iPhoneのすごさについてはいろいろ語られているのですが、あまり触れられていないのはその液晶のスゴさ。
仕事柄、ということもありますが、液晶の品質は見逃せません。
発色が圧倒的にいいです。それは、過去じぶんが撮った写真をiPhoneで表示させるとよくわかります。
パソコンで見るよりもキレイに見えます。
店頭のデモ機をみて、一瞬、「印刷のガメンが、貼ってある」ように見えませんでしたか?
この液晶、詳細はわかりませんが、さいきんの炎天下の屋外で見ても、すごくよく見えます。
フツーのケータイと比べると歴然です。何が違うんでしょうか。わかりませんけど美しい。
そしてまったく見事だとおもうのが、その表現力です。
iPhoneの液晶って、じつは画素数は、そんなに多くないんですね。
320×480ですから。
さいきんはケータイでも「VGA」(640×480)があたりまえ。わたしのドコモの液晶なんて、480×864ですから、相当違う。
でもドットの粗さは気になりません。
どのアプリを見ても、違いなくきれいに見えるので、画像データの作り方の問題ではないとおもいます。これも決め手はよくわかりません。
こういうことって、デザイナーだけではどうこうできなくて、技術者の、なんていうのかな、「審美眼」みたいなものが必要です。でも、こういう感覚的なところって、技術系の人は苦手な場合が多くて、液晶の品質なんかも、単にスペックの数字で判断してしまうことが多いです。「それ、見て決めたの」「いや、数値はOKですから」
確かな専門知識と、「何が、いいのか」を客観的に判断できること。
どっちかひとつでも大したもんなのに、両方デキるひと(たち)ってのが、いるってことですねー。