ロベルト・ロエーナ(Roberto Roena)
「Looking Out For "Numero Uno"」(1980)
アポロ・サウンドを率いたロベルト・ロエーナは、サルサにギュンギュン唸るギターを入れちゃったりと、そういう事もするヒトなんですが、この一枚は、奇を衒う部分は全くないですね。
尖鋭的なモノはなく、ある意味、保守的。正攻法のサルサの完成形。
センチメンタルなメロディに流されてしまう事はなく、かつ、激情がリズムに溢れすぎる事もない。
あくまでも表現はエレガント。でも、どうしても滲み出て来る熱さ。これが言葉にならないほど美しい。
見事にギリギリのバランスを取って出来上がった希有な、本当に希有な一枚。
ロベルト・ロエーナの到達点、ではなく、70年代サルサの到達点。
本当にカッコいい音楽とはこういう事なのね。
「Looking Out For "Numero Uno"」(1980)
アポロ・サウンドを率いたロベルト・ロエーナは、サルサにギュンギュン唸るギターを入れちゃったりと、そういう事もするヒトなんですが、この一枚は、奇を衒う部分は全くないですね。
尖鋭的なモノはなく、ある意味、保守的。正攻法のサルサの完成形。
センチメンタルなメロディに流されてしまう事はなく、かつ、激情がリズムに溢れすぎる事もない。
あくまでも表現はエレガント。でも、どうしても滲み出て来る熱さ。これが言葉にならないほど美しい。
見事にギリギリのバランスを取って出来上がった希有な、本当に希有な一枚。
ロベルト・ロエーナの到達点、ではなく、70年代サルサの到達点。
本当にカッコいい音楽とはこういう事なのね。