茶の葉の声に耳を澄まして    Tea-literacy

数千年にわたる茶と人とのかかわりに思いを馳せ、今、目の前にある茶の声に耳を傾ける
お茶にできること、お茶の可能性とは

時の記念日

2009年06月10日 | Weblog
今日は「時の記念日」です
漏刻(ろうこく)と呼ばれる時計によって
時刻を人々に知らせることが始められたことを記念する日で
日本書紀によれば、天智天皇の10年4月25日
これがグレゴリウス暦では671年6月10日

この時計は水時計で
水を入れた水槽が5段あり
上の断から順次水が満たされていき
最後の水槽に浮かべた人形が指す文字盤で時を計るというもの
それを見て係の人が鐘を鳴らして
時を告げたそうです
陽の高さや月の高さで
共通の時を計っていたものが
かなり「共通性」を増したことでしょう

時を告げる方法は
この10年でさえ大きく変わっています
「暗くなる前に帰っておいで」と子供に言っていたものが
町中に響く5時の鐘がなったら帰るようになり
今は
携帯で帰る時間にアラームが鳴るそうですね

時を計るのに
お茶が使われるなんて事はなかったでしょうか
茶がおいしく出る時間を一福という単位で表す
お菓子や会話を愉しみながら
2煎、3煎といただいて
そのお茶を十分に愉しみつく単位を一幸と表す
みたいな
お茶によって時間、違っちゃいますけど~

でも
「一服したら行くわ」と言う事はありますね
お茶を一服する時間って
どのくらいをイメージするでしょう

午後はもう仕事なんてしないで
ゆっくりお茶をいただいてお話をしましょうという国の
一服の時間
ベンダーでガチャンと取り出した午後ティーを
ゴクンゴクンと立ったまま飲み干す国の
一服の時間
一服指数はなにかの指標になるかもです