ポエトリー・デザイン

インハウスデザイナーが思う、日々の機微。

LAMY、noto。

2008年08月15日 | blog



いやー、これ、ほしかったんですよ。

現物を見て買いたいなぁとおもっていて、扱いがありそうな雑貨屋にはまめに目を通していたんですが出会えず。
東京ミッドタウンの「5th Alley Studio」でみつけました。

迷いました。

青を買おうと決めていたんですが、シルバー/ブラックのツートンが、かなりいい。
ほんのわずかですが、単色のものより持ち手が重く、バランスがいいのです。

何度も取り出したり戻したりを繰り返して、やっぱり青にしました。
理由?なんとなく。いつか両方買うかも。



ああ、やっぱ、いいわ。
なんでしょうね、こういう、「艶消しのプラッチックの文具」が持っている、独特の「タフさ」と「かしこさ」のようなものが、これにもあります。あと、「舶来感」ね。ははは。

なにより、はだかのパステルのような、指に色が写りそうな、鮮やかなブルーに「はっ」とします。

すごいデザイナーというのはたくさんいますが、これほど「色」に強いオリジナリティーがあり、キャラクターというかメッセージのある仕事を連発している人は、今ほかに思い当たりません。

実用的なところでいうと、ノックのクリック感が「ぐに」としてイマイチ。特徴的なクリップは長さが足りず、ポケットに入れたときにポケットのクチに届きません。店頭にあった「白」は、さっそく汚れがついていました。マットな仕上げの樹脂なので、汚れはつきやすいとおもいます。ペン先の造型が、ペンを出したときにややぽてっとしている…のは意図的とおもいますが、好みが別れるかもしれません。写真ではよくわからない。

ところで、あのう…

notoってーのは、「ノト」でいいんですかね。
それって、なにがし「ナオト」のことなんですかね。
ノト…ノトって…。
だとしたら、みずからがキャラクターっぽくなることすら意図的ってことなのかなぁぁ。よくわかんないけど、すげーひとはなんだかすげーやー。