goo blog サービス終了のお知らせ 

犬鍋のヨロマル漫談

ヨロマルとは韓国語で諸言語の意。日本語、韓国語、英語、ロシア語などの言葉と酒・食・歴史にまつわるエッセー。

ミャンマーの少数民族

2013-07-26 22:30:22 | ミャンマー

 ミャンマー料理屋さん等で私が出会ったミャンマー人は、少数民族の人が多くて、ビルマ民族は少ない。

 日本に移民したミャンマー人は少数民族が多いのかもしれず、そこには何か理由があるのかもしれません。

 そこで、ミャンマーの少数民族について、すこし調べてみようと思って、ウィキペディアを読んでみたのですが、ミャンマーの民族問題は複雑だということだけがわかりました。

 ミャンマーの行政区分は、7つの管区と7つの州に分かれ、管区にはビルマ民族が多く、代表的な少数民族が住む地域がそれぞれの州になっているようです。

 7つの州とは

カチン州(北部)
シャン州(東部)
カヤー(カレンニー)州(東部)
チン州(西部)
ラカイン州(西部)
カレン(カイン)州(南部)
モン州(南部)

 政府が発表した統計によれば、ビルマ民族が人口の68%を占め、それ以外の民族ではシャン族が9%、カレン族が7%で、あとは4%以下。それ以外に、華僑(中国系)や印僑(インド系)もいます。

 しかし政府統計の信頼性は低く、少数民族は人口の半分近くに達するという説もあるようです。

 
歴史の古いモン族やシャン族は、古来、ビルマ族と対立関係にありました。

 また、イギリス植民地時代、カレン族は植民地支配の先兵として利用されたため、多数派のビルマ族から恨みを買っている。

 さらにイギリスの影響でキリスト教化が進んだカチン族は、仏教徒のビルマ族と宗教対立があり、インド・バングラデシュから来たイスラム教徒との間でも、最近流血事件がありました。

 民族と宗教が重なって、いよいよ複雑な様相を呈しています。

 国内にごく少数のアイヌ民族、そして在日コリアン、華僑しかいない日本からはなかなか想像しにくい国情です。


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« ビルマとミャンマー | トップ | サッカー東アジアカップ »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

サービス終了に伴い、10月1日にコメント投稿機能を終了させていただく予定です。

ミャンマー」カテゴリの最新記事