ポエトリー・デザイン

インハウスデザイナーが思う、日々の機微。

GOOD DESIGN EXPO 2008。

2008年08月23日 | blog

金曜の夕方に行ってきました。
小走りで、すべてのアイテムをチェックしまくってきたので、へろへろです。
会場でわたしを見かけたけど、声をかける間もなかった…というひとがいたらごめんなさい。

撮りまくった写真をiwebでUPしようとおもったんですが、MobileMeの不具合?なのか上げられずしょんぼり。

例年にも増して量が多く(一次通過率が高いんだからそりゃそうだ)、例年にも増して「総論」的なとらえどころのないというイメージでした。

去年はアジアメイカーの台頭が目覚ましかったのですが、今年はぜんぜんそんなことはありませんでした。
仕上げやスタイリングなんかにも、あんまり強い傾向はなく。強いていうと、いい意味で「フツー」の印象が増えたかかな、とおもいます。いいことだとおもいます。

そうそう、「なぜこれがグッドデザインに!?」というヘンなものがすくなくなったのと、「うわぁ、あなたデザイナーですね!」というヘンな格好の人がすくなくなったことは、比例しているとおもいました。みなさんまともで、ふつうにおしゃれです。もちろん、それでいいとおもいます。

写真はスカイラインGTR。エコでもないしガソリン高いしぜんぜんトレンドではないですが、なぜかこういうものに大賞とってほしい。とおもいました。絶対ないとおもいますが。

ことしは、いつにも増して、大賞の予想がぜんぜんつきません。

タイキの状態が不安定になっています。

2008年08月21日 | blog

すごい嵐でした。暴風雨と、雷。

仕事のメインマシンをデスクトップからノートにしたのですが、
どうでもいいようなメリットを発見しました。

万が一、停電したりブレーカーが落ちたりしても、ノートだと大丈夫ですね。

なんか、いっぺん仕事中に突然ブレーカーが落ちたことがあってですね。
衝撃でしたね。デスクトップだったので、即死です。
その島全員が、「あー!(あー!)ああ!(あああ!)」

つくづく、デンキがないとなんにもできんなぁ。とおもいました。
つくづく、デンキがないとなんにもできないのは問題あるなぁ。とおもいました。

ねぇ。


きょうもフォーン。

2008年08月20日 | blog

やっぱりニホンのメイカーでものづくりをしているので、メイド・イン・ジャパンには、誇りを持ちたいとおもっています。
以前は欧州車とかが好きだったんですが、いまは国産車に乗っています。
洋モノに変にカブれないで、ニホンのいいところ、いいものを、積極的に使ってゆきたい。

そんななか、iPhoneというのはつくづく、ひさびさにガツンと来た「洋モノ」のプロダクトです。

GUIというのは画面遷移が深いので、どうしても作り手の考え方、操作についての思想を感じることになります。ハードウエア以上に、作り手のコンセプトに直接触れやすい。
そうして「この人」の考えを感じると、つくづくニホンで慣れ親しんだ感触ではないなぁ とおもいます。
すごく楽しいし、すごく正しくて、強く、骨太なのだけれど、割り切りもばっさりしています。

ニホンの「こういう人」が、すごく繊細な要素を、薄く薄く何層も積み重ねて!できているのに対して、「この人」はものすごく骨太な骨格に、すこし雑で、でもすごくきれいな肌が乗ってるカンジ。

うまく言えないな。まだ。

どういうプロセスで開発したのかなぁ。

なんかニホンの場合、最初は尖ったアイデアを、作り込みながらていねいにネガ潰しをして、「商品に足る仕様」に仕上げてゆくのだけれど、そういう「ネガ潰し」、「突っ込み避けのお札」、みたいなべクトルの開発じゃなかっただろう。ということだけは確かだなぁ。

GUI開発にはどうしても人手が多くかかるので、船頭多くして船がどっか行っちゃいがち。ハードデザインは場合によっては少人数でできるので、少人数(あるいは個人)の鋭さが出る場合があるけれど、GUIの場合は難しい。

iPhoneの開発はすごく少数精鋭だったのかな。きっとそうでしょうね。


きょうのアイフォーン。

2008年08月19日 | blog

また、アップデータが出ましたね。
ダウンロードから更新まで、けっこう時間がかかったので、ちょっとひやっとしましたが、大丈夫みたいです。
どんどんアップデートされるといいとおもいます。

だいぶ自然に使えるようになってきました。iPhone。
一日中、いじりっぱなし… じゃなくなってきたので、
デンチももつようになってきました。ははは。


無印良品、消臭器。

2008年08月17日 | blog



おもったより、メカっぽいですね。

消臭剤がカピカピになっていたので、買い替えました。
900円もするんですよね。



単三電池を四本も使うんですが、電池もなくなってましたね。

単価も高く、ランニングコストも安くはないんですが、それなりに効果はあるとおもいます。
それから、モノとしてよくできているとおもいます。

意外と高級品ですね。


無印良品、ミニクロック。

2008年08月16日 | blog

無印良品は、これ「が」いい、ではなくて、これ「で」いいと思わせる商品を目指しているそうですが。

久々に、店頭で出会って、問答無用で即買いです。
1,800円って、ふつうはしばし悩む価格のはずですが、これはいい。この凝縮感と、かわいさ。
子供服とか、フィギュアなんかもそうですが、「小さくする」という魔法は、モノの魅力を倍増させます。
しかもこの場合、機能は一切損なわれません。

竹内じゃないリキのクロック系で、「奥行きの、深い」時計の魅力が再発見されていますが、
デザイングッズのデスククロック系をよく見ていると、「直径に対する深めの奥行き」というのが、ひとつの様式っぽいスタイルであることがわかります。
これも、単なるミニチュァではなくて、プロポーションがチューニングされているとおもいます。たぶん。

ボタン電池でおもいきって小型化したというのが、この、ありそでなかったサイズを実現したのだと思います。絶妙です。

磁石で冷蔵庫につけられます。
磁石はあまり強くなく、メモを留めたりするのには向かないようです。
磁石でちいさな金属のスタンドをくっつけて、机に置くことができます。
洒落ちゃってますね。

うわー、どうしようかなぁ。もう冷蔵庫に貼ってしまったけど、仕事場のデスクに置くちいさな時計を探し続けていたので、もう一個買おうかどうしようかしら。うーん。


LAMY、noto。

2008年08月15日 | blog



いやー、これ、ほしかったんですよ。

現物を見て買いたいなぁとおもっていて、扱いがありそうな雑貨屋にはまめに目を通していたんですが出会えず。
東京ミッドタウンの「5th Alley Studio」でみつけました。

迷いました。

青を買おうと決めていたんですが、シルバー/ブラックのツートンが、かなりいい。
ほんのわずかですが、単色のものより持ち手が重く、バランスがいいのです。

何度も取り出したり戻したりを繰り返して、やっぱり青にしました。
理由?なんとなく。いつか両方買うかも。



ああ、やっぱ、いいわ。
なんでしょうね、こういう、「艶消しのプラッチックの文具」が持っている、独特の「タフさ」と「かしこさ」のようなものが、これにもあります。あと、「舶来感」ね。ははは。

なにより、はだかのパステルのような、指に色が写りそうな、鮮やかなブルーに「はっ」とします。

すごいデザイナーというのはたくさんいますが、これほど「色」に強いオリジナリティーがあり、キャラクターというかメッセージのある仕事を連発している人は、今ほかに思い当たりません。

実用的なところでいうと、ノックのクリック感が「ぐに」としてイマイチ。特徴的なクリップは長さが足りず、ポケットに入れたときにポケットのクチに届きません。店頭にあった「白」は、さっそく汚れがついていました。マットな仕上げの樹脂なので、汚れはつきやすいとおもいます。ペン先の造型が、ペンを出したときにややぽてっとしている…のは意図的とおもいますが、好みが別れるかもしれません。写真ではよくわからない。

ところで、あのう…

notoってーのは、「ノト」でいいんですかね。
それって、なにがし「ナオト」のことなんですかね。
ノト…ノトって…。
だとしたら、みずからがキャラクターっぽくなることすら意図的ってことなのかなぁぁ。よくわかんないけど、すげーひとはなんだかすげーやー。


サルバテ。

2008年08月14日 | blog

サルもバテるほどのあつさです。

ジムニーのおかげでほんとうに、クルマで街に出るようになりました。
きょうもアリエナイほどの細街路を走りまくりましたが、へっちゃらでした。
そして、エアコンはことのほかばっちり効くのです。

ガソリンも高くなったし、ちょっとした駐車にもすぐにお金がかかるクルマのこと。
やっぱりオトナにならないと、持てないものだなぁとつくづくおもいます。
クルマであるというだけで、自動的にかかるコストを覚悟し、許容するということ。
クルマというものの価値が神通力?を失ったいま、都会では完全に単なる贅沢品になっています。



天気雨でした。

iPhoneで撮影。