幼児の支援だけではなく、どの年代の自閉症の方に言えることですが。
教育内容・目標(何を教えるか?)を考える上でポイントは2つ。
(昨日の記事に関連するのですが)
1.まずできている部分からスタートする
一般的な視点で言えば、できないことをできる状況にすることをもとめます。
しかし、まず大事なのは「できている」ことからはじめることが重要なんです。
2つの意味があります。
*できていることを1つの場面でできるのではなく、
他の場面でもできることを目的にする。
自閉症の方は、般化の特性をもちます。1つの場面でできても他の場面でできるとはかぎりません。
*できていることから、重要なルーティンを学ぶ
できていることから、指示を見るとか、手順をみるとか、重要なルーティンを学ぶ。
詳しくは昨日の記事を・・・
2.芽生え反応
やろうとはしているけどできない。部分的にできる。もう少しでできること部分をTEACCHでは「芽生え」と言います。
何か新しいこと自立させる時には、できないことではなく、芽生え反応からスタートします。
この2つ視点の背景にある考えは
・自閉症の般化の特性に配慮す
・ハードルの低い部分からスタートする
・成功体験から学ぶ(長期記憶の特性への配慮)
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