チョコパイの話に対するコメントが意外に盛り上がったので、ちょっと調べてみました。
韓国の「チョコパイ・情タイム」というページの「パッケージデザイン」という項目にチョコパイ「情」の歴史が書いてありました。(→リンク)
チョコパイの誕生
最初のチョコパイ1974~
1970年代初め、東洋製菓のある研究員が海外研修中、ホテルのレストランで牛乳といっしょに出たチョコレートをコーティングした菓子を見て霊感を受けたことから、オリオン・チョコパイの歴史は始まった。約2年をかけた実験と開発を通じて数多くの試製品を作り、失敗につぐ失敗を重ねて、1974年3月、ついに今日と同じチョコパイが発売された。当時の国内製菓業界では見られない全く新しい形の菓子として、お茶菓子になりうる主食代用の高タンパク、高カロリーを備えた栄養食として開発されたチョコパイは、上流層をメインターゲットとして高級さを出すことに注力した。パッケージデザイン戦略はチョコレート製品には似つかわしくない破格的なスカイブルーカラーを用い、売り場で差別化された対比を強調、インパクト効果をあげ、「チョコパイはブルー」というインパクトカラーを構築することとなった。
研究員の海外研修先が日本で、霊感を受けたチョコレートコーティング菓子がエンゼルパイだったのか、アメリカに行ってムーンパイをパクッたのかはわかりません。
でも2年間の失敗に次ぐ失敗の実験をしたのなら、もうちょっと代わり映えのしたものができそうなもんですがね。
上流層向けに栄養食っていうのも、1970年代の韓国の栄養状態を想像させます。
なお、「パクる」は、私の愛用する三省堂国語辞典によれば
ぱくる : ①ぱくりと食べる、②だまし取る。かっぱらう、③逮捕する、④横取りする。盗用する。(②~④は「パクる」とも書く)
とありました。東洋製菓のある研究員がとった行動は、①と④の掛詞のようです。
最新の画像[もっと見る]
- 「虎に翼」に思う~植民地出身者の被爆者 2日前
- トランプ候補のデマ拡散 4日前
- 「虎に翼」に思う~在日差別 5日前
- カローラ 1週間前
- グランドスラム 2週間前
- 「虎に翼」に思う~原爆裁判 2週間前
- 「虎に翼」に思う~夫婦別姓 2週間前
- 祝! 京都国際、甲子園初優勝 4週間前
- コーヒーの話③~バリコーヒー 4週間前
- コーヒーの話③~バリコーヒー 4週間前
別にインド語源とは申しません。
そういえばパクリで思い浮かぶのが韓国、中国、台湾、タイ…
インドのパクリ商品とか偽ブランドってあまり聞きませんが、少ないのかな。