ネコが帰る日だ。うろうろと家中を歩き回り階段を上り下りしている。ようやく慣れたと思う頃に帰る日になった。今朝も一階に下りてきていて「ミャアミャア」と鳴いていた。夜中にも自分の寝床から抜け出し、私の所に偵察に来ていた。しばし遊んでいるうちにまた飼い主の所にお帰りとなった。
猫にとっては嗅ぎ慣れた匂いの所へ戻るという習性があるのだろう。さて、こうしたネコの習性を考えていると、かつて我が家にいた飼い猫「カプチーノ」のことを思い出す。足はケガして金属の棒が入っている不自由ネコだったが階段の上り下りは結構なスピードで駆けていた。飼い主に抱っこされるが私にはイヤイヤしながらも膝の間に静かに入っていた。優先順位は二番目なのだろう。そんなことを思い出した連休最終日の朝のことだった。カプチーノよ今はっどこでどうしているだろう?