ennui   by imu

フランス語ではぼんやりとかトロンとしたとか、気怠いとか。
そんな力の抜けたブログとしてリニューアル。

春の雪。

2015年03月11日 11時35分37秒 | 絵日記



啓蟄も過ぎ
梅の花が咲き春が来たと思っていたのに、雪。

冬用のタイヤを外したとたんの雪。
景色が冬に逆戻り。

そんな中、庭の樹々は諦めず新芽は上を向く。
『こんな日もあるさ。』そう言われている気がした。


ワタシなんて思わぬ出来事があれば
いちいち下向いちゃって。立ち直りに時間かかるし。
・・・それでもちゃんと上向ける様になるから、ま、いっか。


でもね。

淋しいのには慣れないよ。

慣れちゃいけないかもしれない。
生き物として、人として。

シュウカツ、か・・・。

2015年03月10日 16時46分57秒 | 絵日記




就職活動解禁が12月から3月になって初めての年。

8月から採用試験が始まるとか。
暑くなって来るのに、就活生はスーツを着るのかなぁ。

暑ければそれなりに大変な事もある。
寒くても大変な事はあったっけね。

息子の就職活動は雪にかなりいじめられた。
列車が遅れたり、止まっちゃったり。



ワタシは祖母から『女の子は事務員になれ。』そう擦り込まれてそだったので
何も疑わず事務員になった。お金を頂く手段として。

結果として、その会社で伴侶を得たのだから
良かったのだろうけれど・・・・


この時代、女の子だから・・・そういって軽く扱われなくなった。
ちょっとうらやましいな。



脳内会議室・脳内シアター。

2015年03月01日 18時19分34秒 | 絵日記



寂しがりやのワタシと
怒りん坊のワタシと
知りたがりのワタシと
泣き虫のワタシが
脳内で会議している部屋がある。
一人脳内会議室。
出される答えはいつも『出ず。』


心に焼き付いた場面を
映し出すプロジェクターがあって
お気に入りの場面を
何度も何度も、何度も何度も
上映している部屋がある。
脳内シアター。
収容人員ひとり。


それは妄想じゃなくて。
思い出し作業。

何度も何度も見ているうちに
フィルムの劣化で画像が見えなくなって行く・・・

思い出の場面、愛しい場面。









アパート<持ち家。

2015年02月17日 14時16分29秒 | 絵日記





家を持つと言う事は本当に勇気が必要だと思う。
一生に一度あるかないかの出来事。
半端でない金額を捻出しなくてはならない。


弟夫婦はアパート暮らし。

アパートの方が気楽。
イヤになれば出て行けばいい。
面倒な事は無いし・・・・と弟も母もずっとそう言っていた。

確かにそうだけど、家賃払っても自分のものにはならない。虚しいよ。
近所付き合いとか面倒もあるけれど、持ち家はいいよ。ワタシはそう言った。


弟のアパート近くに一戸建てが出来た。

弟も母も自分たちの発言は忘れた様に家を買いたがっている。
何の準備も無く、買いたがっている。

ただ、この先家を持っても生活して行けるかどうか
不安に思ってもいるようだ。


・・・・それだけが救い。

黒豆を煮る日。

2015年02月05日 11時31分49秒 | 絵日記





柔らかくて漆黒の艶を帯びた黒豆がワタシのデフォルト。
母の煮る黒豆はワタシの好きな食べ物のひとつ。

いつでも食べられると思っていたけれど
これも母が生きているから。




『黒豆は母に煮てもらうもの。』そう思っていたけれど


手書きのレシピを母がくれた。
それは息子の彼女が欲しいと頼んでいたから。


ワタシを飛ばして息子の嫁に引き継がれる黒豆のレシピ・・・。
だめですよね、それ。娘として・・

仕方なく、そして義務として、そして娘として。
黒豆煮てみました。

母には遠く及ばないけれど、初めてにしては上出来。



まだ少しカタいわね。

味見にそう言う母。昔から何事もかなり厳しい。それでも、ウレシそうに食べていた母。
この日を待っていたのかもしれません。

母親の端くれ。

2015年01月26日 15時40分33秒 | 切り絵
年明けに婿殿、そして昨日より息子、それぞれ違う場所で
同じインフルエンザを拾って来た。

ワタシは予防接種を受けたけれど、安心は出来ない。

お母さん、頭と腰が痛い・・・インフルエンザかな。
と申し訳無さそうに具合が悪いと言う息子は
ワタシに移るから自宅へ戻ると言う。


そりゃそうして欲しいけれど、病人を一人帰すのは酷だし、心配。


小さな頃からほとんど寝込む事の無かった彼だから
たまの看病、今年結婚すればもう無い事でしょう。


もし仮に移る事が無いなら、
眠っている息子の頭をそっと撫でたい気持ちにさえなる。



看病されるよりする方がシアワセ。これでも母親の端くれだから。

たとえ自分は誰にも看病されないとしても。




隔離休暇。

2015年01月13日 16時53分20秒 | 絵日記





仕事から帰って、ホッと一息。
周りには風邪ひきさんもインフルさんもいなかった。
用心のためにマスクは欠かさないのだけれど
それでもやっぱりビクビク。


ホッとしたのも束の間。


帰宅した婿殿の様子がおかしい。
明らかに脱力系のバイキン顔。

敵は我が家にあり。
インフルエンザA型。


15年程前にインフルエンザにかかったけれど
それ以外寝込む事の無かった人が寝込む。強力だ。強力に違いない・・・
予防接種は済ませているワタシだけれど、観念した。


結果、ワタシには移らず。よかった~。

おかげというか、そのせいで単身赴任の出発は1週間先延ばし。
神のプレゼントだったんでしょうかね・・・隔離休暇。

終わるもの、始まるもの。

2015年01月05日 15時41分45秒 | 切り絵
年明けて、あっという間の1月5日。
本日仕事始め。行くまで気が重くて仕方なかったが行ってしまえば大丈夫。

年末夫婦で輪島に一泊旅行。
美味しいものを食べて、少しお酒も飲んで。いい旅でした。

特に忙しかったわけじゃないけど
大した掃除もせず、気づけば正月飾りや鏡餅さえ忘れてた。
それでもお正月はきてくれた。アリガタヤ。

息子独身最後の年末帰省。
大晦日昼間で寝てたけど起こさず。来年今頃はきっと
お嫁さんにお尻を叩かれて大忙しなんでしょう。

家族三人でお雑煮を食べるのも最終回。
来年のお正月はきっと夫婦で静かに。

そして

私たち家族にもう一人、お正月から仲間入り。
息子のフィアンセが家族デビュー。4人で初詣。

終わるもの始まるものあれこれ。


2015年、写真の様にカラフルでポップな一年になります様に。
心弾む出来事がたくさんありますように。

人生の余白。

2014年12月20日 16時06分31秒 | 絵日記






このところお天気が悪いので写真が撮れていません。
と言う事で、カンタンなイラストを描いてみました。



とあるポスターを見て余白をたっぷりとったレイアウトに
『余白の美・・・だね。』と思いました。

余白の美と言う言葉は、以前POPを描いていた時、講師の先生から聞きました。

無駄にギュウギュウ詰めにせず、余白を作る事で美しいデザインになることもある・・・
それは全体のバランスが難しいのだけれど。


ジョグをしながらふと、自分の人生で今置かれている日々を
余白の美と重ねました。


大きな目標も無く、空の巣を抱えたままの日々だけれど
人生と言うキャンバスでは必要な『余白』なのかもしれないね、って。



余白の美。
いい感じの響きです。


グランドに氷の鏡。

2014年12月17日 11時51分31秒 | 絵日記





爆弾低気圧が迫っている朝ですが、意外にもそれほど荒れた天候でもなく。
普段より厚着をしてジョギングに出かけたせいか、一汗かきました。

早朝の中学校グランドには大きな氷の鏡。

丸刈りの部活前であろう男子生徒が座り込み
氷の鏡をつついてる。

ちょんちょん、つんつん・・・って、意外にも優しく。

何か考え事でもしてるのか、ただ珍しいからずっと突いているのか。
ぼんやりつんつんしていた。

女の子を育てた事は無いからわからないけど
男の子ってこういうところある。飽きもせず同じ事を繰り返したりして。

可愛いんだよね、こういうところが。