日々ふさおまき

走って跳んで歩いてます。

全日本マスターズ陸上最終日 そして綾の大吊り橋

2008-09-29 09:33:25 | マスターズ陸上(オス)
全日本マスターズ、最終日です。
折からの台風の影響で窓の外は雨、
でも陸上の花形・100mです。
頑張らねば

レースは11時から。40歳代で37名ものエントリーで
盛り上がりは必然。
関東マスターズなどで顔見知りの人々を
コール待機場所で横目で見つつ、
緊張が高まります。

全日本らしく、1レース毎に準備時間を
たっぷりとってくれるので、素人でも
「選手扱い」されている感じがして、これが一層
緊張感を高めてくれます。

用意、号砲。
頭に残っているのはダッシュ後3歩までの姿勢だけ。
その時点で遠く前に去っていく隣コースの埼玉Hさんが
視界にはいると、体はもう「追え追え」体勢。
子供が親の後を走るとき叫びつつ前のめりになるように、
バランスはくずれ、全身の筋肉が力みかえり、
とても「ぽんぴゅんラン」などの意識的走りはできませんでした。
一瞬の12秒72、魔法のような時間を痺れる頭で理解しつつも、
やはり短距離は十分な練習で全てをすり込んで行かないと、
実力者が並ぶレースでは自分の小さな持てる力さえ
発揮できないことが分かったのでした。


気持ちよくコースに一礼して、濡れた体を拭き、
すぐにレンタカーで綾の照葉樹林へ。
この時点で12時、レンタカーを空港へ15時30分に返却する予定ですから、
ずいぶん急がねばなりません。
それでも生目の杜からなら40分、
10年近く行ってみたいと思いながら実現しなかった
吊り橋への旅がようやく達成できるとおもうと
ハンドルを握るてに力も入り、一人運転の気軽さから
大声の歌も続きます。

で、ここです。

予想以上のスケール。
樹冠が観察できる橋、ではなく、
まさしく照葉樹の巨大な森の間を空中散歩する感覚です。
川から高さ142メートルもあるというのですから、
ビル40階、橋板にはご丁寧にも直下が見られる
格子状の部分が数カ所あり、

足がすくみます。
たっぷり霧に包まれた爽やかな空気と、
緑の豊饒に身をゆだね、近くの酒泉の杜へ。
マスターズ参加者無料というありがたい温泉で筋肉をほぐし、
おみやげGET、
ご飯を食べる間がなくてソフトクリームでおなかをごまかし、
帰路につきました。


ああ、楽しく満足!と掛け値無しに言えるのが
うれしい3日でした。