Pa'Lante!(パランテ!)

ジャズじゃ、ロックじゃ、サルサじゃ、ソウルじゃ、ファンクじゃ、歌謡曲じゃ、ジャージャー。

パツヨロとジャズとラテンとエーガの60年代の強烈な「にほひ」。

2005-07-01 23:50:17 | Latin Jazz
1960年代の匂いが強烈!!!
クラーク=ボラーン・ビッグ・バンド(Kenny Clarke Francy Boland Big Band)!!!

この「Three Latin Adventures」、見かけたらゼヒ買ってといて下さい。
このCDはアナログのアルバム二枚をまとめたモノなのかな?(すんません、ちゃんとライナー読んでません)
ジャケ裏には「Latin Kaleidoscope」「Fellini 712」と二つのジャケ写が写っております。

という訳で、ラテンとエーガとジャズとパツヨロ(ヨーロッパ)がココにはある訳よ。もぉ、このキーワードの組み合わせだけで、イッちゃいそうでしょ?
重厚にして、魅力的な色彩!
1968年作品でございます。(ライナー見る限りでは)

ビッグバンドですので、音がブ厚いのは当然なんですが、普通ビッグバンドって、リズムセクションだけの部分と、ホーンがガツンと乗ってくる部分との対比を、アレンジの肝にしてたりしますが、この盤で聴けるクラーク=ボラーン・ビッグ・バンドは全体的にブ厚い。
パーカッションもクールに、淡々とブ厚い響きをやっていて、重量級のラテングルーヴをカマシテいます。エコーの効かせ具合がまた、雰囲気あってるのよ。1960年代のパツヨロ映画の匂いもして、これはまた、たまりませんなぁ~。

ジャズもラテンも、割と「陽気な」と言われる類いのオンガクですが、双頭リーダーの一方が欧州人のフランシー・ボラーンであり、作品タイトルに「フェリーニ」があったりするくらいですから、ストレートな天然色音楽で無い事はオワカリですね。
ビジュアル的に言うならば、ブラックと一色だけのスポットカラーを使った2色印刷ですね、コレは。極彩色ではないし、総天然色ではないけど、魅力的な渋い色使い。そして、確実にモノクロでは表現できない色彩。

一般受けはしないかもしれませんが、音楽好きのアナタに激しく受ける、そんな一枚なんじゃないでショーカ?

特にオススメは「Mambo De Las Brujas」と「Extraño Sueño」ですね。ヘヴィに重厚に、でもクールなファンクネスを内に秘めつつ、軽やかにステップ。って、意味分からんか~。コレじゃ・・・。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする