犬鍋のヨロマル漫談

ヨロマルとは韓国語で諸言語の意。日本語、韓国語、英語、ロシア語などの言葉と酒・食・歴史にまつわるエッセー。

ひらがなの数

2019-05-11 23:40:08 | 言葉
 ダニエルは、フィリピンの民族語を何種類かマスターしているようなのですが、民族語には、それを表記する文字はないので、「音」だけで覚えたそうです。

 日本語を学習するのにも、ユーチューブやネット上の無料のアプリを利用して、もっぱら「音声」で単語やフレーズを覚えています。

「でも、今後、JLPT(日本語能力試験)なんかに挑戦するんだったら、やっぱり文字を覚えなくちゃね。まずはひらがな」

「ひらがなって、何文字あるんですか?」

「ん? ひらがな? えっとー、だいたい50文字かな」


 よくひらがなの「50音表」などといいますが、や行とか、わ行には空欄もある。また50音表は清音しか載ってないので、濁音をいれたらもっと多くなるはず。

 ちょっと、数えてみることにしました。

あ行:あいうえお
か行:かきくけこ
さ行:さしすせそ
た行:たちつてと
な行:なにぬねの
は行:はひふへほ
ま行:まみむめも
や行:やゆよ
ら行:らりるれろ
わ行:わを

   ん

 ここまでで、46文字

 昔はわ行に「ゐ」、「ゑ」がありましたが、今は使わないので除外します。

 濁音は、清音のひらがなに「゛」がついただけとはいえ、文字としては別物でしょう。半濁音も同じ。

が行:がぎぐげご
ざ行:ざじずぜぞ
だ行:だぢづでど
ば行:ばびぶべぼ
ぱ行:ぱぴぷぺぽ


で25文字。

 「お」と「を」、「じ」と「ぢ」、「ず」と「づ」は音は同じですが文字としては別に数えるべきでしょう。

 拗促音の「ゃ」「ゅ」「ょ」「っ」は、単独では使われず、「や」「ゆ」「よ」「つ」と形は同じだけれども大きさが違う。英語の大文字と小文字は、違う文字として扱われない気がしますが、拗促音は音が違うので、別の文字とするのが妥当と思います。

 以上をすべて足すと、

46 + 25 + 4 = 75

 これですべて? 

 いや、まだ「あいうえお」の小文字があるぞ。

 カタカナだと、

ファンタジー、フィリピン、トゥモロー、ハイウェー、フォーク…。


のような用例がすぐに思い浮かびます。

 でも、ひらがなは…。

 感嘆詞ならあり得なくはないかも。

 わぁ! ひぃ! うぅ! おぇ! わぉ!

 あと、かたかな専用の文字として「ヴ」がありますね。

 「ヴァイオリン」のように、「v」の音を表すのに使いますが、ほとんどの日本人は「バイオリン」と読んでいるんじゃないでしょうか。

 さらには、一ヶ月、二ヵ月の「ヶ」や「ヵ」なんてのも。これは漢字なのかカタカナなのか? たぶん漢字なんでしょう。

 以上、結論として、ひらがなは「ぁぃぅぇぉ」を入れて80字、カタカナはそれに「ヴ」を加えて81字ということになりそうです。
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