ビター☆チョコ

店じまい後も変わらずご訪問ありがとう。
新居をかまえましたので
お近くにお越しの際はお寄りくださいませ。

マリー・アントワネット

2007-01-21 | 洋画【ま】行

オーストリアとフランスの同盟のために
14歳でフランス王太子妃となったマリー・アンワネット(キルスティン・ダンスト)。
彼女の美しい容姿はフランス中の評判となるが、夫とは長い間打ち解けないままだった。
何をするにも衆人環視の環境と、いつまでも世継ぎを産めないプレッシャーから、
彼女は贅沢と享楽に安らぎを求めていく。

豪奢な衣装の数々。
キュートな靴。
食べるのがもったいないほどの美しいお菓子たち。
そして、まばゆく輝く宮殿のインテリア。
スクリーンの中は、まるで美しい色の洪水のようです。
贅沢というのはこういうものなんだ。と思い切り見せ付けてくれます。

でも、何かが足りない。
それは何なのか。
豪華なスクリーンを見詰めながら、ずっと考えてしまいました。

14歳の甘やかされて育ったハプスブルク家の末娘が、故国のために見知らぬ国に嫁いできます。
周囲の目は好奇心に満ちています。
その中で彼女が求められたのは「世継ぎ」を産むこと。
自分ひとりの力ではどうにもならないことをあからさまに期待され、彼女は傷ついていきます。
傷つき、贅沢に癒しを求め
18歳でフランス王妃になり、念願の子供を産みます。

子供を産んでからは夜遊びよりも、田舎暮らしに癒しを求めます
その田舎はかなりお金をかけて作られた田舎、プチトリアノンは彼女の夢を形にしたものだったのです。
彼女の夢はフランス国民を痛めつけ
国民の怒りが頂点に達した時、彼女は夫と運命を共にすることを決めるのです。

私が足りない、と感じたのはここだったのかも知れません。
マリーアントワネットが傷ついた一人の普通の女性だったことは良く分かるのですが、
夫以外の男性と恋に落ちた彼女が、
あの革命の火が燃え上がったときに
夫と運命を共にする決意をするのが唐突すぎる気がしたのです。
そのあたりが急展開すぎました。

マリー・アントワネットというひとりの女性を描くなら、
その心の変化がヤマになるのではないかと思うのです。
傷つき、葛藤しながらも、最後は自分の立場を自覚したのか。
あるいは夫との間に強い信頼関係があったのか。
そんな心の変化や成長をちゃんと見せて欲しかったような気がしました。

ベルバラ世代ですから、ちょっと辛口は仕方ないですね(苦笑)
いないのは分かってるのですが、どこか頭の隅でオスカルとアンドレを探していましたもの(苦笑)

映像の美しさと使われた音楽の斬新な感じは、かなり楽しめました。





ケーキ屋さんランチ

2007-01-20 | 食べたり飲んだり

あ、チョコさん、車ですか?
じゃ、ランチ寄って行きませんか?いいお店があるんですよ。

え。。いいけどぉ~。。どこ?

場所を訊いたら、ちょっと渋滞にはまったら嫌な場所だったんだけど
歩いていくわけじゃなし
ま、いっかーと行ってきました。
渋滞にはまりさえしなければ、別に遠くもない場所です。

ケーキ屋さんのカフェでした。
ゆったりとしたケーキ屋さんの奥にカフェがあります。
テラスにもテーブルがあって
気候のいいときなんか外でランチを食べるのもいいかもしれません。

で、ここのランチセットがおいしくて安かった。
今日はパスタセットを食べたのですが
3種類のパスタから選べて、サラダ、カップスープ、コーヒー、デザート付きで1050円です。



トマトソースのパスタ、画像的には普通ですけど(笑)
そして、小さいクロワッサンも付いてきました。
ちゃんと温めてあるのが嬉しい。
お皿に残ったソースも、これできれいにぬぐえます。

感心したのがデザートです。




1050円のランチにしては、ずい分力のこもったデザートですよね。
さすがケーキ屋さんです。

他にもサンドイッチのセットなどあるらしいです。

帰りに家族分のおやつも買ってきました。
食べる前に、もし写真を撮る暇があったらまたUPします。

このお店、「お気に入り」に登録です。





また納豆ですが

2007-01-19 | 日々のこと

しつこく納豆ネタです。

2~3日前の「在庫全然ありません」状態は少し改善しました。
昨日あたりは3パック入りが168円ぐらいというお値段でした。
そして一家族に付き2個まで、という条件が付いてました。
それなのに納豆のコーナーは、ガラーンとしたままでした。

それが今日、仕事帰りにいつものスーパーに寄ったら
値段も100円程度に落ち着いてきて、
コーナーには少ないながらも納豆がチラホラ。。とあります。
一家族2個まで、の条件はまだ解除されてませんでした。

よし、ここまできたらもう少しです。
なにが「もう少し」かというと、
納豆の販売状況が元通りになるまで「納豆断ち」してるんです(苦~
私と同じく納豆が欠かせない娘のための納豆は買ってますが、
しばらく納豆食べてませーん。
そろそろ禁断症状が出るかも(苦)

去年ハワイに行ったときは「納豆」なんかなくても
てゆーか、日本食なんか食べたいとも思わなかったのに
日本で日常の生活してるのに納豆が食べられない、という状況が辛いんだと思います。

来週の今頃は納豆食べられるかなぁ。。。
あー納豆食べたい。


 


ラッキーナンバー7

2007-01-18 | 洋画【ら】行

失業してアパートに帰ってみればアパートはシロアリ被害で取り壊しが決定。
恋人の部屋に行ってみたら恋人は浮気の真っ最中。
なにかと不運な青年スレヴン(ジョシュ・ハートネット)は友人を頼ってNYにやってきた。
NYに到着早々、強盗に殴られ、友人の家に着いてみれば友人は姿を消している。
スレヴンの不運はまだ続く。
友人と間違われ敵対する2つの大物マフィア、ボス(モーガン・フリーマン)とラビ(ベン・キングスレー)に拉致され、身に覚えのない借金の返済をせまられる。
そのうえ、殺人事件を追いかけるNY市警にも嫌疑をかけられ、スレヴンはどんどん追い込まれていく。

昨日の映画始めは予定外で2本観ることになってしまいました。
たまっていたポイントの期限ギリギリだったので、ポイントで「リトル・ミス・サンシャイン」を観ようと思って行ったんです。
ところがどうやらポイントカードを忘れて来たらしい。。。
うわ~ん、バカバカ~。。と思いながらチケット買ってから、ポイントカードを発見しました
こうなったらもう1本観るしかないでしょ。
期限はギリギリだし(爆)
何の予備知識もなく、ただ出演者があまりにも豪華だったので選んでしまいました。

物語はいくつもの出来事が目まぐるしく起こります。
どこがどう繋がっているのか、気を抜くと眠気が襲ったりもします。
気をつけて観ていれば、最後に解き明かされる謎の伏線として後になってちゃんと生きてくるような仕掛けられ方です。

ただ。。。。こういう謎解き的な映画ってどうも苦手なので、あの「シークレットウインドウ」ですら最後まで全然気が付かなかった私が、
どうしたことか今回は中盤で読めてしまいました。
ジョシュ演じるスレヴンの、とんでもない犯罪に巻き込まれてるのに妙に飄々とした態度と、
冒頭に出てくるこの物語の鍵になる出来事の男の子の顔が、結末を想像させてしまったのです。

クライム・サスペンスが苦手な人でも楽しめる映画だと思います。
ジョシュと恋に落ちる役がルーシー・リューで、たぶんかなり年齢的には開きがあるのに
ジョシュと違和感なく可愛らしく見えました。
アジア系ってやっぱり若く見えるのかもしれません。
この役がバリバリの金髪美人だったりしたら、ちょっと興ざめだったかもしれません。

謎解きよりも、前半はジョシュのバスタオル姿に目が釘付けになり(笑)
いいお年玉だったかなー、なんて思いました。
ジョシュって今までノーチェックだったんですけど、
これからはチェックが必要かもしれません。








リトル・ミス・サンシャイン

2007-01-17 | 洋画【ら】行

アリゾナに住むちょっと太目の女の子オリーブ(アビゲイル・ブレスリン)の夢は美少女コンテストで優勝すること。
麻薬常習者でエッチなおじいちゃんの指導の下、ミスコン出場を夢見てダンスの練習に励む日々だ。
そんな時、オリーブがカリフォルニアのミスコンに繰り上げ出場することになった。
さあ大変。家にはお金がないから飛行機に乗れない。
自殺願望の強い伯父が転がり込んできたばかりだし、兄はもう長いこと家族と口もきかない。
心配で留守番させることも出来ない。
こうなったら家族全員でカリフォルニアまで大移動。
バラバラの家族はワーゲンのミニバスに乗り込んでミスコン会場を目指すことにする。

人生は勝ち組と負け組。
「勝ち組になるための9段階のシステム」を出版するために奔走する父親(グレック・ギニア)は、典型的な負け組。
家族にもことあるごとに「負け組にはなるな!」と大演説するのですが、そんなこと言ってる本人が一番の負け組なんだから、家族はみんな冷たい目で見ています。
お兄ちゃんはそんな家族が大キライだし、空軍のテストパイロットになる夢が叶うまで口をきかないことに決めています。
ニーチェにかぶれてるらしいんですけど、ニーチェって無言で過ごした人なのでしょうか。
そのあたりは良く分かりません。
おじいちゃんは老人ホームを追い出されるほどの不良老人だし、
そこにホモで失恋が元で自殺未遂をした伯父さん(スティーブ・カレル)まで転がり込んできます。
かなり個性的な家族の中で、おかあさん(トニ・コレット)と娘のオリーブだけがまともです。

見事にバラバラな家族が、これまたおんぼろのミニバスで旅に出ます。
信じられないほどのおんぼろバスで、まともにスタートも出来ません。
クラッチが壊れているので皆で車を押して、車がなんとか走り出したところで一人づつ車に飛び乗るのです。
これがとってもこの家族の姿を表しています。

子供のミスコンなんて、大人にしてみればどうでも良さそうなオリーブの夢を叶えるためにバラバラな家族がだんだん力を合わせはじめるのです。
そして皮肉なことにオリーブの夢に近づけば近づくほど
お父さんの夢もお兄ちゃんの夢も無残に消えてしまいます。
伯父さんの希望もおじいちゃんの命さえも。。。。

かなり悪趣味なミスコンをぶっ壊して車に乗り込むフーヴァー家の人々は、とっても吹っ切れた顔をしていました。
ミスコンに来る道ではミニバスに乗り込むときに引っ張りあげてもらったオリーブも
帰りは自力で飛び乗ってました。
ミスコンで優勝できなかったけど、ちゃんとオリーブも成長してたんだね。

「負け組とは負けることを恐れて挑戦しない者のことを言うんだ。」
不良じいさんもいいことを言います。
バラバラな家族がミニバスに乗り込んだことが、フーヴァー家の挑戦の始まりだったのかもしれません。

今年初めての映画鑑賞。
とってもあったかい気持ちになりました。
唯一の気がかりは「不良じいちゃんのその後」です。
どう考えても、あれで済むはずはないんですけどねー。








納豆が消えた日

2007-01-16 | 日々のこと
納豆がある健康番組で取り上げられて品薄状態になってる。
。。。それは知っていた。
でもね、それは都会の話でうちのあたりは関係のないことだと思ってた。
そしたら2~3日前から
納豆の売り場がなんだかガラーンとし始めて、
昨日は値段がいつもより上がっていた。

納豆の定価って知らないけど
私がいくスーパーでは3パック78円とかで売ってたよ。
少なくともフツーの納豆を100円以上で買った記憶はないなぁ。。
納豆騒動がジワジワ迫ってきてるのを感じつつ
昨日まではまだ冷静だった。

そしたら今日、売り切れ。ですと!
しばらく品薄が続きますって張り紙を読んだら
なんかすっごく心細くなってきた。
納豆と卵が入ってない冷蔵庫なんて、ありえないでしょ。

何はなくとも納豆と卵。
在庫はあと3パック。。。。

納豆食べたからって痩せたりしないと思うんですよねー。
だって私、毎日食べてるのに痩せないもん。
だから買い占めてる人たち、早く気がついてほしい。
要はバランスの問題だと思うんですよねー。

あーなんか腹立つ。
納豆、思い切り食べたーい。




反省

2007-01-15 | 日々のこと

かれこれ1週間近く勝手に沈殿してました。
原因はちょっとした言葉の受け取り方の違いです。
20年以上の付き合いなのに、まだそんなことが起こるんですね。
夫婦って奥が深いです(苦笑)

向こうが意識せずに軽く言った事を
私が誤解して聞き取って、そこから沈殿が始まったのです。
悪いほうへ考え出すと転がるのは早いです。
転がりすぎてあまりにも遠くに来てしまったので、帰るのが嫌になったほどです。
でも、そこは私の居たい場所じゃなかったし、
ひとりで憶測していても答えなんか出るはずのない問題だったので
思い切って自分の沈殿の理由を話してみました。

子供には「わからないことがあったら、すぐに先生に聞きなさい」。。なんていうくせに
人に「聞く」というのは勇気がいるものです。
自分が先回りして悪い答えを出している時はなおさらです。
でも、聞いて、自分の考えを話したのは良かったです。
ちゃんと解決しました。
良い方向に。

長いこと不機嫌だったので
誤解が解けたからといって、すぐに元通りにはなりません(笑)
バツが悪い。。。
だから、ちょっとお酒の力を借りました。
夕方から、二人で飲みに出かけました。
最近発見した私のお気に入りのお店に。


写真は撮らなかったので、お店のHPから拝借しました
「サーロインステーキのグリルサラダ風」。。だったと思う。
薄くスライスしたステーキを野菜と一緒に赤ワインのソースで食べます。
肉だけじゃなくて魚もパスタも
とってもおいしいお店です。

テーブルとテーブルの間を布のスクリーンで仕切ってあって
隣のことはほとんど気になりません。
ゆったりとテーブルが8つぐらいでしょうか。
声高に話す人もいないし、
丁寧なおいしい料理がゆっくりと出てきて、
お店の方がいいタイミングでお酒のおかわりを勧めてくれるので
お酒もスイスイ進みます(爆)

おかげでなんとか修復しました。(たぶん)
でも今朝はしんどかった。。。。
ちょっと飲みすぎて頭が痛かったです。
でも胸の痛みよりはずっとマシです。

なんつーか。。。いつまでたっても未熟者だなぁ。。
と反省した出来事でした。








メンテナンス

2007-01-13 | 日々のこと

いろいろあって、淀んでます。自分。
自分が勝手に淀んでるんだから
自力で抜けなきゃいけないんですけど、
淀みにはまっちゃうと、なかなか抜け出せないモンです。

なにかひとつバシッとしたことがあれば
気が晴れるんですけどね。

淀みも長く居れば居るほど
居心地が良くなって来るのが、ちょっと恐いです。
ニートの皆さんの気持が分かるような
ちょっと危ない自分です。

うまく抜けたら明日も更新しますけど
抜けられなかったら、ちょっとお休みします。
メンテナンス中、ということで。。。。





今年の目標、など。

2007-01-11 | 歌 ときどき ピアノ
今日は歌のレッスン始めでした。
まるまる3週間間があいて、その間全然歌わず、発声すらせず
だから当然、新しい曲の歌詞も暗記は出来ず
さすがにこれじゃまずいんで、おとといのピアノの帰り道から
イーグルスの「デスペラード」ばっかり聞いていました。

まずは聞くこと。
そして、台所で歌ってみる。
ジャガイモむいたり、ほうれん草ゆでたりしながら。
だからいっつも楽譜はシミだらけで汚いです。

泥縄でもやらないよりはマシ。
今日は先生にお褒めの言葉を頂きました。
前回の課題曲の仕上げだったんですけど
「こんなふうに歌えるのはチョコさんだけだ。チョコさんらしい。」って
すごくビミョーな言葉だったので、思わず
「それは褒め言葉なんですか?」って聞いてしまいました。
「もちろんだよ~」ってことですが、どうなんでしょうね(苦笑)

レッスンを始めてから、丸2年が過ぎました。
始めの頃は、発声の時に声がのどに強く当たりすぎて痛かったりしたのですが
そんなこともなくなりました。
無理に高い声を出すよりも、安定した声をちゃんと響かせて出せるようになりたい、というのが
今年の目標です。

「デスペラード」も、いけそうじゃないの、という先生の言葉を信じて
3月のセッションの時に歌えたらいいんだけど。
年に3回のセッションで2曲づつ新しい曲を歌う、というのもひとつの目標、かな?
9月までに6曲ってことは毎月1曲は覚えるってことで
その中から発表会の曲を選んで。。。。
そんなことを考えると、また今年もあっという間に過ぎてしまいそうです。

ま、目標ですから。
目標は、少し、ほんの少しだけ高めのほうが気持に張りが出ますからね。


ここまで書いて記事をUPしてからお風呂に入って
つらつら考えたら
セッションで毎回違う曲を歌う、という目標は去年クリアしてましたっ
すごい大変なことだと思ってたけど
去年は何気にやってたみたいです。
今年は覚えるだけじゃなくて質を高めよう、ということで無理やりまとめます
暮れにはちゃんと1年を振り返って反省することも必要ですね。







日本インターネット映画大賞

2007-01-10 | 映画・DVDいろいろ

「日本インターネット映画大賞2006」様から投票のお誘いを頂いたので
今さら、ですが、昨年観た映画の総括をしてみました。

映画ブログでもないし、それほどの数の映画を観たわけでもないのですが
自分なりに心に残った映画を投票させていただくことにしました。
外国映画と邦画の部門があるのですが
邦画はたぶん5本以上は観てないので、外国映画部門だけ投票することにします。

『投票ルール』

・選出作品は5本以上10本まで
・持ち点合計は30点
・1作品に投票できる最大は10点まで

『外国映画用投票フォーマット』

《作品賞》
   
    プルートで朝食を        6点

    父親たちの星条旗       4点

    硫黄島からの手紙       4点

    ホテルルワンダ         4点

    ユナイテッド93         4点

    キンキーブーツ         3点

    トランスアメリカ         3点

    ブロークバックマウンテン   2点  

《監督賞


クリント・イーストウッド     父親たちの星条旗
                  硫黄島からの手紙

《コメント》

戦争映画が大嫌いな私が、たぶん初めてお金を払って映画館で観た戦争映画です。
戦争って少なくとも戦勝国の国民は不幸ではないと思っていました。
でも、そんなわけないんですね。
戦争に関った国全てが大きな傷を負うことになるんですね。
戦争で戦った両方の国の視点で見ることによって、戦争のむごさや愚かさが良く分かりました。

《主演男賞》

キリアン・マーフィー     プルートで朝食を
                 麦の穂をゆらす風

《コメント》

「プルートで朝食を」のキトゥンのキャラクターの魅力はキリアン・マーフィーにしか演じられなかったと思います。
ちょっと間違うとただの不思議キャラになってしまいそうなキトゥン。
キリアンの中性的な雰囲気が、キトゥンをなにか「この世の生き物ではない素晴らしい生き物」に見せてくれました。
文句なしで昨年のナンバー1です。
そしてキトゥンとは全く違う顔を見せた「麦の穂をゆらす風」のデミアン役。
その演技の幅の広さがとても印象に残った男優さんです。

《主演女優賞》

フェリシティ・ハフマン    トランスアメリカ

《コメント》

性同一性障害に悩む男の人を女が演じる。。すごくややこしいですね。
そのややこしさがブリーという役柄を余計にリアルに感じさせてくれました。
主演女優、ということでいいのか。。いいんですよね。。。混乱。

《助演男優賞》

該当なし

《助演女優賞》

アン・ハサウェイ      ブロークバックマウンテン
                プラダを着た悪魔

《コメント》

「ブロークバック~」のミシェル・ウイリアムズとどちらか、と悩みました。
男同志の愛情を描いた映画の中で、ミシェル・ウイリアムズの演技がずっと光っていたのですが
あの電話のシーン、あの時のアン・ハサウェイの目、表情がそれを上回って印象に残りました。
ほんの一瞬のことなんですけどね。

《新人賞》

該当なし


最後に・・・
こうして改めて思い返してみると
昨年の傾向がはっきり分かりますね。

性同一性障害に悩みながらも自分らしく生きようとする主人公の姿を描いた映画と
もうひとつは「戦争」です。
過去の戦争、内戦、テロ。
たくさんの情報があふれる世の中で、自分が知ろうとしなかったことを昨年は映画の中で見せつけられました。

今年はどんな映画と出会うのか、どんな世界を知ることが出来るのか。
映画の中にあるのは娯楽だけではないみたいです。