ポエトリー・デザイン

インハウスデザイナーが思う、日々の機微。

iPhone、17日目。

2008年08月13日 | blog

iPhoneのすごさについてはいろいろ語られているのですが、あまり触れられていないのはその液晶のスゴさ。
仕事柄、ということもありますが、液晶の品質は見逃せません。

発色が圧倒的にいいです。それは、過去じぶんが撮った写真をiPhoneで表示させるとよくわかります。
パソコンで見るよりもキレイに見えます。
店頭のデモ機をみて、一瞬、「印刷のガメンが、貼ってある」ように見えませんでしたか?

この液晶、詳細はわかりませんが、さいきんの炎天下の屋外で見ても、すごくよく見えます。
フツーのケータイと比べると歴然です。何が違うんでしょうか。わかりませんけど美しい。

そしてまったく見事だとおもうのが、その表現力です。
iPhoneの液晶って、じつは画素数は、そんなに多くないんですね。
320×480ですから。

さいきんはケータイでも「VGA」(640×480)があたりまえ。わたしのドコモの液晶なんて、480×864ですから、相当違う。
でもドットの粗さは気になりません。
どのアプリを見ても、違いなくきれいに見えるので、画像データの作り方の問題ではないとおもいます。これも決め手はよくわかりません。

こういうことって、デザイナーだけではどうこうできなくて、技術者の、なんていうのかな、「審美眼」みたいなものが必要です。でも、こういう感覚的なところって、技術系の人は苦手な場合が多くて、液晶の品質なんかも、単にスペックの数字で判断してしまうことが多いです。「それ、見て決めたの」「いや、数値はOKですから」

確かな専門知識と、「何が、いいのか」を客観的に判断できること。

どっちかひとつでも大したもんなのに、両方デキるひと(たち)ってのが、いるってことですねー。

iPhone、16日目。

2008年08月12日 | blog

ええとですね、おほん。そろそろ、その、言いたかったひとことを発してみようとおもいます。おもいきって。
あー、あー、マイクテスッ、テスッ…

えー。

iPhone、ちょっと飽きてきました。

はーすっきりした。はははは。まぁね、さすがに冷静になてくるってもんですよ。ええ。
すばらしくよくできてますけどね、そんなあなた、四六時中いじってたら、それで2週間も経つっていうと、だんだん落ち着いてくるってもんです。ええ。

買ったことは後悔していないし、2年みっちりつきあう気も満々なのですが、踏み切れないひとの気持ちも、よーくわかります。

わたしの感覚だとですね…

iPhone、オモチャとしては最高に楽しい。ハードもソフトも、美しさと楽しさにあふれまくっている。それは疑いがないです。

でもいま、すでに、携帯電話というものが、単なるオモチャでなくなって久しい。
ひとつの「ライフライン」として不可欠なものになっているわけです。

iPhoneですこし躊躇するのが、その繊細さです。かよわい。はかない。デリケート。
ソフトの不安定さと、理論上は「触れなくても」動作する、まったくチカラのいらない、静電容量式タッチパネルというのが、そう印象づけているのだとおもいます。

携帯電話には、確実に、素早く、1秒でも速く、1タッチでもすくなく、瞬間的に「機能」してもらいたいとき、というのが、あるわけです。
そんなとき、両手でそうっと操作したり、キーボードがフリーズしたり、ミスタッチしてしまったり、再起動したり、圏外だったり、アプリの切り替えに待たされたり、電池があっという間になくなっていたりして、耐えられるかどうか。

オモチャにしているぶんにはいいですよ。でも、真剣にこれだけが、誰かと、何かと「つながっている」唯一の蜘蛛の糸、という瞬間っていうのがあるわけです。ニホンのケータイは、そのタフネスさを磨いてきた。

そこで、この美しくも聡明ではかない、気分にむらのある箱入り娘が耐えられるか。

かんがえちゃいますね。

ドコモを残しているのですが、なかなか解約するには至りそうにありません。
もうすこし、かんがえますわ。


iPhone、15日目。

2008年08月11日 | blog

仕事では主に、スケジュールを活用しています。
スケジュール?カレンダー?クラウド?モバイルミー?iCal?なんて呼べばいいんですかね?

仕事場ではSafariのMobileMeでスケジュールをばんばん入れて、入れたそばからぞくぞくiPhoneにプッシュ!プッシュ!で同期されるのは、なかなか痛快です。
打ち合わせしながらiPhoneで入れた新規スケジュールが、席に戻ってみるとMobileMeに反映されているのも、痛快。

まあ、強いて言うとですね、スケジュールのカテゴリ分けの「色」がですね、もっと増やせるといいなぁとおもいます。
もっと細かく分類…したいのではなく、もっとスケジュール帳をカラフルにしたくてー。

iPhone、14日目。

2008年08月10日 | blog

日曜。きょうはまったり。
料理などして過ごす。
iPhoneでwebを巡回したり、撮り溜めたビデオを見たり。

ビデオのキャプチャ、撮れますね。
iTmsで買ったビデオも試してみましたが、撮れますね。
まぁ、それくらい当然じゃねーか という気もしますが。

iPhone、13日目。

2008年08月09日 | blog

土曜日。きょうも怒濤のように用事を…済まそうと思ったら、クルマ屋に行ってみると、整備が終わってない!洗車もされてない!この日のために、ずっと洗車をガマンしてたのに!(うそ)。仕方ないので、代車をお願いする。白いエブリィ。ばかみたいに広くて、エアコンもばっちり効いて、ゆるゆるにハンドルが軽くて、いいかんじ。クルマ雑誌とかでは、欧州車のような重めのハンドルを「是」とする風潮があるけれど、わたしはあんまり好きではない。軽いほうが、肩が凝らなくて好き。自動ドア(電動スライドドア)に、目を丸くする妻にガッツポーズ。すげえ、ステップも電動でウイーンと出てくる。なんて楽しい。



エブリイで用事をばりばりとこなし、足がむくみがちな妻の、夏の靴などを買ってみる。



写真はどちらもiPhoneで撮影。

今日もiPhone。

2008年08月08日 | blog

所用で仙台に。

仙台にきたからには牛タン!とおもい、まるでアップルのデモのように「マップ」で「牛タン」をケンサクして、牛タンの牛丼的なものを食べてきました。ははは。





オマカセで撮ったiPhoneの写真ですけど、ホワイトバランス、けっこういいセンいってるとおもいます。
デジカメを持って行ったんですが、使わずじまいでした。


今日もiPhone。

2008年08月07日 | blog

だいぶ慣れて、落ち着いてきました。
どうしても、ついついいじってしまうので、電池のモチが気になります。
なんか、他の機器でできるようなことは、わざわざiPhoneの電池を消費してやりたくないカンジ。
電卓とか。単に音楽を聴くだけとか。(shuffleでよい)

そのかわりといってはなんですが、充電はけっこう速い感覚です。正確には計っていませんが。
充電器がちいさいので(すばらしい)、持ちあるいてこまめに充電しています。

今日のiPhone。

2008年08月06日 | blog

背面の造形的な握りやすさについて言及する記事が多くて、じつにそのとおりなのですが、
その「握り感のうれしさ」を、もっとも感じる瞬間は、じつは「通話中」である。ということに言及しておきます。

「通話」を、あるいは「通話」の仕草をしてみてください。

ね?

今日のiPhone。

2008年08月05日 | blog

Appleのサイトで公開されている、iPhoneの機能紹介ムービーを電車の中で見る。
微妙に日本語のカツゼツのわるい江川くん(たぶん)のプレゼンで、けっこう知らない操作を発見!
取り説いらずとおもっていたけれど、わかんないこともあるのねー。

最大の発見は、ケータイ入力でフリック選択ができるところ。
「お」を入力するのに、「あ」から真下にぴゅっ!とフリックすると「お」が入る。「い」だったら、左、「え」だったら右に。
なるほど、これなら慣れればフツーのケータイ入力よりも速いかも!

仕事モードで見ていると、なんだかツラくなってくるので、
いまはとにかく集中して、楽しむことにしています。

集中、集中。たのしんで、集中!

二週目。

2008年08月04日 | blog

App Storeをよくみていると、いまどきのケータイの便利機能で、これがあるといいなぁ、という機能は、黙ってても放っておいても、ばんばんアプリが作られてゆく!…という予感を、つよく感じます。たとえば、バーコードリーダーとかね。

それはつまり、機能のマルバツ競争=カタログスペックからの解放を意味しています。

って書くと1行ですけど、ふー。
もう、変な汗出ちゃいますよ。

iPhoneのユーザーインターフェースには、「基本のフォーマット」がいくつかあって(ああ、フォーマット!)、組み合わせると、たいがいの「実用的なアプリのUI※」は実現できていて、そのへんもまた、「アプリ開発のスピード」と「操作性の品質」に、大きく貢献しているんだとおもいます。
たとえば画像は自転車向けのマニアックなアプリですが、ドラム状の項目選択と下段の5個のキー配置は、iPhoneの他の機能でよく見るものです。

「あるといいな」が、いまはなくても、まぁたぶん、そのうちできる。
…という「可能性」を、常に秘めている。ばかりか、日々ばんばん実現してゆく!という、おそろしい端末です。

うーん、つくづく黒船だなぁ。白だけど。

※UI自体のユニークネス=面白さにつながるエンタメ系とはまた別なのですが。