僕の地元、青葉台の商店街に『ミトミスポーツ』というスポーツ用品店があり、小学生の頃から常に立ち寄ってはスポーツグッズなどを購入していた。野球のグローブやサッカーボールなどもここで買ったような気がするが、実は大学生の頃、このミトミスポーツの真向かいにあったカジュアルファッションのお店、『フリーウェイ』でアルバイトをしていたので、それこそ毎日のようにミトミスポーツを眺めていた。
もうあれから40年だろうか。もうお店としては数年前から営業しておらず、完全に廃墟ビルになっていた。そして、実はこのビル、大人になってから気になりだしたのだが、青いカラータイルが壁前面に貼られていて、今見ると何ともレトロでオシャレなのだ。以前ブログにも取り上げたことがあるが、恐らくビルが建設された昭和60-70年代はこのようなタイルが多く使われていて、あざみ野や青葉台など当時早くから発展した商店街に建設されたビルにはまだカラータイルを見ることが出来る。
しかし、今年ついにこのビルも取り壊されてしまった。老朽化だろうと思うが、あの美しいタイルも失われてしまい、何とも残念!と思っていたが、今日たまたま通りがかったら、取り壊したがれきの後に、僅かなタイルの破片が残っていたので、思わず記念に拝借してしまった。それがこちら。何ともキレイなブルーのタイルである。
思い出深い『ミトミスポーツ』は失われてしまったが、僕の記憶と共に、この青いタイルの破片をこれからも良い思い出として大切に保管することとしたい。