今夜いよいよ五輪の開会式が始まる。ここに至るまで延期の一年、そしてコロナ禍や大会関係者の発言が「ポロポロ」と漏れてなんとも不甲斐ない、人権意識の欠如が露呈する事態となっている。こうした事態招来はネットの力が大きい。誰でもが発言、自分の意思を表明する手段、意見を開陳する自由とでもいうのだろうか、ある意味、健全だが、それがプレッシャーにもなり判断が揺れるケースも出てくる。
今回は「開会式のタレント」の容姿を侮辱したり、障碍者へのいじめ、ユダヤ人虐殺をお笑いネタにするなど、とても並の人間が発言するようなことではない。外面を気にする日本人、今夜の開会式ではどんなトーンで報道や中継がされるのか、耳を澄まし、目を見開いてみよう。それにしても、ドタバタ劇、組織委員会の人心掌握術も再度点検する必要がありそう。オリンピック後も引き続きこの問題を課題に挙げ議論してほしい。
