地震の構造と+α いろいろ考えてみよう!

自分が、日ごろ思ったことを記録しておくブログです。今は「地球の構造と地震の関係」という内容です。

サハリン近海でM6.2 新潟上越で2回 佐賀北部で1回

2019-11-21 03:53:43 | 日記
 サハリン近海でM6.2の地震がありました。ただ、気象庁の発表はサハリン近海となっていますが、実際は、カムチャッカ半島の方に圧倒的に近い位置で起きています。カムチャッカ半島西方といった方が、たぶん、震源としてはピンときやすいと思います。そして、震源の深さは490キロ。かなり深い地震です。

 そして、このあたりで地震が起きると、千島列島や根室・釧路沖あたりに影響が出る、と今まで書いてきましたが、今回、動きがいつもとちょっと違うかもしれません。というのは、岩手県に直接影響が出てきているようで、震源の深さ50キロほどの中程度の深さの地震が、急に集中して起きています。ですから、今までのように、根室方面は気を付けていていほしいのですが、それと合わせて、青森県東方沖(浦河沖)から岩手県にかけても、注意していてほしいと思います。珍しいケースなので、ひょっとしたら、大きめになるかもしれません。

 その他の地震に関して、ちょっと特徴的なのは、日本海側で動いているということです。新潟県上越地方でM3.4とM3.0の2回、佐賀県北部でM2.9と、有感地震が日本海側によってきています。その他の有感地震は天草灘のM2.7だけで、これも、太平洋側ではなく、東シナ海側ですね。
 関東から西にかけては、細かな地震が頻発している状況で、それも、やはり、内陸から日本海側にかけて、まんべんなく起きている状況です。プレートの動きとしては、日本全体が下からゆっくりと押し上げられているような状況になっていると考えています。

 それで、細かな地震が集中しているところは、茨城の南部と栃木で、依然として、このあたりの動きは活発です。その他、細かな地震が密集しているところは、紀伊水道近辺、周防灘近辺、熊本の西方沖あたりになります。ただし、地盤の弱いところは、そこからやられていくと思いますので、フィリピン海プレートの動きが少しシフトしただけで、別の場所で有感地震が発生したりすると思います。
 ですから、集中しているところは、まず、注意をして、その他のところでも、起きるかもしれないと思っていてほしいと思います。
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