blue deco design lab

NYのクチュールデザイン最前線、Maggie Norrisのスタジオ訪問

以前、友人のデザイナーDuncan Quinnのことについて書いたが、もう1人NYで親しくなったデザイナーにMaggie Norrisがいる。彼女は既に輝かしいキャリアの持ち主で、15年間、ラルフ・ローレンのウーマンラインのデザインを指揮していたトップデザイナー。現在は独立して「Maggie Norris」ブランドで今でもオートクチュール業界の第一線で活躍している。先日も女優のダイアン・キートンにカスタムフィッティングした模様で、彼女の服は米国のファッション雑誌「Vanity Fair」では表紙を飾ることも実に多く、ニコール・キッドマン、ハル・ベリーなども常連客だ(下記はVanity Fair 2004年3月号。Salma Hayak, Jennifer Aniston, Diane Lane, Naomi Watts, Kinsten Dunst等が着ているドレスは全てMaggie Norrisのもの)。

Maggieとは、昨年の6月に共通の友人を通じて彼女と知り合う機会が有り、その後割と頻繁に連絡を取り合っている。彼女は現在クチュールだけでは無く、プレタャ泣eラインのスーツやシャツを新たにデザインすることを始めているが、彼女のデザインの特徴は、かなりフェミニンでクラシックで有り、特にコルセットをベースにしたデザインをシャツやスーツにも取り入れた斬新なもので、他のブランドではあまりお目に鰍ゥらないもの。米国では5番街にある高級百貨店Bergdorf Goodmanなどで販売する予定だ。これからもっとマスマーケットを狙った商品ラインアップを開発していくとのことで、シャツのラインアップで日本進出をぜひ検討したいとのこと。
更に、この度メンズのシャツや小物を新たにデザインしているということで、NYのファッション業界関連企業などが集まるFashion Districtの彼女のスタジオに遊びに行った。Maggieはかなりお歳を召している方だと思うが、さすがデザイナーらしく、ユニークで奇抜ながらもカッコいい服を常に着こなしている。高い志と妥協することの無い徹底したデザインと品質へのこだわりを持って、実に尊敬出来る、素敵なおばさまと行った感じ。
彼女のスタジオは、常に5-7人くらいがチームを組んで、新たなデザインに取り組んでいたり、実際にプロトタイプを縫ったりしている環境はかなり活気がある。これから益々楽しみなデザイナーだ。
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