海外で起きている地震は、太平洋プレートがらみのものが圧倒的に多く、日本の下部でも、太平洋プレートが動いて起きている地震、という可能性が高い。
 となると、今日の午前2時に起きた岩手県沖のM5.4の地震も、太平洋プレートの動きによるものだ、と考えられます。

 そして、もっと言うならば、震源の深さが100キロを超える地震が起きた場合、震源の深さ50キロ前後のところで、M5以上の地震が起きやすくなる、というのが、今までの傾向です。

 おそらくは、まだ、深い地震が起きてくると思いますので、そういう地震があった場合は、少し大きめの地震が太平洋沿岸地域~関東の内陸方面で起きやすくなる、と想定しておくといいのではないでしょうか。
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チリでもカムチャッカでも

2017-12-15 05:26:22 | 日記
 12日にチリ沖、14日にカムチャッカで地震があったようです。

 カムチャッカで地震があった場合、次に起こるのは、だいたい根室~北方領土方面。ですが、今回、着目していきたいのは、網走沖です。ここがどういう動きをするか、ということですね。

 また、大西洋で地震があったようです。M6.5。これも、今後どういう動きにつながるか、注意していきたいと思っています。
 ちなみに、以前、大西洋で地震があったときには、その後、中南米の地震が相次ぎました。
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再びイランでM6規模の地震

2017-12-14 05:40:39 | 日記
 地震がユーラシア大陸を横断し始めた、というような状況ですね。中央アジアでしばらく地震があったあと、今度は西アジアで地震が連発です。
 これ、ひょっとしたら、太平洋プレートの動きが連動していったというよりも、新たに、ユーラシア大陸の中央部で、地球プロミネンスのような現象が起きたのかもしれませんね。

 また、日本では、和歌山北部で起きていた地震が奈良まで広がりを見せているようです。

 それともう一つ。
 実は、釧路の郊外の道路で、東日本大震災前に、地形が隆起していたところがあって、東日本大震災後、元に戻っていたのですが、再び、隆起を始めています。大きめの地震が来る可能性が高くなってきたと思います。
 東日本大震災のときには、釧路は暖冬で、いわゆる地殻の圧力による熱が発生していたのですが、今のところは、その状況にはなっていません。ただし、今後、年が明けるくらいに「春の陽気が訪れました」というようなニュースがあったら、これは大ピンチだと思います。
 地震と合わせて、天気の情報もチェックしていきましょう。
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イランでM6規模、2回

2017-12-13 04:39:51 | 日記
 昨日の地震は、気象庁発表のものだと3つ。そのうち2つは、太平洋岸。一つは、熊本です。
 熊本の地震は、例の日向灘関連の地震ではないかと思われます。自分の予想としては、もう少し西寄りの有明海あたりではないかと思っていたのですが、少しずれた感じです。

 また、太平洋沿岸の地震では、今まであまり起きていない四国沖を震源とする地震が起きました。ということは、太平洋プレートの動きに押されて、フィリピン海プレートでも、今までと違う動きが発生しているかもしれません。今後の動きに注目ですね。

 さらに、イランでM6規模の大きな地震が2回あったようです。こういう海外の地震が起きた時に、日本の地震が少なくなる、という傾向もあるのではないか、と考えています。
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ついに秋田沖で地震が

2017-12-12 05:02:28 | 日記
 太平洋プレートが西側に入りこんできているため、震源の浅い地震が起きる場所が、徐々に北・西方向にずれてきている、という話で、日本海側で地震が起きると予測していました。そして、かなり前に、秋田県内陸北部・南部の地震があったときに、これが日本海方面にずれていくだろう、という話も書いていたのですが、それが、ついに来ました。
 秋田県沖、M3.7です。

 さらに言うと、今まで、択捉・国後や根室半島近辺で起きていた地震の、力の逃げどころとして、道東の内陸部あたりで地震があるのでは、と思っていたのですが、どうやら、これが網走で起きているようなんです。
 この地震については、今後、もう少し検証していかなければならないと思っているのですが、たぶん、最近の傾向として、連動型ではないかと思います。
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