数回前の記事で、タイ語の「おいしい/まずい」という表現をとりあげました。これについて、夜の学校の先生じゃなく、タイの知識人に聞いてみました。
「おいしいはアロイでしょう? まずいはマイ・アロイ以外にはないんですか」
「さあ、マイ・アロイ・マーク(とてもおいしくない)とか?」
「すごくまずい場合は、マー・マイ・デークって言うんでしょう?」
「ハハハ、犬鍋さん、そんな言葉、どこで覚えましたか?」
「い、いえ、ちょっと…。「犬も食べない」って意味ですよね」
「「食べない」というより、「喰わない」っていう感じです。デークは汚い言葉ですから」
このタイ人は、日本語の小説を翻訳出版しているほどの日本語の達人です。
「おいしくもまずくもないときはどう言うんですか」
「そういうときは、マイ・ミー・ロッチュートといいます。「味がない」という意味です」
「「味がない」は韓国語ではまずいという意味ですよ」
と出張に同行していた韓国人が口をはさみます。
韓国語でおいしいはマシイッタ。直訳すれば「味がある」。
まずいはマシオプタで「味がない」。
「じゃ、韓国語で、おいしくはないけれどまずくもないときはどういうの? 「ケンチャンタ」はどっちかというとおいしいっていう意味でしょう」
「そうですね、「モグルマンハダ」かな」
「~マンハダ」は日本語に訳しにくい言葉ですが、「~する価値がなる」というような意味。「モグル」は「モクタ(食べる)」の連体形の一つ。「食べる価値がある」、「まあ、食べられる」、「許せる味」というようなニュアンスでしょうか。
タイ語と韓国語について、ひとつ勉強になりました。
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モグルマンハダは「まあまあ」で、肯定的であるような気がします。
今後とも、よろしくお願いします、マー・マイ・
デーク早速次回のレッスンで使ってみます。
コメントありがとうございます。
私のほうは、最近またタイ語の勉強をサボりつつあります。ブランクが空くと、せっかく覚えた単語を忘れてしまいます。
語学は始めが肝心ですので、勢いよく1000後ぐらいを覚えてしまうことをお勧めします。
マー・マイ・デークは、アイタイでは使わないほうがよいかと…
過去の私の語学、ゴルフ等の習い事の経験
(失敗)からも最初は集中的に、かつちゃんとした先生に付く事がベストですね。
これからランチに近所のタイ料理店に向かいます。アロイ・マークの方を試してみます。