本日をもちまして,「犬鍋の韓国漫談」(旧犬鍋の韓国便り)は開設2周年を迎えました。
2006年3月25日の開設が,駐在10周年を記念したものでしたから,今日で12周年になります。すでに帰任した今となっては,このような数え方にまったく意味はないのですが…。
開設当初,こんなに長く書き続けるとは思っていませんでした。駐在員報告という当初の趣旨からすれば,帰任と同時に閉鎖が妥当だったのですが,少数の愛読者から背中を押される感じで今日まで書き継いできました。
「毎日更新」を売り物の一つにしていた当ブログ,帰任直後に「毎日更新はしません」宣言をしたあと,しばらく五月雨的に更新していましたが,昨年10月後半より再び「毎日更新」ペースに復帰。なんか,毎日更新するのが習慣になってしまって…。恐いですね,生活習慣病というのは。
だらだら続けているうちに,アルファブロガーにノミネートされたり,はたまた別の人気ブログの中で取り上げていただいたりで,定期読者が急増。最近は,毎日の訪問者がコンスタントに400人,閲覧数も平均1500。100万近くあるgooブログランキングでアクセス数1000位以内をキープするようになりました。これもひとえに皆様のおかげです。
カムサハムニダ。
ところで昨年,『もう日本を気にしなくなった韓国人』という本を読みました。
著者は伊東順子さん。私と同い年ながら,在韓20年近い。11年の私にとって,韓国暮らしの大先輩です。さすがに長く住んでいるだけあって,これまでの著書,『病としての韓国ナショナリズム』『ビビンバの国の女性たち』での韓国分析はいずれも鋭かった。私のブログの中でも,数回紹介させていただきました。
伊東さんは,新著のあとがきを次のように書き始めています。
「ここ七年ほど,ソウルを拠点としながら日本や米国,香港などを行き来する生活を続けている。そんな暮らしのなかでいつも驚くのは,わずか数週間韓国を空けただけで,街がすっかり様変わりしてしまうことだ。…」
また,まえがきには
「…韓国に関していえば,日本のネット上で語られることの多くは「事実」に基づいている。なかにはあきらかな勘違いやこじつけ,極端な被害妄想もあるようだが,意図的な捏造のようなものは少ないと思う。
ただし,情報が古すぎる。
インターネットとは最新情報が得られるメディアだと思われているが,韓国情報に関してはそうでもないようだ。化石のような情報が発掘されて,それが最新情報として流される。しかも引用がくり返されるうちに,切り取られた事実があたかも現在進行形のように語られてしまう。…」
数週間どころか数カ月も韓国を空けている間に,韓国はすっかり様変わりしていることでしょう(2カ月に一度ぐらい出張してはいますが)。「化石のような」思い出話を発掘してはネットに流していた私としては,耳の痛い話です。
無尽蔵に思われていた思い出話の引き出しも,だんだん寂しくなってきた。残っているものは,カビの生えたようながらくたばかり…。
そろそろ潮時かなあと思い始めています。
私の関心も,アジアの別の国に移ってきたこともあり,別のブログを立ち上げたこともありで,今度こそ,「毎日は更新しない宣言」を実行に移したいと思います。
というわけで,明日から「隔日更新」にさせていただきますので,悪しからずご了承ください。
2006年3月25日の開設が,駐在10周年を記念したものでしたから,今日で12周年になります。すでに帰任した今となっては,このような数え方にまったく意味はないのですが…。
開設当初,こんなに長く書き続けるとは思っていませんでした。駐在員報告という当初の趣旨からすれば,帰任と同時に閉鎖が妥当だったのですが,少数の愛読者から背中を押される感じで今日まで書き継いできました。
「毎日更新」を売り物の一つにしていた当ブログ,帰任直後に「毎日更新はしません」宣言をしたあと,しばらく五月雨的に更新していましたが,昨年10月後半より再び「毎日更新」ペースに復帰。なんか,毎日更新するのが習慣になってしまって…。恐いですね,生活習慣病というのは。
だらだら続けているうちに,アルファブロガーにノミネートされたり,はたまた別の人気ブログの中で取り上げていただいたりで,定期読者が急増。最近は,毎日の訪問者がコンスタントに400人,閲覧数も平均1500。100万近くあるgooブログランキングでアクセス数1000位以内をキープするようになりました。これもひとえに皆様のおかげです。
カムサハムニダ。
ところで昨年,『もう日本を気にしなくなった韓国人』という本を読みました。
著者は伊東順子さん。私と同い年ながら,在韓20年近い。11年の私にとって,韓国暮らしの大先輩です。さすがに長く住んでいるだけあって,これまでの著書,『病としての韓国ナショナリズム』『ビビンバの国の女性たち』での韓国分析はいずれも鋭かった。私のブログの中でも,数回紹介させていただきました。
伊東さんは,新著のあとがきを次のように書き始めています。
「ここ七年ほど,ソウルを拠点としながら日本や米国,香港などを行き来する生活を続けている。そんな暮らしのなかでいつも驚くのは,わずか数週間韓国を空けただけで,街がすっかり様変わりしてしまうことだ。…」
また,まえがきには
「…韓国に関していえば,日本のネット上で語られることの多くは「事実」に基づいている。なかにはあきらかな勘違いやこじつけ,極端な被害妄想もあるようだが,意図的な捏造のようなものは少ないと思う。
ただし,情報が古すぎる。
インターネットとは最新情報が得られるメディアだと思われているが,韓国情報に関してはそうでもないようだ。化石のような情報が発掘されて,それが最新情報として流される。しかも引用がくり返されるうちに,切り取られた事実があたかも現在進行形のように語られてしまう。…」
数週間どころか数カ月も韓国を空けている間に,韓国はすっかり様変わりしていることでしょう(2カ月に一度ぐらい出張してはいますが)。「化石のような」思い出話を発掘してはネットに流していた私としては,耳の痛い話です。
無尽蔵に思われていた思い出話の引き出しも,だんだん寂しくなってきた。残っているものは,カビの生えたようながらくたばかり…。
そろそろ潮時かなあと思い始めています。
私の関心も,アジアの別の国に移ってきたこともあり,別のブログを立ち上げたこともありで,今度こそ,「毎日は更新しない宣言」を実行に移したいと思います。
というわけで,明日から「隔日更新」にさせていただきますので,悪しからずご了承ください。
管理者様の韓国に対する含蓄に富んだ分析、
また実生活に基づいて語られる
情報が本当に面白く、毎日楽しみに拝見しています。
隔日更新となってしまうのは寂しいですが、
どうかご無理のない程度に、これからも
更新していただければと思います。
お誉めいただき,とてもうれしいです。
これからもよろしくお願いします。
毎日読ませていただいていたせいか
まだ2周年?!という感じもします。
帰国されて終わってしまうんじゃないかーと
思って心配していましたが、その後も
興味深い記事が多く、十分に楽しませて
いただきましたし・・・
隔月でも継続していただけること、
嬉しくありがた~い気持ちです^^
これからもよろしくお願いします。
(なお,隔月ではなく隔日です…)
隔日と打ったつもりでしたのに。
ま、たとえ隔月だったとしても
すごく嬉しいんですよー^^