この『 明日晴れるか』は、かなり前から観るのを楽しみにしていた芦川いづみ主演作品である。それはなんとあの芦川いづみがインテリ黒縁眼鏡姿を披露している珍しい作品で、何とも"萌える"と、芦川いづみファンの間でも有名な作品となっているからだ。
そして観た感想だが、何とも素晴らしい作品であった!まずは、ツンデレ黒縁の伊達眼鏡におでこ丸出しの芦川いづみが兎に角キュートで美しいこと!完全に萌え萌えである(笑)。いつまでも観ていたい。。。そう思わせる美しさである。早いセリフの言い回しも痛快だが、芦川いづみの声がまた可愛い!服装も色々と変わるので、当時のバリキャリファッションが楽しめるのも見所の一つだ。
しかもこの作品、『乳母車』同様、石原裕次郎との競演なのだが、物語全体が軽いタッチのラブコメになっており、テンモフ早さがとても軽快。観ていて純粋に楽しめる。石原裕次郎がカメラマンを演じ、東京の名所でロケーションが行われた。1960年当時の秋葉原や銀座の様子が色々と垣間見れて興味深い。この映画が公開された1960年は、僕の産まれる前であり、リアルタイムの当時をもちろん知らないが、映画で描かれる東京は実に活気があって、行き交う車の様子を見ていると、ちょうどインドネシアやタイ辺りのアジアの活気にも似た光景が当時の日本にもあったことを上手く描写している。
ストーリーだが、カメラマンの三杉耕平(石原裕次郎)は、新聞社の宣伝部長から仕事の依頼を受ける。「東京探検」というテーマで、宣伝部員の矢巻みはる(芦川いづみ)と東京の名所をめぐることに。だがみはるは頭が良く堅物で、耕平の最も苦手なタイプだった。耕平はバーで働くセツ子に追いかけられており、こちらもまた苦手なタイプだった。一日中一緒に東京の名所をめぐるうち、みはるは耕平の熱心な仕事ぶりに心惹かれる。耕平はセツ子の父の清作と知り合うが、彼はかつてやくざだった人で、根津という男に追われており、このドタバタに巻き込まれて行くというもの。
石原裕次郎は、やっぱり今観てもカッコいい。やんちゃな魅力が満載であり、さすが独特のオーラを漂わせる。やはり、この時代の映画には勢いがあるし、日活の全盛期として、毎年凄い数の映画が公開されていたし、石原裕次郎や吉永小百合など多くの大スターも輩出された日本映画界の黄金期であった。
今回、『明日晴れるか』を観て、益々芦川いづみの美しさ、キュートさ、その魅力にハマってしまった。また芦川いづみのDVDでも購入して、彼女の美しさに浸るとしよう。
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