Pa'Lante!(パランテ!)

ジャズじゃ、ロックじゃ、サルサじゃ、ソウルじゃ、ファンクじゃ、歌謡曲じゃ、ジャージャー。

愛だヨ、愛!全員集合!

2005-07-12 23:53:17 | 日本のロック・ポップス
麗美
「走るそよ風たちへ」(1990)

ワタクシ、これ、すごく好きです。
名盤だと思いマス。

サウンド的にはエレクトリックなアコースティック路線。
アレンジャーは、麗美本人と萩田光男(この頃は「光雄」じゃないんですね)と吉川忠英。
スゴク趣味の良い音。
ギターの響きのココチ良さが印象に残るアルバムです。
でも、曲は何気に硬派な曲も多かったりします。
ヘヴィなアレンジの曲もあるし。(ヘヴィといってもロック的な重さじゃないッスよ)
まぁ、アルバムの印象が重苦しいという事は全然ナイ。

作詞作曲は全て麗美本人。
「日常」から「世界」まで、色々な視点の詞が書かれておりますが、共通するのはスバリ「愛」だべ、「愛」。(おおおーっ!)
聴けば分かる。分かりますとも。分かるんじゃねえーべか。分かる分かる。間違いない。
あぁ、アナタの日常と世界に愛と平和を!
という↑この一行から、ジョウダンを抜いて(つまり、「愛と平和」という言葉の意味に於いてはホンキって事)、シュミの良さをプラスする(つまり、押し付けがましくシナイ)という方向がこのアルバムだと思います。ハイ。

ワタクシの趣味に沿うスペシャル・ローリング・サンダーなキラーチューンは実は翌年の「夢はおいてませんか?」に収録されている「Everlasting Love」なんですが(コレはこれで近日、吉良様に報告致します)、アルバムとしてはコッチの方が断然オススメです。

最近の麗美サンは、"Remedios"名義で、映画音楽の作曲家としての活動がメインのようです。美しくて壮大なオーケストレーションが書ける方なので、それはそれでイイんですけど、また、自分で歌う活動もやって欲しいなと、思うのでありますのヨ、ワタクシ。

しかし、この文章のタイトル、「愛だヨ、愛!」にしましたが、「ヨ」と「!」を使うと、何を書いても、土曜夜八時のドリフに見えてくるから不思議ですな。思わず「全員集合」って、足してしもた。
コメント (2)
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