茶の葉の声に耳を澄まして    Tea-literacy

数千年にわたる茶と人とのかかわりに思いを馳せ、今、目の前にある茶の声に耳を傾ける
お茶にできること、お茶の可能性とは

食べていい?

2009年06月05日 | Weblog
小学3年生の生活科で
ホットプレートでお茶を作ろう!と
解凍した茶葉を使って
1時間かけてお茶作りをしました
休み時間のうちから覗きに来ては
「早くお茶作りた~い」と
意欲満々

冷たい茶葉を触りながら
「草のにおいがする~
 食べていい?」
ホットプレートの上の茶葉を
菜箸で炒め(?)ながら
「お茶のにおいだ~
 もう食べていい?」
手でぎゅうぎゅうもみながら
手にまとわりつく茶葉を
「ぺたぺたしてる~
 食べていい?」
なんてすばらしい好奇心

「先生は手で触って熱くないの?
 僕も触りたい」
熱いけど我慢しているの
お茶の水分の量が知りたいから
手で触らないとわからないのよ
なんて言っても
「じゃあ、僕も我慢するから
 さわっていい?」
そんな真摯な目で見つめられては
よし!やってみろ!
と、こちらも勇気をだしちゃいます
水道のお水を出して
あちっと思ったらすぐ
水に手をつけるんだよ

とってもお互い緊張~
そおっとホットプレートの中の茶葉を握る
「葉っぱ、すごい熱い!」
「手、すごいいいにおい!」
みんなでクンクンが始まって
みんなの手が伸びてくる
「あ~、お茶、いいにおい~」

こんなに草っぽいのにいいにおいなの?
と、思っていると
最後にみんなに淹れてあげた上級煎茶より
自分が作ったお茶の方がおいしいという感想が
つづいたりして
するとさすが先生
「じぶんがやった!」のは最高なんですよ、とのこと
そうか、それが3年生
「僕は今日お茶を作った!最高においしかった」
そう記憶に留めてもらえたら最高にうれしい