ビール飲みオヤジの日々雑感

ビール飲みオヤジが日々感じる雑感を徒然なるままに。

コショウを入れ忘れたラーメン

2006年08月05日 | 音楽
アマオケの場合、余程規模の大きいオーケストラでない限りは演奏会をやるためにはエキストラのお手伝いが必要になるし、通常の練習レベルでは弦の人数も少なく、管楽器もあちこちに欠けているパートがあるものです。
札フィルも例外ではありません。
以前の芦響は特殊楽器でない限りは、最低限のパートは代吹き等でほぼ埋まっていたので今さらながら恵まれていたのだなと思います。

今日の練習ではパーカッションがスポっと抜けた状態での合奏練習でした。
パート全体が抜けるとそのパートのオーケストラにおける役割がどういうものかが却って明確に感じられるものです。
オヤジが感じたのはコショウを入れ忘れたラーメンって感じでしょうか。

偉そうなことを言える立場ではありませんが、やはり課題の一つはテンポ感です。
テンポの遅い曲はもたれがち、速い曲ははしりがち、特有の問題というよりどこでもありがちなことだと思います。
一人一人が指揮者のタクトからテンポ感を持たないで悪い意味でお互いが聴き合う(というか探り合う)結果です。
理屈どおりになかなか実践できないところが難しいし、だから練習なんですけど。

それにしてもタコ5でパーカッションが無いとコショウを入れ忘れたラーメンどころか、スープの無いラーメンって感じです。一応ラーメンの麺は食えるのですが、これはラーメンか???と悩んでしまう物足りなさ。
確かに普段隠れている麺そのものの旨味、即ち打楽器の咆哮の中で隠れている弦や木管の細かいフレーズが演奏できているかはクリアに見えてしまいます。

でも特に最終楽章は冒頭の管楽器最強奏の後にいきなりGP・・・(この曲知らない方はこちらのページでバックで流しているのがその曲、ティンパニが無いとご想像ください。)、コーダも最後から3小節前の最大の盛り上がりで唐突な3拍の沈黙・・・、これはギャグです、いやいやパーカッションは大事なパートなのであります。
コメント
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