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犬鍋のヨロマル漫談

ヨロマルとは韓国語で諸言語の意。日本語、韓国語、英語、ロシア語などの言葉と酒・食・歴史にまつわるエッセー。

お盆休み特集~韓国の女の人って怖いよう!!

2006-08-14 06:37:44 | 思い出

今,日本はお盆休みでしょうか。今回はとっておきの恐い話をお届けします。できれば深夜に読むことをお勧めします。

韓国の女の人って怖いよう!!

追いかけられたらちびるほど怖い

 
これは私が韓国に住み始める前の話です。旅行で何回か韓国に来て、それなりになじみの飲み屋等もでき、旅行者気分で遊び回っていた頃の出来事です。
 旅館の近くにペクチェというスナック風の店があり、旅館で知り合った人たちとよくそこでビールなどを飲んでいました。その店のカウンターにいた女性が今日の話の主人公です。

 彼女はいわゆるアルバイターで大学も出ていたという事ですが、本当かどうかは分かりません。


 その頃の私は根っからの遊び人で「ゴンザレス 犬鍋」「性の暴走族」「 ○○○が乾いているときがない」などと言われるほどでありました。

 外国に行っても同様でドイツ女と同棲はするは、イタリア女の下宿に転がり込むは、その他諸々の事件がありまして、後で聞いた話なんですが私が現在の妻と結婚するにあたって私の母が「
○○さん、こんな話するのも何だけどエイズ検査を受けさせた方がいいよ」などとほざいたという逸話もあります(てめー、それでも母親か
!!)

そんな私でしたが、韓国に関しては歴史上のこともあり「
何か事を起こしたらやばいなあ」という自制心が働いていました。

 ですから、何人かの「女性のお友達」はいたんですが、な――んにもありませんでした。これは誓えます。


 ペクチェのカウンターの女の子、ここでは金さんとしておきますが、彼女と「今度どこかに遊びに行こう」という話になり、二人して遊園地に遊びに行きました。

 遊園地から戻り、ソウルでビールを飲んで「ちょっと酔っぱらったかな」というところから、この恐怖のトホホ体験が始まりしまた。韓国の人は男性・女性に限らず、日本よりもスキンシップが濃く、金さんもその傾向が強かったのですが(話の合いの手に肩に触るとか、膝に触るとか等)、その頻度が酔うに従ってだんだん増加し、最後にはずっと膝に手を置くようになりました。私は「ちょっとやべーかな」と思ってはいたのですが、私が行動を起こさない限り大したことはなかんべえと高をくくっておりました。しかし、彼女が体全体を私にもたれかけるに至り、わずかながら残っていた私の自制心が警告を発し始めました。「
ここで何かしたら、行くところまで行ってしまうぞ! 犬鍋よ、席を立つのだ!! 中途半端な期待を持たせて相手を怒らせたら日韓問題に発展してしまうぞ!!

 私は決然と席を立ち(酔っていたのでフラフラとかもしれません)彼女に珈琲を飲みに行くことを提案しました。(このときは英語で会話してました)彼女は不承知そうでしたが、私がちょっとのみ過ぎて気分が悪いと訴え、お得意の「泥酔寸前状態」のふりをすると(最近この技にさらに磨きがかかりました。そうでもしないと家に帰れないので・・・)私を支えるように喫茶店まで連れていってくれました。

 私は「珈琲を飲んだら相手も正気になって、後は「今日は楽しかったね」でバイバイできるな」と思っていたのですが、喫茶店には、さらなる罠が待っていたのです・・・。


 80年代後半のソウルは、現在の「セルフ」式とは違い、いわゆる「タバン」が数多く残っていました。店内はくらく、ついたては高く、あまつさえ「
半個室」まであり、日本ではほぼ絶滅状態にある「同伴喫茶」に近いスタイルでした。


 彼女は私を個室に連れ込み、さらなる肉体的圧力をかけてきました、肩に頭をもたせかけ、その顔を上げ、目をつぶって私に無言の圧力をかけてきます。

 「据え膳食わぬは男の恥」「美人局?」「女に恥をかかせていいのか」「日韓関係の崩壊」・・・・。いろいろな言葉が私の半分酔っぱらった頭の中を去来しました。

しかし

 私の理性と財布の中身の心細さ?が、悪魔のささやきに打ち勝ちました。

「いやー、今日はもう遅くなったし、そろそろ帰るわ」私は毅然と彼女に宣言し、喫茶店を出ました。しかし、彼女は「私も一緒に行っていい?」と言うではありませんか! 私が先ほどの決定を下す前にそう言われていたらどうなったか分かりませんでしたが、私の性格として、一度やめたら猫に引っかかれてもやらないというものがあり、また、すっかりテンションも下がって「おうちに帰ってねんね」状態にありましたし、その上、当時私が泊まっていた旅館というのがとても女を連れ込めるような代物ではなく、また、そんなことをしたら親しくなった旅館のおじさん・おばさんの不興を買うことは必至だったので、(言い訳が長いねえ)「いや、今日はとても疲れて眠いから・・。」と相手の誘いを断りました。

  「ふう、長い一日がやっと終わったぜ。大人になったな犬鍋」


・・・・・・・と自分で自分に酔っていたとき、その酔いをすっかり醒めさせるような出来事が起きました!!!


 彼女がいつまで経っても帰らず、私の後をひたすらついて来るではありませんか!! 


大人になった犬鍋 「早く帰らないと家の人が心配するよ」

今夜は決めてやるぜの金さん 「今日は帰らなくてもいいの・・・・。


おいおい、それはないだろう!!じゃ、どうするつもりなんだよ!!??・・

と英語で表現できるほど上手ではないし、かといって力ずくで家に帰そうとすると日韓関係にひびが入らないとも限らないので、私は逃げることにしました。(ここら辺の論理の飛躍が酔っぱらい特有ですね
)

 私はその場で近くの地下鉄の駅に突っ走りました。彼女も後を追いかけてきます。切符を買うところで追いつかれ(当たり前だよね、バカだよね
)
一悶着あったあげく、「分かった、ホテルは()○○駅にあるから()一緒に行こう()」と言ってその場を取り繕い、電車に乗ってドアが閉まる寸前に私は電車から飛び降りました(ひどい話だねえ
)

 しかし、彼女は私の気配を察知していたのか、
同時に電車からホームに飛び出したのです!!!!!????・・・・・・・・・。

 その時はまだ私も「お主、なかなかやるのう」などと、相手の行動をたたえるような余裕があり、彼女も「そうはいかないわよ」といういたずらっぽい雰囲気があったのですが、私が彼女から逃れ、別の電車に乗るために階段でダッシュをかけた頃から話が尋常ではなくなりました。

 彼女も当然のようにダッシュをかけてきたのですが、私のスピードについていけないとみると、想像だにできない技をかけてきたのです。

(つづく)


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