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タラヨウ・1~果実

 今年もいつものように年賀状を400枚印刷し、添え書きを終えてポストに投函した。うちのカミサンは 『28日に出しても大丈夫よ。』 と呑気だが、郵便局からは 『元日に届けるためにできるだけ12月25日までに投函して欲しい。』 と言われているので、それを守ることにしよう。
 さて “郵便局の木” や “はがきの木” として各地の郵便局前に植栽されているのが「タラヨウ(多羅葉)」。写真は下柚木の永林寺境内のもので、ここにあることを地元の方に教えて頂いた。果実の直径は7~8ミリで密生して付くので、見分け易い。
 タラヨウの葉は長さ20センチほどの長楕円形で、ここに固いもので字を書くとその形が黒く残る
 “はがき” の名前は、古来は “端書(はしがき)” から来ているが、明治時代に郵便制度が出来てからは、 “葉書” と呼ばれるようになった。これはタラヨウの葉が通信手段として使われていたことに由来するとも言われている。
 ちなみに “多羅” の名は、古代インドで経文を書くのに使われた葉がヤシ科のタラジュ(多羅樹)という植物であることから付けられている。タラヨウはモチノキ科モチノキ属の常緑高木。
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