この前紹介した映画「チブロ…」の最初のほうで,母親が主人公の少年を田舎のおばあちゃんの家に預け,一人でバスに乗ってソウルへ帰ってしまう場面がありました。
少年はさんざん駄々をこねますが,バス停におばあちゃんと二人だけで残され,しかたなくおばあちゃんの家に向かって歩いていく。その間,おばあちゃんが耳が聞こえない(らしい)のをいいことに,悪態のつきどおし。
「汚ねえ(トロウォ)」とか「馬鹿(パボ)」とか聞くに耐えない言葉を…。
その悪態の中に「ビョンシン」というのがあった。漢字で「病身」。これは身体障害者に対する差別語で,日本語の「か○わ」に当たるでしょうか。かなり強烈な罵倒語です。
公式な席ではめったに使われませんが,口げんかやネット上の罵倒では頻繁に出てきます。
最近でこそ差別語使用を自制する機運がありますが,もともと韓国は差別語の使用について無神経。差別社会です。
私が韓国に来て驚いたのが「病身舞い」。身体障害者特有の身振りをしてみせて笑いをとるという芸です。
デハンノ(大学路)という若者の街の路上パフォーマンスで,大学生らしき若者がやっていた。見物客もゲラゲラ笑いながら観ていました。正直言って,背筋がぞっとし,いっしょにいた子どもたちには見せないようにしました。
このように障害者に対する社会の目が冷たく,厳しいため,障害をもった子どもは悲劇です。妊娠中にわかればたいてい堕胎。生まれたときは捨てられることが多い。障害児の海外入養(ヘウェイビャン,外国に養子に出すこと)の多さは,韓国の恥部の一つです。
〈関連記事〉
おばあちゃんの家/チブロ
おばあちゃんの家/チブロ~裏話
おばあちゃんの家/チブロ~裏話の続報
少年はさんざん駄々をこねますが,バス停におばあちゃんと二人だけで残され,しかたなくおばあちゃんの家に向かって歩いていく。その間,おばあちゃんが耳が聞こえない(らしい)のをいいことに,悪態のつきどおし。
「汚ねえ(トロウォ)」とか「馬鹿(パボ)」とか聞くに耐えない言葉を…。
その悪態の中に「ビョンシン」というのがあった。漢字で「病身」。これは身体障害者に対する差別語で,日本語の「か○わ」に当たるでしょうか。かなり強烈な罵倒語です。
公式な席ではめったに使われませんが,口げんかやネット上の罵倒では頻繁に出てきます。
最近でこそ差別語使用を自制する機運がありますが,もともと韓国は差別語の使用について無神経。差別社会です。
私が韓国に来て驚いたのが「病身舞い」。身体障害者特有の身振りをしてみせて笑いをとるという芸です。
デハンノ(大学路)という若者の街の路上パフォーマンスで,大学生らしき若者がやっていた。見物客もゲラゲラ笑いながら観ていました。正直言って,背筋がぞっとし,いっしょにいた子どもたちには見せないようにしました。
このように障害者に対する社会の目が冷たく,厳しいため,障害をもった子どもは悲劇です。妊娠中にわかればたいてい堕胎。生まれたときは捨てられることが多い。障害児の海外入養(ヘウェイビャン,外国に養子に出すこと)の多さは,韓国の恥部の一つです。
〈関連記事〉
おばあちゃんの家/チブロ
おばあちゃんの家/チブロ~裏話
おばあちゃんの家/チブロ~裏話の続報
また、子は父姓しか名乗れなかった。
最近の民法改正で、改善されたようですが。
>地下鉄で
子どもが配ってたビラには、父親がアル中で暴力を古い、母親が交通事故で入院したとありました。
その後、子どもを使っていた組織がマスコミで告発され、その手の子どもはぱったりといなくなりました。
子共々戻された人が多かったそうです。
現在はその遺伝子が父方にあるという事が
判明していますので、そのような事もあり
ません。
時代と共に少しずつ韓国民も考え方が変わ
ってきていってくれればいいですね。
でもそれは価値観としての家制度見直しと
切ってもきりはなせないことでしょうけれど・・