最近、3Dゲームに端を発して、3D描画法が次々発表されている.遡れば、江戸時代末期、シーボルトのお抱え絵師「河原慶賀」に行きつく。リアリズムを極限まで開拓して、光点をも克明に描画すれば視覚の錯覚で3次元物質に見える。例に示したビワの図もその一つで単にアートの域を超えている!慶賀の願いはシーボルトを通して日本の植物(動物)のありのままを世界に示したいという願望が、ひしひしと絵を通じて伝わってくる。シーボルトお抱え絵師「川原慶賀」再考
川原 慶賀は江戸時代後期の長崎の画家で、出島出入絵師として風俗画、肖像画に加え生物の詳細な写生図を描いた。諱(字とも)は種美、通称は登与助(とよすけ)。慶賀は号である。別号に聴月楼...
図2は3DクリエータのMarcello Barenghi氏による蜂の図で陰影法、遠近法、ぼかし法、光点を巧みに織りなして3次元描画法に成功している。これは正に慶賀の技法ではないか!3Dアニメ、3Dゲームが慶賀の技法と繋がった!http://www.youtube.com/watch?v=N9_6BtwM8OQ