Pa'Lante!(パランテ!)

ジャズじゃ、ロックじゃ、サルサじゃ、ソウルじゃ、ファンクじゃ、歌謡曲じゃ、ジャージャー。

ワタシは大丈夫じゃなかったが。

2005-07-30 22:42:03 | Soul / Funk / Dance
古内東子
「恋」(1997)

要するに、マリーナ・ショウ(Marlena Shaw)の「Who Is This Bitch, Anyway?」(1975)なんかに、かなり近い訳です。スウィンギーなコンテンポラリー・ソウルっていう感じでしょうか?
カッコいい。

この二年ほど前にドリカムの吉田美和サンが、それこそ、「Who Is ~」のバック・ミュージシャン達(Chuck RaineyとかHarvey Masonとか!)をバックに「Beauty And Harmony」(1995)ってのを出しましたが、それよりコッチの方が、聴いた感覚は本家に近い。ミュージシャンは国産なんですけど、実にカッコいーネッ!

東子サンのボーカルは、決してソウル向きのハスキーな声ではなくって、また声量的に不安定な部分がほんのちょっとあるんだけど、でも凛としていて、全体のサウンドをスウィングさせている。っていうような気がします。実にいい声。
切なげな感情までスウィングさせてしまうかのような声。(声質は全然違うけど、ジョー・バターンの声も同じような事が言えるんじゃないでしょうか)

曲は粒ぞろい。
アップテンポもスローもスウィンギー。
特に「大丈夫」は、キラーチューンだと思います。
スゴいタイトルですが・・・。
(私はこの曲ですっかりやられたのでありました。)

そう言えば、アルバム・タイトル、曲名、詞の全てが日本語です。
きっと変にウワっついていたりしないんでしょうね。
だから、取って付けたような感じがないんでしょう。

ほんと、いいアルバムです。
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ヘア~は薄いが中身は濃いぜ。

2005-07-30 07:55:44 | West Coast Rock
スティーヴン・スティルス - マナサス(Stephen Stills - Manassas)
『Down The Road』(1973)

ロック、カントリー、ラテン、フォーク。
こういうモノがゴタ混ぜになったバラエティに富んだ一枚っす。
土臭くて、ドライブ感があって、ポップでファンキーで、かつ、アンサンブルはタイト。
70年代のアメリカン・ロックの見本盤みたいな一枚と言ってもいいんじゃないッスかね。
かなりの名盤だと思います。
何度聴いても飽きません。私は。

コレが嫌いなヒトはアメリカン・ロックに縁がないと言う事で、まぁ、その、スバリ言ったわよ。

それにしても、実に楽しめマスな~。
ダレるところが無いもんな~。
必殺・オトコの哀愁ソングもあるしね~。

マナサスとしては、前作(『Stephen Stills - Manassas』1972)の方が有名かもしれませんが、最初に聴くならコッチの方がコンパクトにまとまっていて、良いと思います。お勧めっス。

それにしても、このジャケットの売る気の無さも、ある意味、見事。
もう、ちょっと何とかしようよ・・・。
コメント (2)
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