初春南座公演も中日を過ぎた。
『魚屋宗五郎』が20回を越えた。
ようやく舞台で自然に呼吸出来る様になった。

写真は翫右衛門の『魚屋宗五郎』を描いた絵と、使っていた【芥子粒】の手拭い。
この手拭いを梅之助も使い、今は梅雀が使っている。
実はこの手拭いを作る人が、もういないらしい。
細かい点々模様を染め上げる技術が大変らしいのだ。
現在、予備を含めて四枚だけ残っている。
しかし、はっきりとした模様が出ていてお気に入りは写真の一枚。
手拭いは使っている内に、段々ほずれて短くなっていく。
使える長さに満たなくなったらどうしよう…

どこかにいらっしゃらないだろうか
芥子粒の手拭いを、手染めで作ってくれる人が…


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