茶の葉の声に耳を澄まして    Tea-literacy

数千年にわたる茶と人とのかかわりに思いを馳せ、今、目の前にある茶の声に耳を傾ける
お茶にできること、お茶の可能性とは

お茶が教えてくれた

2011年10月02日 | Weblog

畑に鮮やかな向日葵色が目立ってきました。
緑の茶畝に沿って
大きくて元気なひまわりの笑顔が
だあ~~~と並ぶ様を思い描いていましたが、
う~~~ん、
畝間のひまわりちゃんはもやしっ子で
気の毒なくらい細い茎で立ち上がっています。

実に
陽を受けただけ育つという感じです。
ですから、
よく陽が当たるようにって、
お茶の枝をバリバリ切り捨てたりして、
落ちた枝がひまわりの細い茎を折ったりして、
お茶!ダメじゃん!と叱ったりして、
なにがなんだか。

道行く人が
声をかけてくれるようになりました。
みんな立ち止まって
おおお~~と嬉しそうな顔をします。
だって
ぜったいかわいい!

どうしてお茶畑にだけセシウムが降ったのかねえ
と聞かれました。
1人や2人ではありません。
そうか、そんな風に認識しているのかと
あらためて思い知りました。

お茶は口に入れるものだから測った、
そうしたらセシウムがあった、
汚染が広範囲に及んでいることを
5月にお茶が教えてくれたのでした。
(実際は露地野菜の数値は3月から上がっていましたが、
 基準内だったので発表されていなかっただけです)
そこいらの木々にだって
ガイガーカウンターを持って行くと
数値は上がります。
僕も除染して~って言ってるんでしょうね。

汚染の事実は
隠そうとする人がたくさんいる中で
きちんと公表すると判断した人がいました。
お茶が教えてくれた事実を
しっかりと受けとめてくださったその方に
敬意を表します。