GWに新潟へと旅行。目的地である温泉宿に向かう途中、燕三条に寄って名物であるカレーラーメンを食べていくことにしました。訪問したお店、『はらや』さんはWEBでもお馴染みの有名店。カレーラーメンはもちろん、カレーライスやプレーンなラーメンなども美味しいと評判のお店です。 いつもなら迷うことなくカレーライスを選ぶのですが、さすがに名物のカレーラーメンを頼まずしてこの地を去ることはできません。しかしお米をこよなく愛する身としては、カレーライスへの未練がどうしても断ち切れず。ということで自分はカレーラーメンを頼み、同行の母にラーメンとカレーライスのセットを頼んでもらい、そのカレーライスをお裾分けさせてもらう、という方法で折半をつけることにしました。 やや時間を要してからカレーラーメン登場。嬉しいことにミニライスが付いています。これにラーメンの上に載っているカレーをかけたり、麺を食べ終わった後のスープを入れるなどすると二度楽しめるという塩梅。いかにもローカルフードという感じで嬉しくなってきちゃいますね。 味の方は見た目通りにカレーとラーメンが混ざった味。変化球などなしに、ただ実直にラーメンに手作りのカレーをかけただけのシンプルかつどこか家庭的な味わいが感じられて文句なしに美味しいです。特筆すべきは麺の食感。モチモチとしたやや太めの麺なのですが、まるでお米を練りこんだかのような独特の粘りを伴うモッチリ感があってなかなかに独創的です。適度に縮れておりカレーのスープがしっかりと絡んでくれるので食べやすい。う~ん、美味しい。 そしてカレーライスですが、おそらくカレーラーメンにかかっているものと同じルウがかけられています。肉は柔らかく煮こまれたブロック状のポークのバラ肉。塩分控えめ、刺激感抑えめの家庭的な味。これもどこか懐かしい風味があって、実家で母の手作りカレーを食べているかのような得も言えぬ安堵を感じさせてくれます。 ということで夢中で食べ食べ、あっという間の完食。新潟のカレーと言うと、万代シティバスセンターのカレーが筆頭に思い浮かびますが、あちらも家庭的でどこか昔懐かしさを感じさせるノスタルジックなカレーでした。すごくリッチで、すごくスパイシーで、すごく洗練されたカレーではないけれど、いつ、いかなる時でも食べたくなるのはこうした優しい味のカレー。一応、今回の主題はカレーラーメンですが、結局はカレーライスの方に話が落ちてきてしまうのはカレー野郎の性。こうしたカレーと出会えただけでも、新潟に来た甲斐がありました。 |
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