温泉めぐり紀行

尾瀬ヶ原(2008年)

474.浅草スカイツリー

2015-03-15 | 暮らし


スカイツリーの足下では早咲の桜が満開


「贅沢したわねぇ」と奥さん。

「おいしかったねぇ、ふわふわで美味かったなぁ、
 二年ぶりくらいかな食べたのは・・」


さっき浅草花川戸の老舗うな鐵でランチのうな丼を食べてきたところ。稚魚が激減して高騰続きのウナギ。我が家ではなかなか口に入らなかったが、今日(13日)スカイツリー見学の後、暖簾をくぐった。

朝8時過ぎに家を出発し、横浜駅から京急で押上駅まで。スカイツリーへは、ひと月ほど前(2月1日)にも来たけど日曜日だったせいもあって超混雑。
入場まで
4時間待ちなのであきらめて帰った。今回はウィークデイを選んで来たので5分で入場できた。展望デッキ(350m)から展望回廊(450m)へ。

すこし霞みがかっているけど富士山も見えたし町並みがミニチュアのようだ。学校の運動場で動き回ってる子ども達は右往左往する蟻みたいだ。電車もプラ模型を見てる気がする。
足下には隅田川、浅草浅草寺、さらに西に目を向けると上野の森、そのさきは新宿の高層ビル。
東京ドームの左は東京丸の内・八重洲のビル群だ。高層ビルの多いことに改めて驚いてしまう。
自然と探してしまうが横浜ランドマークも見えた。

「双眼鏡もってくればよかったなぁ」

「また来なくちゃいけないわね


眼下に墨田川、アサヒビール本社 遠くには上野の森が見える

展望を満喫して、エレベーターを降りると、地上では早咲きの桜が満開を迎えていた。そらまちで3人の孫、紗英ちゃん
、美咲ちゃん、一義くんたちにオミヤゲ(妖怪ウォッチのシール)を買う。そういえば紗英ちゃんのパパが勤務する会社のビルが展望デッキから良く見えたなぁ。

隅田川をわたりきった右側が水上バスの発着場。すぐ右折して1、2分のところに「うな鐵」がある。今日、ランチする店だ。
この界隈は水運の大動脈だった墨田川と奥州街道の要所。地の利に恵まれ江戸時代初頭にはたくさんの商店が建ち並んでいた。そして、墨田川沿いには八代将軍吉宗が庶民の花見のためにと植樹した桜並木があり「花川戸」の名が生まれた。つまり、
この界隈一帯が歴史ある町なのだ。

メニューをみると竹重、松重、ダブル重、そして関東ではタブーとされていた「ひつまぶし」もある。値段もぴんきりでどれもこれもおいしそう。目移りするけど私たちにはランチのうな丼で充分。
ごはんの上で横たわる鰻は箸でほろりとほぐれ、ふんわりとやわらかな食感。タレの染みこんだご飯と鰻が口中に広がる。やはり、うまいものはうまい。




浅草寺を参拝し、奥さんがおみくじを引いた。
「やだぁ~」。凶が出てしまった。験をかつぎ直し、もう一回ひいて大吉をひきあてて納得の顔。
人形焼きを食べ、奥さんに呆れられながら浅草メンチをほおばって、店のおばちゃんに合羽橋商店街への道を訊き、浅草演芸場を通り抜けてブラブラと午過ぎの浅草路地界隈を歩く。
合羽橋商店街で包丁、鍋、食品サンプル、コーヒー抽出道具などをひやかしながら上野駅まで散策。

大船駅行きの京浜東北線に乗り込んで座わったら、途端に眠くなってきたのだった。