ビール飲みオヤジの日々雑感

ビール飲みオヤジが日々感じる雑感を徒然なるままに。

夢の国の行きついた先は・・・

2014年11月11日 | 時事
オヤジが幼い頃、といっても多分小学生だった頃。
母方の祖父母の家が奈良市内にあって、何回かこの夢の国に遊びにいった記憶があります。

外周をモノレールが走っていて、いかにも人工の張りぼてアルプスを突き抜けるロープウェイが通っていて、中央の街並みの道の中央には路面の馬車鉄道があったような記憶が・・・。
乗り物好きだったオヤジには刺激的な夢の国でした。

奈良で遊園地に遊びに行くと言えば、あやめ池遊園か、奈良ドリームランドか。
どちらも今はありません。

そういえば、結局生駒山上遊園地には行ったことがないなぁ・・・。

子供たちに夢を売っていたはずの場所が、夢から覚めた冷たい現実とはいえ、あまりに痛ましい状況です。

確かに破格で手に入れても、かかる費用はそれだけでは済みません。
後片付けをしなくちゃならない、効率的な高い建物は建てられない、ましてや基礎工事中に遺跡が出ようものなら発掘優先で工事はストップ・・・

それでも奈良市内の立地は決して悪くない場所が破格の値段でなおかつ買い手が現れないとは・・・。

「夢の国、夢から覚めたら 廃墟だった。」字余り・・・

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<廃虚の「ドリームランド跡地」、奈良市の公売に入札ゼロ 破格の安さも遊具撤去費を敬遠か>
産経新聞 http://www.sankei.com/west/ 2014年11月11日

 テーマパークの先駆けとして誕生したものの、平成18年に閉園した奈良市の「奈良ドリームランド」跡地(約30ヘクタール)が11日、税金滞納による差し押さえ物件として奈良市による公売にかけられたが入札がなく、不成立となった。市は価格などを再検討し、半年後にも再び公売にかける方針。

◆甲子園球場8個の広さでも7億円ちょっと…

 市は最低入札価格を7億3千万円と掲示。土地単価は1平方メートルあたり2433円で、近隣と比べ“破格”の安さだ。しかし阪神甲子園球場8個分に相当する広大な土地には厳重な建築規制があるうえ、遊具や建物のほとんどが放置されたままのため、撤去だけでも相当な費用が必要なことなどが敬遠されたとみられる。

 跡地は都市計画法の市街化調整区域にあたり、現状で設置可能なのは社会福祉施設やスポーツ施設ぐらい。市の担当者は「残念。厳しい規制が主な原因だろう」とし、今後は価格の見直しも検討するという。

 ドリームランドは昭和36(1961)年、木製のジェットコースターなど約30種類の遊具を備えるテーマパークとして開園。40年代の最盛期には約160万人が訪れたが、他のテーマパークとの競合などで来場者は減少。平成17(2005)年に所有者のダイエーが奈良市内の不動産会社に運営会社を売却し、18年8月に閉園された。

 市は運営会社が固定資産税を滞納したとして25年4月に土地・建物を差し押さえ、今年9月下旬に公売の公告を開始。同社などによると滞納額は約6億5千万円に上るが、市の公売に反発し、返済の意向も示しているという。
コメント (1)
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