ビター☆チョコ

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石田さんち

2007-01-05 | 日々のこと
テレビはあまり見ないのですが
昨日の夜は「石田さんち」の放送があるというので
いそいそとテレビの前に座りました。

石田さんち。というのは7男2女(。。だったと思う。とにかく大人数)
の子供がいる大家族で核家族です。
その家族の日常をテレビが10年にもわたって取材しています。

赤ちゃんがやんちゃな小学生になり
高校生だった長男は結婚することになり
その間にあった反抗期や病気や喧嘩や喜びや
そして洗濯物でいっぱいの家庭の中や
本気の夫婦喧嘩まで、私たちは見続けています。

だから年に1度か2度。
不定期の放送があることをテレビ欄で知ると
まるで親戚の子供の成長を見るような気持ちでチャンネルを合わせてしまうのです。

口は悪いけど筋の通らないことは許せないお父ちゃんと
豪快で大雑把だけど、しっかり子供を受け止めてるおかあちゃん。
「20歳になったら自分のことは自分で決めろ」と言い切る潔さと、
絶妙のタイミングで出す助け舟の的確さ。
同じ親として、考えさせられてしまいます。

さて今回の放送では、高校時代、遊びほうけてかなりヤバかった3男坊が
ちゃんと自覚を持った大人になりつつある姿を見てすごく嬉しかったです。
うちの息子がちょうどあのヤバイ時期の3男坊と同じような年頃で、
「いったいコイツは、何を考えて生きてるんだろ」と親として悩む日々です。
考えてたらまだマシなのですが、何も考えてないように見えるのがすごく歯がゆいのです。
そんな歯がゆさや苛立たしさが、あの3男坊の成長を見て少し消えました。
もうちょっと・・・待ってみようと思います(苦~)

長男の結婚式にビデオレターを撮る事になって
大きい子供達は久しぶりに顔を合わせます。
違う道をそれぞれ歩き出した子供達ですが、
その根っこには、あのお父ちゃんとお母ちゃんが育ててきた暖かなものが、ちゃんとあるみたいです。

昨日からニュースを賑わせている事件。
犯人と被害者。。兄妹なのにそう呼ばれる事になった兄妹の間には3年間会話がなかった。と新聞で読みました。
誰もそんなことを望んで育てるはずはないのに
どこがどう違えば、そんな悲しいことが起こってしまうのか。
なにか事件が起これば
「親」と「家庭環境」に責任を押し付けるのはどうかとは思うけれども
一見、かなりゴチャゴチャで無秩序な「石田さんち」が
とてつもなく暖かで懐の深い家庭に見えてしまった昨日でした。