北極地域に住むイヌイットの言語には雪の呼び方がたくさんあると聞いたことがあります。
調べてみると,何百もあるというのは根拠がなく,せいぜい20ぐらいらしい。特徴的なのは,雪一般を指す総称がないらしいこと。
雪が降らないタイにも,いちおう「雪」を表す単語があって,「ヒマ」。たぶん暇なんでしょう。
その代わり,タイはよく雨が降る。雨に関する語彙は多いと思われますが,残念ながら私が知っているのは「フォン」一語のみ。
日本も雨が多いほうでしょう。
したがって,雨にまつわる語彙も多い。ウィキペディアを調べてみると(→リンク),何十という言い方がありますが,初めて見るような言葉もあります。
そして大部分は「~あめ(さめ)」,「~う(雨)」という複合語ですね。
複合語以外を探すと,「しぐれ(時雨)」,「さみだれ(五月雨)」,「つゆ(梅雨)」,「ゆうだち」などが目立ちます。
韓国語はどうか。
韓国はあまり雨が降らないから,雨に関する語彙も貧弱だろうと思ったら,あにはからんや,日本に負けないぐらいたくさんの語彙があります(→リンク)。
ただ,これを調べた当人が
私たちがたんに雨(ピ)と思っていたその雨が,こんなにたくさんあるとは本当に知りませんでした。降る時期,様子,強さによってこんなにさまざまな雨があるんですね。
と書いているように,ほとんどの言葉は辞書にはあっても,あまり使われていない言葉なのでしょう。
このリストの中に,「ソナギ」という言葉があります。にわか雨,夕立という意味ですが,これはよく使われます。
ソナギという有名な小説もあります。
20年近く前,私が仕事の必要性から韓国語を学び始めたとき,小中学校の教科書を韓国人に全訳してもらい,原文と日本語を対訳で見比べながら勉強したことがあります。
ソナギ(黄順元作)は,確か中学1年生の教科書に入っていたと思います。平易な文章でありながら,少年少女の初恋を叙情的に描いた佳作でした。
そのとき,韓国人がソナギを夕立と訳したのですが,季節が秋,時刻が午後の早い時間,雨が上がったあとに強い日差しが照りつけたところなどから,「夕立」というよりは「にわか雨」という感じかなと思ったのを覚えています。
原文はこちらで読めますので,韓国語を勉強中の方は挑戦してみてはいかがでしょう。(→リンク)。
調べてみると,何百もあるというのは根拠がなく,せいぜい20ぐらいらしい。特徴的なのは,雪一般を指す総称がないらしいこと。
雪が降らないタイにも,いちおう「雪」を表す単語があって,「ヒマ」。たぶん暇なんでしょう。
その代わり,タイはよく雨が降る。雨に関する語彙は多いと思われますが,残念ながら私が知っているのは「フォン」一語のみ。
日本も雨が多いほうでしょう。
したがって,雨にまつわる語彙も多い。ウィキペディアを調べてみると(→リンク),何十という言い方がありますが,初めて見るような言葉もあります。
そして大部分は「~あめ(さめ)」,「~う(雨)」という複合語ですね。
複合語以外を探すと,「しぐれ(時雨)」,「さみだれ(五月雨)」,「つゆ(梅雨)」,「ゆうだち」などが目立ちます。
韓国語はどうか。
韓国はあまり雨が降らないから,雨に関する語彙も貧弱だろうと思ったら,あにはからんや,日本に負けないぐらいたくさんの語彙があります(→リンク)。
ただ,これを調べた当人が
私たちがたんに雨(ピ)と思っていたその雨が,こんなにたくさんあるとは本当に知りませんでした。降る時期,様子,強さによってこんなにさまざまな雨があるんですね。
と書いているように,ほとんどの言葉は辞書にはあっても,あまり使われていない言葉なのでしょう。
このリストの中に,「ソナギ」という言葉があります。にわか雨,夕立という意味ですが,これはよく使われます。
ソナギという有名な小説もあります。
20年近く前,私が仕事の必要性から韓国語を学び始めたとき,小中学校の教科書を韓国人に全訳してもらい,原文と日本語を対訳で見比べながら勉強したことがあります。
ソナギ(黄順元作)は,確か中学1年生の教科書に入っていたと思います。平易な文章でありながら,少年少女の初恋を叙情的に描いた佳作でした。
そのとき,韓国人がソナギを夕立と訳したのですが,季節が秋,時刻が午後の早い時間,雨が上がったあとに強い日差しが照りつけたところなどから,「夕立」というよりは「にわか雨」という感じかなと思ったのを覚えています。
原文はこちらで読めますので,韓国語を勉強中の方は挑戦してみてはいかがでしょう。(→リンク)。
http://kotobakai.seesaa.net/category/754317-11.html
ご紹介のページ,長くて途中でやめてしまいました。
時間のあるとき,最後まで読んでみます。