日々ふさおまき

走って跳んで歩いてます。

シンガポール旅行 1日目の第3稿/5日 雨のマーライオンからスタート

2011-08-15 22:25:27 | 旅行記

睡眠不足も物とせず、ふさおまきは夫婦で街歩きへでかけます。

マンダリンのような立派なホテルで、ドアマンに「マーライオンはどう行けばいいの」と

聞きつつ、決してタクシーを呼ばないのはなんとなく気がひけるのですが、

徒歩15分といいますから、少しでも歩いたほうが待ちの様子もわかるでしょう。

そんなわけで歩き出そうとしたら、ドアマンが一生懸命あることを繰り返し語って、

注意を促します。キーワードはフラッシュ。

聞いていたときは良くわからなかったその言葉の意を確認したのは、

歩き始めてすぐのことです。

ビルとビルの間を渡ろうとした信号の押しボタンの下には、

「青信号がフラッシュしたら、決して歩き始めてはならない」

つまり、仔細罰則が多いといわれるこの国で、点滅信号で横断を始めるのは

レッドカードということのようです。

しかもですね、青に変わって2~3秒もせずにフラッシュが始まったりして。

今日はそれ以降、信号と見ると走るようになりました。

 

ビルを抜けるとすぐにベイサイド、さすがに淡路島の大きさといわれる島国です。

湾の向こうにビル群が立ち並ぶ風景は、いまさらながらに20世紀に人が成し遂げた

工業的発展の力を感じます。

で、マーライオン。

1972年にできたというこの海水を吐き続ける、

ライオンと魚の合いの子は、意味は良くわかりませんが、

シンガポールをシンガポールらしく見せる風景的位置を占めていることを

知りました。大海原に雄雄しく力を出し続ける偉大なる国・シンガポール!

桟橋を回りこみながら、他の観光客と同じように、吐水をかぶるようなポーズなどで

写真を撮っていたら、雨が降り出しました。

ずっと黒雲が気になっていたので、しっかり傘は用意しています。

それに、街中を歩いていて気がつくのですが、ほとんどのビルや店の軒先は、

歩行者があるく歩道を確保して、ひさしが伸びているため、交差点をわたるとき以外は

ほとんど傘を使わなくてすむので、降り出したからといってさほど濡れ鼠を嫌うほどとは

なりません。

私にはどこを歩いているのかわからなくなりつつ、

ビジネス街を歩いていると、ちょうど昼近くになり、多くの会社員がランチに外へ

繰り出してきました。

いやいや、さすがというほど、男は白いシャツもしわ一つ無く背筋を伸ばして歩き、

女はワンピースをぴったりと着こなしたスリムで足長い人々があるき、

国際都市の力を思い知ります。

ほんとにみんな、格好いいんですよね。

 

私たちは中華街をめざします。

昼ごはんはマックスウェル フードコートに決め、

超楽しみだった、海南飯にありつきました。

フードコートは、公式屋台村といったつくりなのですが、

大体どの店も一間程度の間口で、まごうことなきオープンキッチンで、

次々に料理が出来上がっていくのがなんとも気持ちが湧き立ちます。

定食は4.5ドル、茹でた鳥とそのスープで炊いたジャスミンライス、

そして鶏がらスープに、青菜炒めがつきました。もちろん◎。

 

お腹がいっぱいになったらまた

街歩き開始。緑が多いのが楽しく、さすがに熱帯と思わせる、

うっそうと葉を茂らせる大木や、幹に着生植物をつけた木々が

いくつも目に飛び込んできます。

裏割のような緑道は中華街ショッピング街の裏にあたります。

京都式に長屋がうなぎの寝床になっているのがわかりました。

なかなか可愛いフランス模様とオリエンタルが融合した小物やさんも訪問。

味香園というスイーツ屋さんでは、これも待望のマンゴー スノウアイスも

いただきました。

マンゴージューを凍らせたものを削っているのでしょう、

氷ひとかけひとかけに優しい感触と味がしみこんで、カキ氷とはちがった

アイス冷物を見つけました。

 

もう一つおもしろかったのは、お寺をいくつも見たことでしょうか。

ちょうど盂蘭盆で、どこもお供え物をたんと並べ、読経の声が響きわたり、

私たちも、境内に入ってお祈りをしたりしていました。

そうそう、地下鉄にも乗ってみました。

タクシー料金が安いのでそちらでもいいのですが、

なんとなく外国の都市を歩くなら、多くの人が利用している物や場所を

捕らえたほうが、親近感が深まります。

 

ちょっと疲れたので、マンダリンに戻ってお風呂で体をあたためます。

そして18時過ぎに再出発。

伝統のラッフルズホテルを見に行きまして、100年超の優良企業が今も元気に

営業する様子を見て、感銘をうけるところも多々ありました。

薄暮の庭では、ディナーも始まっています。

私たちは、もう少し庶民的な店へ行きましょうということで、

マリーナスクエアのフードコートに向かいました。

で、いただいたのがXO醤がたっぷり入った焼きそばと、

豚肉の饅頭、そしてペーパーチキンという聞き覚えの無い料理です。

薄紙で包んであげた鳥は、かりかりな上に、

紙で跳ね返された肉汁が皮にかかって、味の深みを増しています。

紙をはがすときに手がべとべとになりますが、それも楽しみの一つ。

デザートのエッグタルトと、大きなカップに入った中国茶を加えて、

15ドル、1000円もかかりません。

楽しいお食事を終えて、帰ってきたら21時近くになってしまったのです。

 

 

 

 


シンガポール旅行 1日目/5日 朝から寒い?

2011-08-15 09:56:06 | 旅行記

朝起きて、窓から見たマリーナベイサンズ。

右手に見える、空のお船を支えるホテルです。

建物の街かも、と思うほど、大きなのも小さなのもデザイン性に富んでいます。

 

マンダリンオリエンタルは、内側が吹き抜けになって、空から光が降ってきます。

中廊下の層が荘厳です。

ただ・・・館内は寒い。

朝ごはんは4階のMELT the World Cafeで。

私の二皿目は、奥のチキンソーセージがヒットの

彼女のは、ガラスに入った黄色いプルプルは何でしょう?

答えは茶碗蒸しなのですよ。

ちなみに、一皿目は写真撮るのも忘れていただいた、

フルーツ盛り合わせ。南国ですよ、さすがに。

パイナップルと、パパイヤ、スイカ、メロンが豪快に切り分けてありました。

パンもペストリーが5種類以上、ホワイトに胚芽にと各種トースト系が5種類以上・・・

パンケーキやワッフルは焼いてくれますし。

もちろん国際都市ですから、中華系のおかゆに焼き豚、インド系のカレー、

白いご飯はもちろんお蕎麦もありました。

これは何日食べても飽きることは無さそうです。

あ、でも明日の朝は、長袖にカーディガンを羽織ってきましょう。

何といっても、部屋の空調を見ると、温度設定が25度までしかないホテルです。

最高温度が25度・・・今の日本では考えられませんし、

いくらなんでも寒すぎましてね・・・

さてとお腹いっぱいの朝9時。

お外へ出かけて、プールやジムは後にしましょう。

まずは、ホテルリポートという感じの、第一日目スタートでした。

 


シンガポール旅行 1日目/5日 深夜のチェックイン マンダリンだよおっかさん 

2011-08-15 03:42:06 | 旅行記

きました~ 午前0時ごろ無事シンガポール国際空港にランディング。

腰痛で苦しみぬいた、しかも隣に苦痛を訴えられるふさおまき(めす)も不在のフライトは

到着してしまえば楽しい思い出。

入国審査も、申請書にフライト番号を書き忘れていることを指摘されただけで、

入国目的も何も聞かれずに、するっと入ってしまいます。

1時近くだというのに、空港は結構にぎわっています。

両替もあいていたので、3万円をチェンジ。

1シンガポールドル=64.18円くらいです。ちなみに成田で1万円だけ、

もしシンガポール空港で深夜の銀行が閉まっていたら、ホテルにもいけないので

両替をしていたのですが、そちらは69円。

東京三菱様、1万円で10ドルの差額が出てしまうのは、あんまりです。

と思ってしまいます。

 

現金も確保して、タクシー乗り場へ行くと、結構な人が並んでいます。

列が3つに折れて、30組くらいでしょうか。

タクシーも次々に入ってきますが、どちらかといえば売り手市場なかんじで、

彼女は、バブルのクリスマスみたいと、私の経験したことの無い状況に例えて

いたほどです。

うまいこと私たちの順番にはワゴン車がやってきて、彼女のでっかいトランクと、

私のアディダスダッフルを楽々放りこみ、陽気な中華系ドライバーは

暗い中でもあっちがロングビーチで夜明けまでみんな騒いでるとか、

足裏マッサージならチャイナタウンがお勧めだよ、20ドルで済む。中心部なら

30~40ドルだ、だとか教えてくれます。

20分ほどで5泊するマンダリン・オリエンタル シンガポールにチェックイン。

ダークな磨きぬかれた黒石のカウンターが美しく、

フロントのお姉さまのやさしい微笑みは、オリエンタルに微笑を潜めつつ、

明るい開放感もある、実に中道を志す、気持ちのいい表情です。

チャイナドレスのそのフロントレディが11階の部屋まで案内してくれます。

ちなみに、この方は案内のために同行してくれて、バッグはまた別にポーターが

運んでくれる分厚いサービスが何とも豪華な気分にさせてくれます。

入ったお部屋は都市リゾート抜群。

眺望のいい部屋にアップグレードしました、と説明を受けながら、

足元から大きく切り取られた窓の向こうには、

 

シンガポールフライヤーの観覧車が丸く青い明かりを描き、

うわさの天にお船を浮かべたマリーナベイサンズも目前に眺めることができます。

さすがに深夜なので、はっきりした写真にはとれないので、

このあたりの写りでご勘弁ください。

 

広々ベットに横たわる前に、お茶をいただきます。

 

ブースカがご紹介するのは、ウェルカムドリンクだという

「アリゾナ グリーンティー」with GINSENG and HONEYと書いてある、

やや甘お茶です。

気分としては、ヨーロッパホテル枕もとのミントチョコに近いかも。

こちらはたしなむにとどめて、暖かいミントティーを入れて、

少しホット落ち着きました。

と、書いているうちにもう3時。

明日は、町歩きと、動物園かな?

おやすみなさい。

そして、5泊5日のお世話になるシンガポールの最初の夜に乾杯です。