地震の構造と+α いろいろ考えてみよう!

自分が、日ごろ思ったことを記録しておくブログです。今は「地球の構造と地震の関係」という内容です。

福島の余震と日本の中期塊

2016-11-28 04:21:04 | 日記
 10月5日にアップした、日本の中期塊の図です。新たな図をアップできないので、以前にアップした図を元にお話ししていきますね。


 以前から、震源の深さ20~30キロの地震が出てくると危ない、というお話をしてきましたが、この深さの地震は、今の福島の余震の深さなんです。昨日は、一時的に余震がなかったのですが、また、余震が復活しはじめました。ひょっとすると、昨日は、陸地が揺れなかっただけで、地震がずっと起きていたのかもしれません。この辺の情報がほしいですね。
 ただ、それによって、今までの地震の見方に修正が必要なのではないか、ということなんです。

 今までは、中央構造線を中心にして、震源の浅い地震が起きていて、ここから徐々に崩壊が進んでいく、と予測していました。ところが、ここにきて、震源の深さで見ると、どうしても福島のほうが、危険度が高い、ということになります。
 となると、以前、図で紹介した中期塊の緑色の線の部分で先に大きな崩壊が起こるかもしれない、ということなんです。
 そして、この緑色の線も、ちょっと修正が必要です。西側の線が九州の西を通るように書かれていますが、このライン、今までの状況を見る限り、福岡から熊本に抜けるように入っているようなんです。そして、中央構造線から沖縄トラフに抜けていく線も、熊本から鹿児島に抜け、奄美大島方向に進んでいくラインになります。

 そして、福島の地震がこのまま続くようであれば、中央構造線よりも、こちらの緑色の線のほうが危なくなるのではないか、ということなんです。
 現在の福島の余震は、緯度が37.2度が中心。それに対し経度は141.1~141.6度と、横に広がりを見せているんです。ですから、この余震が陸地から離れて行ったり、逆に内陸部で起こるようになると、この緑色のラインに沿って、崩壊が進んで行く。そして、その後、ちょっと離れた、新潟沖であったり、福岡であったり、この緑色の線上で突発的に地震が起こる可能性もあるんです。
 ということで、もしも、今後、この緑色のライン上で地震が起きた場合、中央構造線より、こちらの中期塊ラインのほうが危険になった、と判断していいのではないか、と思っています。
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