ポエトリー・デザイン

インハウスデザイナーが思う、日々の機微。

無印良品、ミニクロック。

2008年08月16日 | blog

無印良品は、これ「が」いい、ではなくて、これ「で」いいと思わせる商品を目指しているそうですが。

久々に、店頭で出会って、問答無用で即買いです。
1,800円って、ふつうはしばし悩む価格のはずですが、これはいい。この凝縮感と、かわいさ。
子供服とか、フィギュアなんかもそうですが、「小さくする」という魔法は、モノの魅力を倍増させます。
しかもこの場合、機能は一切損なわれません。

竹内じゃないリキのクロック系で、「奥行きの、深い」時計の魅力が再発見されていますが、
デザイングッズのデスククロック系をよく見ていると、「直径に対する深めの奥行き」というのが、ひとつの様式っぽいスタイルであることがわかります。
これも、単なるミニチュァではなくて、プロポーションがチューニングされているとおもいます。たぶん。

ボタン電池でおもいきって小型化したというのが、この、ありそでなかったサイズを実現したのだと思います。絶妙です。

磁石で冷蔵庫につけられます。
磁石はあまり強くなく、メモを留めたりするのには向かないようです。
磁石でちいさな金属のスタンドをくっつけて、机に置くことができます。
洒落ちゃってますね。

うわー、どうしようかなぁ。もう冷蔵庫に貼ってしまったけど、仕事場のデスクに置くちいさな時計を探し続けていたので、もう一個買おうかどうしようかしら。うーん。