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iPhoneいじるニホンザル 英の写真コンテスト特別賞に!

2014-10-31 08:38:40 | ニュース

iPhoneいじるニホンザル 英の写真コンテスト特別賞に

2014年の野生生物写真家コンテストの特別賞を受けたニホンザルの写真
2014年の野生生物写真家コンテストの特別賞を受けたニホンザルの写真(マルセル・ファンオーステン氏撮影・共同) 
Photo By 共同 

 ロンドンの自然史博物館は29日までに、「今年の野生生物写真家」コンテストで、長野県山ノ内町の地獄谷野猿公苑で温泉につかりながら米アップルのスマートフォン「iPhone(アイフォーン)」を見るニホンザルの写真が、人気投票に基づく特別賞に選ばれたと発表した。コンテストは同博物館と英放送局BBCワールドワイドが共催した。

 共同電によると受賞したのは、撮影ツアーを率いていたオランダのマルセル・ファンオーステン氏。旅行者がiPhoneをサルに近づけて写真を撮ろうとして、サルに奪われた場面に出くわし、シャッターを切った。サルは新しい「おもちゃ」に喜び、iPhone内蔵のフラッシュを発光させることにも成功したという。

 

[ 2014年10月31日 05:30 


これ、河原慶賀作3D植物画!

2014-10-28 12:30:29 | アート・文化

最近、3Dゲームに端を発して、3D描画法が次々発表されている.遡れば、江戸時代末期、シーボルトのお抱え絵師「河原慶賀」に行きつく。リアリズムを極限まで開拓して、光点をも克明に描画すれば視覚の錯覚で3次元物質に見える。例に示したビワの図もその一つで単にアートの域を超えている!慶賀の願いはシーボルトを通して日本の植物(動物)のありのままを世界に示したいという願望が、ひしひしと絵を通じて伝わってくる。シーボルトお抱え絵師「川原慶賀」再考

川原 慶賀は江戸時代後期の長崎の画家で、出島出入絵師として風俗画、肖像画に加え生物の詳細な写生図を描いた。諱(字とも)は種美、通称は登与助(とよすけ)。慶賀は号である。別号に聴月楼...
 

図2は3DクリエータのMarcello Barenghi氏による蜂の図で陰影法、遠近法、ぼかし法、光点を巧みに織りなして3次元描画法に成功している。これは正に慶賀の技法ではないか!3Dアニメ、3Dゲームが慶賀の技法と繋がった!http://www.youtube.com/watch?v=N9_6BtwM8OQ


「飛び出す鉛筆画」の超絶技巧 動画で配信、世界が驚く

2014-10-28 09:53:59 | ラジカル

「飛び出す鉛筆画」の超絶技巧 動画で配信、世界が驚く

朝日新聞デジタル
14 時間前
 
 
動画投稿サイトの再生回数が110万回を超えた「スケッチブック上の住人」=和歌山県海南市© 朝日新聞 動画投稿サイトの再生回数が110万回を超えた「スケッチブック上の住人」=和歌山県海南市

 平面なのに絵が飛び出す――。和歌山県の23歳の青年による鉛筆画の作品が、世界を驚かせている。立体作品かと思いきや、全て平面のスケッチブックに手描きしたもの。動画サイトに投稿すると、海外からも「amazing(驚きだ)!」などというコメントが次々と寄せられ、再生回数は500万回を超えた。

 L字形にページを開き、スケッチブックを壁に立てかける。そこに鉛筆で描かれた絵を特定の角度から眺めると、急に手前に飛び出して見える。目の錯覚を利用した「3Dアート」だ。

 作者は和歌山県海南市の3Dアーティスト、永井秀幸さんで、自室の机でこつこつと作業をしている。F~8Bの様々な鉛筆で陰影をつけ、一つの作品に長くて1週間ほど。これまでに70点ほど描いた。


世界最強磁石化合物超える新物質を合成

2014-10-26 08:13:30 | ニュース

 

世界最強磁石化合物超える新物質を合成

投稿日: 2014年10月24日 10時43分 JST 更新: 2014年10月24日 10時43分 JST
 
 
 
 

ハイブリッド自動車の駆動モーターとして使われているネオジム磁石よりも少ないレアアースで、同等以上の優れた磁気特性を持つ新規磁石化合物NdFe12Nxの合成に、物質・材料研究機構の宝野和博(ほうの かずひろ)フェローのグループが成功した。佐川眞人(さがわ まさと)博士が1982年に発明した世界最強のネオジム磁石の主成分の化合物に匹敵する新規化合物が32年ぶりに見つかったことで、さらなる新規磁石開発が夢物語でないことを示した。10月20日付の金属系材料の国際速報誌Scripta Materialiaオンライン版に発表した。

 

ネオジム磁石に含まれるネオジムやジスプロシウムはレアアース(希土類元素)で、その産出が特定国に集中しているため、レアアースに頼らない磁石の開発が求められている。ネオジム磁石はネオジム2:鉄14:ホウ素1という磁石化合物(ネオ鉄ボロン)が主成分で、高い異方性磁界と高い磁化のために、それを主成分として作られる磁石は世界最強の磁石としての評価が確立しており、「これ以上の強度の磁石は開発できない」とさえいわれていた。

これまでの研究で、NdFe11TiNは安定に合成できる磁石化合物として知られていた。しかし、磁性を持たないチタン(Ti)が添加されているため、磁石としての性能はネオジム磁石より劣り、ほとんど注目されなかった。今回の研究では非磁性元素のチタンを使わずにNdFe12の結晶を安定化して成長させ、それを窒素ガスの中で加熱することにより、厚さ350nmのNdFe12Nx化合物の膜を合成した。その物性値を測定して、異方性磁界が室温で約8テスラ、磁化もすべての温度の領域でネオジム磁石以上の磁気特性を持つことを見いだした。

この化合物の磁気特性は高温で現在のネオ鉄ボロンをしのぐため、この化合物で磁石を作ることができれば、ハイブリッド自動車用磁石で大量に使われているジスプロシウムを使わなくても、優れた磁石特性が得られると期待される。また、Nd2Fe14BではNdの質量比が27%であるのに対し、NdFe12NxではNdの質量比がわずか17%で済むために(x=1として算出)、レアアースの使用を大幅に削減できる。さらに高価なホウ素を必要としないため、資源的・価格的に有利な化合物といえる。

宝野和博フェローは「現在は、薄膜で合成した新規磁石化合物の物性が既存のネオジム鉄ホウ素化合物よりも優れていることを示した段階で、この化合物を用いて実際に使える磁石にする研究はこれから始まる。まずは、安定なNdFe12Nxの粉末を大量に作り、磁石の形に固めていく方法を開発する必要がある。今回の発見を突破口に、レアアースが少なくて、ネオジム磁石を超える新規な強力磁石の可能性を探求したい」と意欲を見せている。

ネオジム磁石のNd2Fe14Bと新規磁性化合物NdFe12Nxの(a)異方性磁界と(b)飽和磁化の温度依存性
グラフ. ネオジム磁石のNd2Fe14Bと新規磁性化合物NdFe12Nxの(a)異方性磁界と(b)飽和磁化の温度依存性
(提供:物質・材料研究機構)


ブルーライトは活性酸素を発生させて目の細胞を死滅させる?

2014-10-23 10:25:57 | ラジカル

なぜLEDによるブルーライトが目に悪いのか? - 岐阜薬科大が仕組みを解明

 

岐阜薬科大学は、青色発光ダイオード(LED)から発せられる青い光(ブルーライト)が、目にダメージを与えるメカニズムを解明したと発表した。

同成果は、同大薬効解析研究室の原英彰 教授らによるもの。詳細は英国学術誌「Scientific Reports」に掲載された。

 

液晶ディスプレイのバッククライトなどから出る青色の光、通称「ブルーライト」は人体に悪影響を与えると言われているが、その具体的な評価や理由についてはあまり明らかになっていなかった。しかし、このたび岐阜薬科大学の研究グループが、白色LEDや青色LEDから出る光がマウスの目の細胞に悪影響を及ぼすという実験結果を確認したという(NHKニュース)。実験では緑・白・青の三色のLEDを用意し、それぞれの光をマウスの目の細胞に当てたそうだ。すると、緑の光をあてた細胞はあまり変化しなかった一方、白は約7割、青は約8割の細胞が死滅したという。さらに、老化を進める活性酸素が緑の場合1.5倍、白は2倍、青は3倍に増えたという結果も見られたそうである。青色の光は波長が短く、目の角膜や水晶体で吸収されないため網膜に達しやすく、視細胞に障害を与えることが知られており、近年では、眼精疲労や急性網膜障害、加齢黄斑変性症などの原因になるとされているが、LEDのブルーライトが、視機能にどのように影響を及ぼすのか、といったことについてはよくわかっていなかった。そこで研究グループは今回、波長の異なる緑、白、青の3色のLEDを用いて、マウスに照射し、細胞の状況を調べることで、その謎の解明に挑んだという。その結果、波長の長い緑色の光では細胞障害は惹起されなかったが、白色および青色の光では、視細胞での細胞障害が惹起されることが確認されたという。また、細胞障害の原因となる活性酸素の量は、青色、白色の順に多く、緑色のLEDでは増加がみられなかったという。これらの結果から、研究グループでは、細胞のエネルギー産生の場であるミトコンドリアが障害を受けるほか、タンパク質合成の場である小胞体に障害が起きることで、細胞障害が惹起されたと考えられると説明しており、ブルーライトから目を守ることや、細胞障害の原因となる活性酸素を抑えることなどが、視機能障害に対する対策の一助となる可能性が示されたとしている。

図1 ブルーライトが目に障害を与える仕組み

図2 青色、白色、緑色LEDを照射したマウスと対照群との細胞活性の割合比較