めだま娘の胃袋。~佐賀・福岡グルメと旅行記~

私の毎日の中で思うこと。美味しかったもの、楽しかったこと。

映画「海を飛ぶ夢」

2006-02-21 | いろんな出来事
数日前、映画を見ました。
イオンシネマ佐賀大和で、カフェシネマという企画をやってます。
封切りの時には上映しなかったけど、リクエストが多い作品を
期間限定で、ドリンク付きで上映するんです。

今、3月3日まで上映中なのが「海を飛ぶ夢」。
昨年のアカデミー賞の外国語映画賞を受賞している作品です。


「尊厳死」がテーマ。スペインで実在し、著書を残して
実際自ら死を選んだ人が主人公です。

世界を旅したくて、船員になった青年。
しかし25才の夏に、大好きな海での事故のため
首から下が不随の体になってしまいます。

事故から26年、家族の愛と絆の中で、穏やかに
過ごしながらも ずっと心の中にある思い。
長い年月をかけて強まっていく「死」への願望。
そして彼は、決心するのです。

彼の兄夫婦と甥、年老いた父は、ずっと彼に対して
献身的でした。愚痴も言わず、何の代償も求めず。
そして死すら、彼の意志なら尊重しようとしている。

兄以外は。
お兄さんは、弟を失いたくない気持ちと、
弟のために犠牲にしてきた自分の人生を思い、怒ります。

私は、主人公よりもこの家族たちに共感しました。
彼に関わってくる女性達も、よく描かれてました。

映画で驚いたとこ、感動したとこは、
1)アナメバール監督はまだ32歳だという事。

2)55歳のラモンを演じるハビエル・バルデムの演技。
  まだ30代半ばで、特殊メイクで演じてるのが信じられない。
  (途中まで、事故にあった本人かと思った程です)

3)主人公のイマジネーション・「海を飛ぶ夢」のシーン。
  映像の勢いと、プッチーニのオペラ「トゥーランドット」からの
  「誰も寝てはならぬ」が実に効果的。

尊厳死についての是非は、きっと答えは一つじゃないのでしょう。

医者のはしくれである私は、
自ら命を絶つ事に抵抗はもちろんある。けど
ホントの気持ちは当事者しか判らないから
自分の倫理を押しつける事はしたくないと思う。

でも、理解しようとする努力は、止めちゃいけない。
もしこの作品を見る機会があったら、感じて下さい。

DVDも出てるし、原作となった本人の著書もあります。
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ちょっと今日は、長く、重くなっちゃった

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