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日本相手に耐え忍ぶ理由、「わが国は核兵器も空母も保有するが・・・」=中国

2016-03-28 08:15:13 | うんちく・小ネタ

日本相手に耐え忍ぶ理由、「わが国は核兵器も空母も保有するが・・・」=中国

日本と中国は隣国同士であり、現在に至るまでには非常に長い交流の歴史がある。日中関係は時に良好で、時に険悪でありながら今に至っているが、中国は日本に対してどの様な感情を持っているのだろうか。(写真は「CNSPHOTO」提供、2013年10月撮影)© Searchina 提供 日本と中国は隣国同士であり、現在に至るまでには非常に長い交流の歴史がある。日中関係は時に良好で、時に険悪でありながら今に至っているが、中国は日本に対してどの様な感情を持っているのだろう…

 日本と中国は隣国同士であり、現在に至るまでには非常に長い交流の歴史がある。日中関係は時に良好で、時に険悪でありながら今に至っているが、中国は日本に対してどの様な感情を持っているのだろうか。

 中国メディアの今日頭条は、「中国は核兵器を持つのに、なぜこれほど長く日本相手に耐え忍んでいるのか?」との疑問を呈し、中国の兵器事情を解説している。

 記事は冒頭で、中国国産の艦対空ミサイルの写真を掲載。まるで日本を威嚇するかのようだが、艦対空ミサイルには日本製のリミットスイッチが使われていることを紹介している。そして専門家の意見として、中国国内にも同様のリミットスイッチ製品は存在するが、耐久年数や性能に差があるため中国製は使用できず、日本製品を使用していると指摘。さらに「兵器内部の電子部品は種類も数も多く、兵器の性能は部品の性能に依存している」と論じた。

 続いて、中国は兵器の開発分野で目覚ましい発展を遂げてきたが、「電子部品や新素材、半導体や工業製造設備は長年輸入に頼っている」としたうえで、「特に日本からの輸入に依存している状況」と中国の兵器事情を解説。

 中国はすでに空母と核兵器を保有しているが、そのいずれも日本にはないものだ。だが、日本にあって、中国にないものも存在する。それは「高性能」の複合素材や電子部品、半導体チップ、高級NC工作機械や工業ロボットだ。記事は「こうした製品の輸出を日本が停止した場合、われわれはどうすれば良いのか」と指摘し、「核兵器も空母も保有する中国が日本相手に耐え忍んでいる理由はこれだ」と説明した。

 記事の論調は、中国製部品の性能が日本を含む海外製品より劣るために、日本を攻めることができないといった内容だが、言い換えれば、中国製品の質が向上すれば日本を攻めることができるという宣言にも聞こえる。(編集担当:村山健二)(写真は「CNSPHOTO」提供、2013年10月撮影)


日本の製造業の「絶対的な強み」はこれだ!

2016-03-08 10:45:17 | ラジカル

 

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日本の製造業の「絶対的な強み」はこれだ!中国も太刀打ち不可能!

 
多くのトランプゲームにはルール上の「最強カード」が存在する。最強のカードには他のどんなカードも太刀打ちできないが、中国メディアの工控網はこのほど、日本の製造業には他国製造業がまったく太刀打ちできない「5枚の最強カード」、すなわち5つの絶対的な強さがあると論じている。(イメージ写真提供:123RF)
 

 多くのトランプゲームにはルール上の「最強カード」が存在する。最強のカードには他のどんなカードも太刀打ちできないが、中国メディアの工控網はこのほど、日本の製造業には他国製造業がまったく太刀打ちできない「5枚の最強カード」、すなわち5つの絶対的な強さがあると論じている。

 日本の製造業における「絶対的な強み」として、記事が挙げた1つ目は「優れた生産方式によるコスト削減」だ。例えば日本のある時計メーカーは生産コストを半分にすることに成功、金額でいえば100億円以上のコスト削減を実現したと紹介。また、ある家電メーカーは深刻な赤字をコスト削減によって、利益率を5%にまで向上させたと紹介している。日本から生まれた優れた生産方式としては、トヨタ自動車による「トヨタ生産方式」が有名だが、トヨタ生産方式の考え方を採用する日本企業は多く、記事はこの点を「絶対的な強み」の1つとして数えている。

 2つ目は「ユーザーのためのイノベーション」だ。日本のある建設機械メーカーの役員は「注文獲得よりも重視するのは、顧客が何を必要としているかを理解して、そこから製品開発のアイデアを得ること」と述べており、こうした理念に基づいた徹底的な経営によって同社は米国、欧州で非常に高い市場シェアを有している。現場特有の状況に「ぴったりあった製品」はユーザーの心をしっかりと捉えることができるが、消費者にぴったりあう製品づくりは日本の他の企業にも息づいていると指摘した。

 さらに記事は、3つ目の強みとして「特許で築かれた鉄の壁」を挙げた。日本は毎年膨大な数の特許を申請しているが、アジア各国が「日本の特許権を侵害せずに、日本を超える製品を生み出すのは相当難しい」と説明している。また日本の製品には理論化が難しい職人による技術も含まれており、他国企業が簡単に模倣することはできないと指摘した。

 4つ目は「生産技術の高さ」だ。日本のある眼鏡メーカーは日本での生産にこだわると紹介。なぜなら日本には生産設備の最新技術や豊富な経験があり、生産ラインを最新かつ最良の状態に維持するうえで最善の環境といえるからだと説明する。実際このメーカーは生産ラインの改良によって従来は4カ月以上もかかっていた納期を1カ月強に縮めることができたという。

 また記事は、日本の製造業における「絶対的な強み」の5つ目として「多品種少量生産」を挙げた。売れた商品の数量をできるだけ短期間で把握し、その数量に合わせて必要なだけ生産する能力は日本企業の強みであると指摘。中国ではより良い品質を求める消費者が増えているが、中国企業が少品種大量生産から多品種少量生産に切り替えるのは決して簡単なことではない。日本企業は多品種少量生産でも利益の出せるシステムを確立することに成


セルロースナノファイバーのTEMPO触媒酸化

2016-03-07 13:06:19 | ラジカル

東京大学大学院農学生命科学研究科 生物材料科学専攻の磯貝明教授、齋藤継之准教授が、セルロースナノファイバー(注1)のTEMPO触媒酸化(注2)に関する画期的な研究、および木材セルロースからナノフィブリル化セルロース(NFC、注3)を高効率で調製する前処理方法として、この酸化を利用開発した業績により、元・本研究科生物材料科学専攻助教で現在フランス国立科学研究センター植物高分子研究所(CNRS-CERMAV)一級研究員の西山義春博士と共に、アジアで初めてマルクス・ヴァーレンベリ賞を受賞することとなりました(図参照)。

3名による革新的で独創的な研究業績は、NFCの産業利用にとって画期的な技術となり、また関連研究開発の世界への拡大の先駆けとなりました。NFC生産と新たなNFC含有先端材料の開発が進むことにより、グローバルな森林資源の有効利用と低炭素社会の構築につながる新産業創成に大きく前進することが期待されます。

マルクス・ヴァーレンベリ賞は、森林・木材科学において、重要な基礎研究や利用技術の発展に著しい貢献となる画期的な研究開発を奨励し、促すことを目的とする「森林・木材科学分野のノーベル賞」というべき賞です。1981年に創設され、森林・木材科学分野、関連生物学分野で独創的かつ卓越した研究成果、あるいは実用化に大きく貢献した功績を対象として、ヴァーレンベリ財団が毎年1名もしくは1グループを表彰します。今回の磯貝明教授、齋藤継之准教授、西山義春博士のグループは、アジアから初めての受賞となります。授賞式は2015年9月28~29日に、ノーベル賞の受賞者が宿泊することでも知られるスウェーデン・ストックホルムのグランドホテルにおいて、スウェーデン国王夫妻をお迎えして行われます。なお、賞金は200万スウェーデン・クローナ(日本円で約2800万円:平成27年3月13日時点)です。

注1: セルロースナノファイバー
 樹木中のセルロースは、精緻な階層構造を形成して細胞壁を形成しており、大きな樹体を支えています。その最小構成単位である結晶性セルロースミクロフィブリルは、幅がわずか数ナノメートルで長さは数ミクロンと長く、化学的に安定で高強度・高弾性率であり、地球上で最大量のバイオマス由来の再生産可能なナノ素材です。しかし、樹木中のミクロフィブリル間は細胞壁内でお互いに強く結束しており、ミクロフィブリル1本1本を分離して材料利用することは従来できませんでした。しかし、磯貝教授らの研究により、樹木を構成するミクロンレベル幅の繊維をナノレベル幅まで細かくほぐすことで生まれた「新規セルロースナノファイバー」により、最先端のバイオ系ナノ素材として幅広い利用が可能となりました。
 例えば、水に分散した本セルロースナノファイバーを成膜すると、透明で強く、熱膨張率の低い安定なフィルムとなります。更にこのフィルムは酸素をほとんど通さず、酸化防止膜として優れた性能を持つことも分かっています。

注2: TEMPO触媒
 TEMPO(2,2,6,6-テトラメチルピペリジン-1-オキシルラジカル)等の安定ニトロキシラジカル種を触媒とする酸化反応(TEMPO触媒酸化)は、多糖の1級水酸基を選択的にカルボキシ基へと酸化することができます。
 木材パルプや綿等の天然セルロース繊維にTEMPO触媒酸化を適用すると、ミクロフィブリル表面に露出した1級水酸基(約1.7基/nm2)を選択的に全て、カルボキシ基へと酸化することができます。つまり、TEMPO触媒酸化されたセルロースミクロフィブリル表面は、高密度のカルボキシ基で覆われた状態になります。酸化後はこの表面カルボキシ基が水中で電離するため、ミクロフィブリル間に静電的な斥力及び浸透圧が効果的に作用します。続いてミキサー等による軽微な分散処理を加えれば、幅約3 nmで長さ数ミクロンに達するミクロフィブリル単位(TEMPO酸化セルロースナノファイバー)にまで分離分散することができます。

注3: ナノフィブリル化セルロース
 約3nmと超極細幅で長さ数ミクロンに達する、高結晶性、高強度の新規バイオ系ナノ材料です。植物セルロースをTEMPO触媒酸化前処理したのち水中で解繊処理することにより調製できます。

◆関連リンク先
マルクス・ヴァレンベリ財団
 http://mwp.org/
製紙科学研究室
 http://psl.fp.a.u-tokyo.ac.jp/hp/

 

Hirota, M.; Furihata, K.; Saito, T.; Kawada, T.; Isogai, A. “Glucose/Glucuronic Acid Alternating Copoysaccharide Prepared from TEMPO-Oxidized Native Celluloses by Surface Peeling” Angew. Chem. Int. Ed. 2010, 49, 7670–7672.