Pa'Lante!(パランテ!)

ジャズじゃ、ロックじゃ、サルサじゃ、ソウルじゃ、ファンクじゃ、歌謡曲じゃ、ジャージャー。

コレがサルサじゃー!

2005-07-18 12:46:48 | Salsa / New York Latin
ウィリー・ロサリオ(Willie Rosario)
「The Salsa Legend」(1986)

コレがサルサじゃー!
文句あっかー!
小難しい事は全部排除しましたー!
そしてテンポは全曲同じじゃー!(およそ190!)

と言う事で梅雨明けを記念しまして、正しいサルサを一枚。
ひたすらココチ良いテンポでダンスビートを送り続ける「サルサ・マシーン=ウィリー・ロサリオ楽団」の隠れたケッ作。

とにかくポイントはココチ良いテンポ!
鮮やかな場面転換も含めて全て一定のテンポ!

サウンドはシンプル。
パーカッション陣とピアノ、ベースで極上グルーヴを作り出し、
このグルーヴに乗って哀愁のボーカルがアナタのココロを惑わし、
そして、華麗に歌う4本のトランペットとバリトンサックスがブリブリとアナタの腰を直撃!

目新しさはないものの、決して古くもならない、ティピカルなサルサの極上盤!
夏なんデスもの、是非お聴きあれ!
というか、浴びちまえ~!

ウィリー・ロサリオの有名盤としては、その名もズバリ「The Salsa Machine」(1983)があります。サウンドのキャラとしては一緒なので、そっちもヨ~ロシ~クネ~!
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これより凄い曲はコノ世の中にありません。

2005-07-15 21:25:21 | 日本のロック・ポップス
ユーミンですね。
「Cobalt Hour」(1975)

本日はアルバム単位ではなく、ズバリ、タイトル曲の「コバルト・アワー」だけを取り上げるのよ~ん!
だって、これ凄いンだも~ん!

という事で、皆さんご存知の通り、この曲は、「フツウ、ポップスでココマデやるか?」って言うスゲえレベルの超絶グルーヴ曲です。
ハイ、イキナリ本題に入りマスが、要点はこんな感じです。

まず、同じメロディで2小節ごとに下方へ転調し重力を消す!
おー!いきなりスゲーぞ!ユーミン!
そして、林立夫が主にバスドラを効かせて平行にズレた時間を現出させる!(特にスネアの裏に入るバスドラが強力に効いてくる!)
さらに細野サンがベースで細かい強力なシンコペーションを繰り出しまくり、均等ではない、また別の時間軸をそこに重ねる!このぉ魔術師め!

Bメロにあたるパートで転調するスピードが変わる!これで時間の流れのスピードが変わる!またしてもスゲーぞ!ユーミン!このぉオンナ魔術師め!

松任谷正隆と鈴木茂は空間担当。このヒトたちもまた凄い!
鈴木茂サンはなんと!スライドギターで流れ星を飛ばしております!!!しかもアッチコッチで!!
松任谷氏は主にエレピで、空間をふわふわグールグルにした上で、キラキラを瞬かせております!スゲェーぞ、校長先生め!

間奏でのエレピソロは、もうコレしか無い!というキマリ方!
ブロックコードで、リズムを強力に打ち出し、後半はキラキラプレーズでまたしても星をキラめかせる。しかも流れてる!スゲーッ!冴えまくってるぞー!
そして、間奏での林サンのドラム、更に追い打ちを掛けて、これはもぉ、ほんとカッコ良過ぎ。
油断してっと、脇腹にドスドス決めっからな!とバカリにバスドラとハイハットのコンビネーションで、油断してなくても脇腹にドスドス決めまくってくれマス。超~カッコぇええ~ぇーーーー!!!

こんな凄いサウンドに乗って、ユーミンがあの声で、時間も空間も飛んじゃうような詩を歌うワケです。印象的なコトバだけ拾っても「1960年へ」「ベレG」「ミルキーウェイ」「港へつづく高速道路」「夜明けの金星」「消え行く空はコバルト」ですよ!あぁ、もうハッキリ言って、これより凄い曲はコノ世の中にありません!!!!!

・・・・・・撤回の用意アリ。(早っ!)

ま、そこまで言いたくなる超絶レベルの凄曲だって言う事で、ひとつ、どうぞヨロシク。
うぉ~ぉぉおおお!!!!!
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このママ、ドコまでも吹き飛ばされてしまいたいワタシなの。

2005-07-14 23:57:42 | Latin Jazz
アルバムというより、この一曲。
松岡直也大師匠でゴザイマス。
「Touch The New York Pink」!!!!!
大陸間弾道ミサイル発射オーライ並みのスペシャルあり得ない超名演!!!!!

その特徴は!!!
スーパー硬派なラテン・フュージョン!甘くない!
ほんと、ココまで、分かりやすいメロディを排斥したフュージョンていうのも稀だ・・・。
テーマメロディってのが、ほぼナイ!!!華やかなホーンってのもナイ。そして、強烈に叩き付ける御大のピアノが凄まじい。
だから、音の印象はハッキリ言って冬!晴れた冬のNYの午前10:30だべ。早朝ではナイ。少し動き始めた街。しかし、吹き付ける風がカナリ寒い。と言った印象。御大のピアノは冬のビル街に吹き荒れる突風ですナ。
(なお、ジャケ写の都市は実在しないべ。タブン。NYとかシカゴが混じっているとオモワレル)

ラテンを聞き慣れてない人には、松岡大師匠のリズムの取り方が、ある意味、異様かもしれない。ラテハマ人種(ラテンにハマった人種)には「モウ、タマリませ~ん」なのですが、ピアノの主メロ自体がウラ拍の連続。しかも3連がやたらと多い。(不慣れなヒトには、リズムがズレているように聴こえるかもしれない。そんくらいキョーレツ!)オモテ拍にほとんどアタックがないソロは、スリリングというコトバでは生ヤサシイくらいデス。とにかく生半可なモノではないです。
コレはホントにタマらんぞ!!!

そして、先日も書きましたニッキー・マレーロ(Nicky Marrero)!!!
ココでも、凄まじい存在感!このヒトもまた、荒れ狂う突風!!!

あぁ、このママ、ドコまでも吹き飛ばされてしまいたいのワタシ、と思わず思う(ヘンなニホン語)限りでアリマス。

収録は1982年の「Fall On The Avenue」だ~べ~!!!
(Fallって秋だよな~。冬じゃね~べ。)
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細野晴臣!「銀河鉄道の夜」!

2005-07-13 23:58:11 | 音楽・映画・アート・本 その他
細野晴臣
「銀河鉄道の夜」(1985)

見たら買っとけ。
という、レベルの凄作(スゴサク)です。
空前です。絶後です。

細野晴臣というヒトはどうして、こんなに凄いんでしょうか?ジェダイだからでしょうかね?

えぇと、このアルバムはですね、あくまでもサウンドトラックですからね。
つまり、映像作品が主で音楽は従。
というコトになっておりマス。
ま、イイヤ。
ワタクシはコレを聴いておりまして火事を起こしかけたコトがありマス。
それほど凄い!(オイ、オイ・・・。)

ファンキー度ゼロ。
ソウルミュージック色ナシ。
チャンキーミュージック度、限り無く低し。
分かりやすいメロディ、極わずか。
踊れるリズム、ナシ。

それでも、ワシラのココロを完璧にこの世から、アッチの世界へ持って行ってくれます。
というか、無重力状態が訪れマス。しかも一瞬で!
すげぇなぁ~。天才ってズルイよなぁ。

特にスゲーのは最後に入っているエンド・テーマ「銀河鉄道の夜」!!!
アッチ側とコチラの世界を往還する螺旋状の音のトンネル(ココには微妙に重力がある)って感じでしょうか。

これホント凄曲(スゴキョク)よ!

コレもまた、聴かずに死ねるか! の一枚です。ハイ。

・・・。・・・・・・・。

スゲェエエーーーッッ!!!!!
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愛だヨ、愛!全員集合!

2005-07-12 23:53:17 | 日本のロック・ポップス
麗美
「走るそよ風たちへ」(1990)

ワタクシ、これ、すごく好きです。
名盤だと思いマス。

サウンド的にはエレクトリックなアコースティック路線。
アレンジャーは、麗美本人と萩田光男(この頃は「光雄」じゃないんですね)と吉川忠英。
スゴク趣味の良い音。
ギターの響きのココチ良さが印象に残るアルバムです。
でも、曲は何気に硬派な曲も多かったりします。
ヘヴィなアレンジの曲もあるし。(ヘヴィといってもロック的な重さじゃないッスよ)
まぁ、アルバムの印象が重苦しいという事は全然ナイ。

作詞作曲は全て麗美本人。
「日常」から「世界」まで、色々な視点の詞が書かれておりますが、共通するのはスバリ「愛」だべ、「愛」。(おおおーっ!)
聴けば分かる。分かりますとも。分かるんじゃねえーべか。分かる分かる。間違いない。
あぁ、アナタの日常と世界に愛と平和を!
という↑この一行から、ジョウダンを抜いて(つまり、「愛と平和」という言葉の意味に於いてはホンキって事)、シュミの良さをプラスする(つまり、押し付けがましくシナイ)という方向がこのアルバムだと思います。ハイ。

ワタクシの趣味に沿うスペシャル・ローリング・サンダーなキラーチューンは実は翌年の「夢はおいてませんか?」に収録されている「Everlasting Love」なんですが(コレはこれで近日、吉良様に報告致します)、アルバムとしてはコッチの方が断然オススメです。

最近の麗美サンは、"Remedios"名義で、映画音楽の作曲家としての活動がメインのようです。美しくて壮大なオーケストレーションが書ける方なので、それはそれでイイんですけど、また、自分で歌う活動もやって欲しいなと、思うのでありますのヨ、ワタクシ。

しかし、この文章のタイトル、「愛だヨ、愛!」にしましたが、「ヨ」と「!」を使うと、何を書いても、土曜夜八時のドリフに見えてくるから不思議ですな。思わず「全員集合」って、足してしもた。
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過渡期イーグルスの底力は?

2005-07-11 23:17:10 | West Coast Rock
イーグルス(Eagles)
「On The Border」(1974)

一般的に言ってイーグルスのアルバムで語られる事の少ないナンバーワンが多分コレです。
ま、プロデューサーが途中で交代するし、確かに過渡期と言えば、過渡期。
「Desperado」(1973)と「One Of These Nights」(1975)に挟まれてるんで(ならず者と呪われた夜に挟まったと言った方がワカリヤスイ?)存在感薄いのはショーガないんですけど・・・。
だからと言って曲のクオリティが低い訳ではないのがイーグルスの怖いトコであります。そして、ボーカリスト集団としての魅力はヤハリ素晴らしい。

ストレートなロックンロール系のハマるグルーヴィーなグレン・フライ(Glenn Frey)。
コシの強い太麺ハイトーン・ボーカルがウネリまくるランディ・マイズナー(Randy Meisner)。
野太く土臭くアメリカの大地を匂わせまくるバーニー・リードン(Bernie Leadon)。
哀愁と晦渋で苦みバシリまくるドン・ヘンリー(Don Henley)。

という事で、イーグルスを「ロックバンド」として捉えると、ちょっと間違うんでねーべか。「楽器もそこそこ出来るボーカルグループ」と思っチョリマス。ココまでボーカリストが揃ったバンドって、他はドコよ?という事で、まぁ一つ、ヨロシクよろしく。(CSN&Yとかはバンドじゃないっスよ)

ま、話はソレましたが、曲、イイんです。
畢生の名曲「我が愛の至上」(←すげータイトル。原題"The Best Of My Love"。あ、訳、合ってる!)、
豪快なサザンロック色濃厚な「地獄の良き日」(←すげータイトル。原題"Good Day In Hell"。げ、訳、合ってる!)、
ランディ・マイズナーのボーカルがスゴイ「Is It True?」、
クールにソウルフルでカッコええ「On The Border」(←これ、イーグルス流ファンクですワ)!!!
オコトを泣かせる「My Man」!

などなど。実は、曲単位で考えると、かなりイイ!

というコトになっておりますので、目当ての一枚がレコ屋に無かったら、買っといてね、コレ。
(何じゃ、この結びは?)
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ふかかか、ぎゃらん、ぼふ、ぼふ、と惜しげも無く神技を繰り出すニッキー・マレーロ!!!

2005-07-10 22:09:09 | Latin Jazz
曲は「Macho」!!
いきなり言いますが、これはスゴイよ!!!
ニューヨーク・ラテンの底力を見せつける凄まじいスペシャル級の名演!!!!!

アフロ色濃厚に始まり(しかしドコとなくクロスオーヴァーな雰囲気あり)、究極のアフロキューバンへ。
グルーヴがトニカク、すっゲェエエーッのなんのって。
特にスゴイのはティンバレスのニッキー・マレーロ(Nicky Marrero)とホーンセクションの絡むあたり。ホーンソロなどで抑え気味のパートから、一気にアクセル全開のパートへの、その全開ぶりがとにかく鳥肌モン。
ホーン陣は全体重を掛けて(意味不明)、キレまくった音の固まりをブチ込んで来るし、コレだけでもカナリ来るのに、そこに全てのオーディエンスを失神させるべく、ふかかか、ぎゃらん、ぼふ、ぼふ、と惜しげも無く神技を繰り出すニッキー・マレーロ。
いや~ん、と言って失神する事ウケアイ。
そして、また、エレピのソロからラッパが高らかに歌うあたりの美しさも鳥肌モンです。
アァ、アナタ、ヨカッタナ。コンナ音楽ガ在ッテ。

アルバムとしては、ラロ・ロドリゲス(Lalo Rodriguez)とアフロ・キューバンの巨匠マチート(Machito)が共演したNYサルサの名盤「Fireworks」(1978)に入ってます。
でも、何故かこの一曲のみ、主役のラロもマチートも関係なしのインスト曲です。(ラロ・ロドリゲスとマチートが活躍する、この「Macho」以外の曲もかな~り素晴らしいので、それはそれで、また取り上げたいと思っチョリマス)
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イラケレは要らんけ?

2005-07-09 19:03:28 | Latin Jazz
凶暴なまでにファンキー!
ファンク!ラテン!アフロ!ソウル!ジャズ!
こういったモノがゴッタ煮になっています!
ひとときもジッとして居られないスゴイ音!

やっているのは、イラケレ(Irakere)です。
曲は「Ilya」(1977)!!!
ライブ演奏です。
とりあえずは、1980年頃リリースされたCBS盤「The Best Of Irakere」に入ってゴザイマス。

イラケレはキューバを代表するラテン・ジャズ・バンド。ここを去来した人では・・・とか書いているうちに、次の曲に移りまして、今、かかってるコレもまた凶暴なまでにグルーヴするラテン・ファンク・チューン。
タイトルは「Aguanile」(1977)!
超強力!メチャクチャ、スゲェーッ!!!

リズムセクションの強力さはトンデモナイし、ホーン陣は化け物!!!
怖ぇええーッ!!!
それにしても、テンション高過ぎるべ、この演奏!!!!!

というコトで、イラケレは要るけど、ウンチクはイラナイという事に、今、なりました。
コルティーホ(Cortijo)の「Time Machine」(1973)あたりが好きなら、ここら辺は絶対アタリだと思います。が、イラケレは多作だし、難解なモノから、ほぼサルサじゃん!というモノまで、色々あるんで、気をつけましょうね。(何をじゃ?)
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ロックに弦。ロックに笛。

2005-07-09 12:40:16 | Rock / Pop
今の気分でビートルズ(The Beatles)を10曲!
とか思ってセレクトにかかっていましたトコロ、思わずこの曲に引っ掛かってシマイマシタの。

「Glass Onion」

元々好きな曲ではあったのですが、
ストリングスの使い方に、改めてショーゲキを受けました。

・・・。

スゲェエエーーッッ!!!

こういう、アグレッシブなロックに、ストリングスを使うと言う発想自体が、今でもそんなにやらんよね。当時としては、多分、画期的?
ま、「A Day In The Life」の応用発展と言えばそうでしょうが、この頃のビートルズの発想って、やっぱりスゴイ。「オーケストラと競演」路線とも全く違う、ロックのアレンジとしてのストリングスの使い方。和声を不明瞭にすべくアグレッシブに絡むストリングス!
すげ~なぁ。この天才集団め!

そして、もう一つある。

オカリナなのかリコーダーなのか、終盤にチョットだけ鳴る牧歌的にして無気味なヒビキ。音程的にちょっと上に外れているのが、ミソです。親しみやすい楽器の、なんかいつもと違う響き。つま~り、「日常のようで日常でない世界」の無気味な入り口がそこにはある!!!
さすがに英国人。
マザーグースにホラーが絡むようなもんで、こりゃどっかに死体があるぞぉおおお!!!

所謂、"ホワイトアルバム"、正規タイトルでいうと「The Beatles」(1968)に入ってます。
どうせ、ミンナ持ってるしょ?
改めて聴いてみて下さいね!
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サルサを聴いて地獄へ行こう!

2005-07-08 23:56:18 | Salsa / New York Latin
エクトル・ラボー(Hector LaVoe)
「De Ti Depende (it's up to you)」(1976)

エクトル・ラボー!
このヒトの歌声から迸るスサマジイ色気は狂気なの?
怖いとすら本当に思う。

「サルサの声」と言われた、天才シンガー。
ジャズ・シンガーで言えばビリー・ホリデイ、ロック・シンガーならばジョン・レノンにあたるような、シーンを代表する超大物。サルサを生んだNYラテン社会の悲劇を体現してしまったような悲しいジンセイを送ってしまったと言う意味でも彼らに似ている?

この、「De Ti Depende」は、ソロとしては二作目。恐らく、最高傑作と言われる一枚。
タイトル曲の「De Ti Depende」(貴方まかせに)や「Periodico De Ayer」(昨日の新聞)は、なんでこんなに哀しくも美しいのでしょうか?
「Hacha Y Machete」や「Felices Horas」のこのギラギラしたグルーヴは一体何なんでしょうか?
ココロ掻きむしる、この凄み!悪魔に魂を売って手に入れたんでしょ?そうとしか思えない!
こんな声と表現力を持ったシンガーは、ほんと、他にはどこにも居ない!唯一無二!
「サルサの声」なんて言われていましたが、全く典型ではなく、完全に個性派。そういう意味でもビリー・ホリデイに近いかも。
とにかく、その「歌」を堪能できる最高のアルバムです。

それにしても、ジャケットからも伝わってくるでしょう?狂気というか。
ヤバイ背景を背負っているオトコの色気っていうか凄み。

あぁ、恐ろしい一枚。
正にサルサ地獄の大正門。ココから始まるイモヅル式サルサ地獄。
音楽好きなら、ゼッタイに聴くべき一枚。
これ聴いてイッショに地獄に行きましょうね!
(御大エクトルは、1994年にアッチに行ってマス。ニコニコして待ってるワ!怖え~!)

(前年の「La Voz」(1975)から、「Que Sentimiento」(1981)までは、どれもが素晴らし過ぎる傑作で、実は甲乙つけ難いデス。何だか時代的には沢田研二御大と全盛期が重なりますね。)
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デマシタネ!CKB新譜!「Soul Punch」!

2005-07-07 07:34:12 | 日本のロック・ポップス
デマシタネ!「Soul Punch」!
またしてもMy Standardな一枚になりソな予感。
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吉良さま~!キラ~チューンにゴざりまする~ッ!!!!!

2005-07-06 22:37:23 | 日本のロック・ポップス
き、き、き、吉良様~!
ま、ま、またしてもキラーチューンを見つけてしまいましたァ~!!!

お、お、お、太田裕美サンの「スカーレットの毛布」(1978)デス!
コイツは、極めて素晴らしく洗練された、オニのように心地よいサウンドを持つウルトラ・キラーチューン!!! もおお、サイコー。

そ、そそそそ、そのファクターは!
心地よいミディアムアップなテンポの16ビィートっ!
心地よいAOR~フュージョン寄りのアレ~ンジッ!!
そして、心地よすぎる、スペシャル・ダイナマイト・サンダー・ウィスパリ~ング・ヴォ~イスッ!!!
ンもお~、最高過ぎる~!!!!!

大体、太田裕美サンという方は、「木綿」などのイメージが強いので、どっちかというと、純粋朴訥キャラ的なフォーク系路線な印象もあるかと思いますが、この曲はそういう路線とは全然違いま~ス!
シャープなギターカッティング、白玉中心のエレピ、空間を活かしたグルーブするベースと言った骨格に、肉付けはホーンやパーカッション、そしてブラックシスター達によるソウルフルなコーラス!(おおーっ!)
無理矢理な言い方をすると、マリーナ・ショウ(Marlena Shaw)からドリカム方向へ向けた中間に居る感じ!ただし、トーゼンながら、ご本人には黒っぽさはなく、そこが逆にこのサウンドをより鮮やかに聴かせている、っていう感じもしますね。

アレンジもニクいツボを突いていまして、フツウならベースのフィルとか、上もの楽器のオブリガードで入れるカウンター部分を、ベース、ギター、キーボードのユニゾンでキメてまして、コレがまたイイのよ!という、この辺のステキなギミックも含めて、萩田光雄氏のアレンジもまたホント冴え過ぎ!

ホント、最高の一曲だね~。
アルバムとしては「海が泣いている」(1978)に収録されておりますのよ~。
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ワタシの音楽遍歴~そのホネグミのパート1

2005-07-05 23:50:00 | オンガク道
何か、ココ数日gooブログが重くてのぉ。
今日はマトモな更新ができるか、ココロモトないんで、消えても良いブンショー(ワタシの音楽遍歴~そのホネグミのパート1)で、お茶をニゴスのよ。みょ~ん。

はい、ハジマリマス。

ワタクシは、1969年11月、ソ連の影響下にある、ホッカイドウ州トカチ県カミシホロ(上士幌)・ヴィレッヂに、コミンテルンの密命を受けていたかもしれない(嘘)中学教員のチョーナンとして生まれた。当たり前のようにヒョーテンカの日に生を受けたので、物理的に寒カッタ。ダカラ、人生も寒くなった。(ほんとけ?)

時はウツロイ、バショもハコダテに移り、ソ連からミグ戦闘機が飛んで来た1976年秋、ピンクレディの「ペッパー警部」に初めて音楽的ショックを受ける。小学一年生である。ちなみにラジオであったので、見た目の色気は関係ない。(と思ったのも束の間、実はその数ヶ月前、田中星児「ビューティフルサンデー」に音楽的衝撃を受けていた事を、たったイマ、思い出した!なお、リアルタイムで初めて覚えているポップミュージックは、さらにさかのぼるコト数週間、「木綿のハンカチーフ」でアリマス。と、思ったのも束の間、1973年の山本リンダを映像付きで覚えている事にたったイマ、思い当たりました!・・・オレの音楽的ジンセイの最初は山本リンダだったのネ!道理デ!)

1977年秋、沢田研二「憎みきれないろくでなし」、野口五郎「風の駅」と、初めて自分のコヅカイでドーナッツ盤を購入。(アネはキャンディーズの「わな」とか買ってたな。)

この前後よりHBCラジオの「ベストテン北海道」(月~金 16:00~18:00?)で、ヒットチャートにかぶり付く。(ありがとう、DJ・ミスター・デーブマン!)ちなみに、この番組が当時のホッカイドウの少年少女に与えた影響は、ブレジネフ書記長と比較してもトンデモナク大きい。現在30代後半の北海道出身の人間で、この番組のお世話にならなかったと言える者は、ジョウダン抜きで皆無に近いとオモワレル。デーブマンに最敬礼!!!(追記2005/7/10:ワタクシ知らなかったんですが、その後も、パーソナリティは交代しつつ、ず~っと番組は続いているようです。今も!!!それもまたスゲェエエーーーッ!!!)
この頃のワタクシのキーワードとなるヒトビト→野口五郎、キャンディーズ、太田裕美、岩崎宏美、西城秀樹、松山千春、アリス、ゴダイゴ、庄野真代、渡辺真知子などなど。時代が分かるべ?

1978年、自分のコヅカイで初めてLPを買うた。「交響組曲宇宙戦艦ヤマト」(1977)でゴザイマス。(コレは今のワシの耳で聞いてもホントにスバラシイ。流石に、ジャパン歌謡界の超弩級大物・宮川泰氏の作品でアリマス!)

というコトで、70年代後半から80年頃にかけてのワタクシは、チャートに敏感な(というか、年の割に良く知っていた)クソガキであった。井上望だって覚えてるゼ!
しかし、ビミョーに一時期、ポップミュージック外のオンガクにキョーミを示す2年ホドがあったのでアリマス。危うし、ピンクレディー!危うし、ニッポン歌謡界!(つづく)

というコトで、次回はイツになりましょうね?

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アレ聴いたら次はコレでね!

2005-07-04 23:09:18 | Soul / Funk / Dance
マリーナ・ショウ(Marlena Shaw)
「Sweet Beginnings」(1977)

まあ、例の「ま、それはそ~としてやねぇ、この、アバズレ、一体誰やねん?」に比べると10分の1も知られていない盤のような気もしますが。

良いですよ。甲乙付けがたい。

あの名高い名盤に負けない盤ですので、これも名盤って事よ。お聴きになってね、みなさ~ん。
違いと言えば、こっちの方がサウンド的にはタイト。これは、いい悪いじゃなくて、単にアレンジと録り方の違い。(バスドラに顕著)
あと、多分こっちの方が予算はあったな。でも、プレイヤー陣はあっちの方が有名人揃いだな。でも、だからと言って、アチラが良いとは言い切れないな。などと、つい比較はしますが、サウンド的には路線は同じです。あちらが気に入った方は、コレ、全然違和感無く聴けますので、是非ドーゾ。

個人的には、タイトル曲の「Sweet Beginnings」が、ワタクシの知ってる限りのマリーナ・ショウのベスト曲です。タイトで滑らか!グルーヴィーでスウィンギン!そしてタイトル通りスウィート!「グルーヴィーとスウィートが両立するなんて、OH!ママ! なんてこったい!」な4分30秒!
そして、マリーナ・ショウ最大のヒット曲となった「Go Away Little Boy」もあるし、キキドコロ満載よ。

あ~、もう、タマリませんワ。(またこれかよ~)

さあ、それじゃ、アレ聴いたら次はコレでね!
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ブラジルに君臨した最高のグルーヴ・マスターだべ?

2005-07-03 23:21:33 | Brazil
エリス・レジーナ(Elis Regina)
「Elis」(1982)

ブラジル音楽には疎いので、このアルバムがどういう評価をされているのか、サッパリ知りませんが、ワタクシにとっては、ウルトラ級のマスターピースでゴザイマス。

エリス・レジーナという方は、ほんとに自由自在に声を操る女王だと、当方、嘆息している次第でアリマスが、このボーカルでまず間違いなく空を飛べます。
時代的にはフュージョンというモノがゴザイマして、サウンド的にはそこら辺からの影響もあるように感じます。という事で、アコースティック基調ではなくエレクトリック基調です。ただし、デジタルリズムではなく、あくまでも人力演奏。そして、この演奏も見事にタイト。

曲調は、グルーヴィーなものからシットリ系までアリマスがどちらも流石に聴かせて下さいマス。
個人的には、冒頭の「Sai Dessa」を始めとする、グルーヴ系の楽曲に最初は強烈に惹かれました。
硬質な音のエレキピアノ、16で刻むギターのカッティング(アコースティックギターとエレクトリックギターの絡みが絶妙!)、音空間を拡げるパーカッション。
そして、自由自在のレジーナ女王!
ブラジルに君臨した最高のグルーヴ・マスター!(そうだべ?多分。)
聴かずに死ねるか、もったいない!

という事でゴザイマスが、スローな曲の素晴らしさも、また筆舌に尽くしがたい。

悪いコト言わねーから、聴いときまショーね、これ。
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