先週の土曜日、ミャンマー語のレッスンが終わったあと、先生は息子さんと上野公園に行くというので、私もご一緒しました。 数日前に降った雨で、残念ながら桜を少し散ってしまっていましたが、不忍池の遊歩道にはたくさんの花見客が出ていました。 昨年の12月に来日したばかりの19歳のミャンマー青年にとって、見るものすべてが珍しい様子。桜だけではなくて、屋台も、人込みも。 先生(母親)のほうは、よく立ち止まって . . . 本文を読む
ミャンマー語の先生の息子さんは、昨年の12月に来日し、アルバイトを探していましたが、知り合いのミャンマー人の紹介で、なんとか見つかりそうだという話を聞いていました。「息子さんは、アルバイト始めたんですか」「はい、日本橋の天ぷら屋さんで働いています」「天ぷら、揚げたりするんですか」「まだ、それはやらせてもらえません。もっぱら、海老の殻を剥いたり、いろんなおかずを弁当に詰めたり…」「豚 . . . 本文を読む
二月の前半、週末に二週連続の大雪が降ったせいで、土曜日のミャンマー語のレッスンが連続休講になりました。 3週間ぶりに東大に行ったとき、まだ構内には残雪があり、三四郎池の周りの木々のかなり大きな枝が、雪の重みに耐えられなかったのでしょう、無残に折れたりしていました。一部の枝は、すでに処理業者(植木屋さん?)が切り落として、薪状に長さを揃えて積んでありました。東大には樹齢の長い古木が多いから、相当な . . . 本文を読む
関東地方に大雪の天気予報が出ていた金曜日、同僚と大塚のミャンマーバーに行きました。「ミンガラーバー(こんにちは)」 連れは、外語大のヒンディー語学科出身で、言語に興味があるので、話題はミャンマー語のことに。「ミャンマー語は日本語とそっくりなんですよ。語順が同じだし、助詞もある」 前回飲んだミャンマー産そば焼酎が残っているかと思って聞くと、「犬鍋さん、全部飲んだじゃないですか」「そうだったっけ。じ . . . 本文を読む
私が使っていたミャンマー語のテキストに出てくる日本人の名前がウー・アウントゥンでした。 不思議に思って、先生に聞くと、ミャンマーでは外国人でもミャンマー風の名前を使う人が多い、とのことでした。「じゃあ、ぼくにも作ってください」「いいですよ。何曜日に生まれましたか」「曜日? そんなの知りませんよ」「知らないんですか! それじゃ名前がつけられません」「…」 そういえば、タイ人もみな自分 . . . 本文を読む
このブログの読者の中には、犬鍋は毎日飲み歩いているんじゃないかと思っている方もいるかもしれませんが、そんなことはありません。一日おきです。 まあ、飲みに行くと一軒で終わらないことが多いので、平均すると「1日1軒」に近いかもしれません。 ということで、大塚のシエルを見つけた二日後に、また行きました。 この日は、先客に日本人が一人。 店に入ると、いきなりあいさつされました。ミャンマーレストラン/飲み . . . 本文を読む
TOPのご主人が、手作りの豚皮揚げを納入する先として、高田馬場以外に大塚もあるということを聞きました。 大阪からの出張の帰り、スマホで「大塚 ミャンマー料理」と検索すると、複数出てきました。師走の寒さの中、駅に近いところがいいか、と思って行った先がシエルでした。 大塚駅北口の線路沿いを少し歩くと、すぐに見つかりました。ホームページでは、「ミャンマー家庭料理」と謳っていたので、扉を開けた瞬間、店を . . . 本文を読む
久しぶりに高田馬場のスィゥー(スウェー)に行きました。 先客は若い男性客一人。こちらも一人だったので、「よろしければご一緒に」ということになりました。それぞれが頼んだものをシェアしたので、同じ料金で二倍楽しめました。「よく来られるんですか」「いえ、初めてです。最近、こっちで働くようになって、前を通るたびに気になっていたんです」「ミャンマーはビールがおいしいんですよ」「へえー」 いつものように「ミ . . . 本文を読む
先週、ミャンマーの大統領、テイン・セイン氏が来日していたようです。日本に国費留学しているミンマー人留学生にお声がかかり、私の先生も、大統領に会いに、ミャンマー大使館に行ったそうです。「このまえ、○○(政府要人、名前は失念)が来たときも大使館に呼ばれて行って、留学生全員に200ドルくれたんです。今回は大統領だから、500ドルぐらいくれるかと思ったら、たった50ドルでした」「大統領からのお小遣いなん . . . 本文を読む
大森で見つけたミャンマー居酒屋TOPが、土曜日もランチを始めたと聞いていたので、行ってみました。 すると店名が変わっていた。TOPはそのままですが、ミャンマー居酒屋と書いてあった部分に、上から「アジアレストラン」というシールが貼ってある。 店に入ってみると、店長も、お店の女の子も、メニューも同じでした。「お店の名前、変わったの?」「ええ。店長が、客が少ないのはミャンマーがいけないんじゃないかって . . . 本文を読む
「そういえば、頼まれていたもの、買ってきてもらいました」 息子さんがかばんの中から小冊子を取り出します。ミャンマー人のための、日本語学習書です。 私が、ミャンマーの人はどうやって日本語を勉強するんですか、と聞いたとき、じゃあ今度息子が来るとき、日本語の学習書をもってこさせます、ということになっていたのです。 表紙は、ミャンマー文字のタイトルの下に、日本語で、初級 ビジネス 実用 日本語日本 - ミ . . . 本文を読む
ミャンマー語のレッスンに、先生が息子さんを連れてきました。「トウェヤーダーワンターバーデー」(はじめまして)「はじめまして」「あ、日本語うまいですね、息子さん」「ええ、大学で日本語を専攻していましたから」と、お母さんが説明してくれます。 息子さんは、つい三日前に日本に着いたばかりだそうです。ミャンマーで大学を卒業したので、日本で大学院に入りたいというのですが。「まだ19歳だから、大学院には入れな . . . 本文を読む
先日開催されたミャンマー祭に出店していたお店のうち、4軒は私の行ったことのある所でしたが、知らない所もあった。 その一つが大森のミャンマー居酒屋TOP。 大森にミャンマー料理があったんだ! 今の勤務地が品川なので、これは朗報です。 スマホで検索すると、HPがあったので、そこにあった地図を頼り店を訪ねていきます。 日立製作所、いすゞ自動車本社…。 巨大な建物の狭間に、その店はあること . . . 本文を読む
ミャンマー祭り、シンポジウムの後半は、安倍夫人、中田ヒデ、岩城良生さん(NPO法人メコン総合研究所副所長兼事務局長)によるパネルディスカッション。 冒頭、それぞれ自身のミャンマーとの関わりを話します。 安倍夫人は、第一次安倍内閣のとき、自分も首相夫人として何か途上国への支援をしたいと思い、最初はアフリカなども考えたが、夫(首相)の勧めでミャンマーに関わり、岩城さんとの出会いもあって、NPO法人メ . . . 本文を読む
シンポジウムは、場所を提供した増上寺の方のご挨拶のあと、安倍昭恵さんの挨拶、続いて今泉清詞という方の講演がありました。 今泉さんは、大東亜戦争のときにビルマに従軍したもと軍人。戦争でビルマの人々に命を救ってもらった恩を返したくて、戦後はビルマ人の日本留学生に奨学金を出し続けていた、という人です。 とても感動的な話の概略を以下に記します。 大正12年新潟県生まれ。18歳で軍隊に志願したと . . . 本文を読む